time_to_string関数は、項目参照の値または時刻リテラルを時刻型とみなし、指定されたフォーマットで文字列を返却します。指定するデータは、標準時刻形式である必要があります。
time_to_string関数の書式を以下の図に示します。
図4.30 time_to_string関数の書式
日時変換書式は、以下の文字列とセパレータ文字を使用して、任意の順番で指定できます。書式要素は、1つ以上指定してください。
カテゴリ | 書式要素 | 変換後の長さ | 変換後の範囲 | 備考 |
---|---|---|---|---|
時 | hh | 2文字(固定) | 00~23 | |
h | 可変 | 0~23 | 先頭に0を付加しません。 | |
分 | mm | 2文字(固定) | 00~59 | |
m | 可変 | 0~59 | 先頭に0を付加しません。 | |
秒 | ss | 2文字(固定) | 00~59 | |
s | 可変 | 0~59 | 先頭に0を付加しません。 |
名称 | 文字 |
---|---|
半角空白 | |
コロン | : |
ピリオド | . |
カンマ | , |
スラッシュ | / |
ハイフン | - |
セパレータ文字指定無し |
注意
本関数に時、分および秒は指定できません。
セパレータ文字以外で、同じカテゴリの書式要素を複数指定できません。(例->hh:hh:mm)
セパレータ文字は連続して指定できません。(例->hh::mm::ss)
セパレータ文字を、先頭または末尾に指定できません。(例->:hh:mm:ss:)
セパレータ文字だけを指定することはできません。(例::::)
参照
項目参照については、“3.1.9 項目参照”を参照してください。
時刻リテラルについては、“3.1.6 リテラル”を参照してください。
変換が正常に動作した場合は、文字列型を返します。項目参照の値が空の場合は空を返します。
$出勤時刻が“08:30:45”の場合
time_to_string($出勤時刻, "hh:mm")
文字列として、“08:30”を出力します。