trunc_date関数は、標準日付形式データに指定された単位で切り捨てて、標準日付形式で返却します。
trunc_date関数の書式を以下の図に示します。
図4.31 trunc_date関数の書式
以下に、指定可能な切捨て単位とその結果を示します。
切捨て単位 | 意味 | 標準形式の日付 | 切捨て結果 |
---|---|---|---|
YEAR | 年で切捨て | 1月1日 ~ 12月31日 | 当年の1月1日 |
JYEAR | 年度で切捨て | 4月1日 ~ 3月31日 | 当年度の4月1日 |
MONTH | 月で切捨て | 1日 ~ 31日 | 当月の1日 |
HALF | 半期で切捨て | 1月1日 ~ 6月30日 | 当年の1月1日 |
7月1日 ~ 12月31日 | 当年の7月1日 | ||
JHALF | 年度の半期で切捨て | 4月1日 ~ 9月30日 | 当年の4月1日 |
10月1日 ~ 12月31日 | 当年の10月1日 | ||
翌年の1月1日 ~ 3月31日 | 当年の10月1日 | ||
QUARTER | 四半期で切捨て | 1月1日 ~ 3月31日 | 当年の1月1日 |
4月1日 ~ 6月30日 | 当年の4月1日 | ||
7月1日 ~ 9月30日 | 当年の7月1日 | ||
10月1日 ~ 12月31日 | 当年の10月1日 |
注意
引数に指定した項目参照、または日時関数の結果が空の場合には、本関数の返却値は、空となります。
引数に指定した項目参照、または日時関数の結果の形式と関数が対応していない場合には、空が返却されます。
関数名に、指定可能な切捨て単位が設定されていない場合には、構文エラーとなります。
本関数を実行した結果、「年」が「0001」の前年となる場合には、空として扱われます。
参照
項目参照については、“3.1.9 項目参照”を参照してください。
convert_date関数については、“4.4.4 convert_date関数”を参照してください。
変換が正常に動作した場合は、日付型を返します。
$日付1“2010-04-01”を半期で切り捨てる場合
trunc_date($日付1,"HALF")
結果として、“2010-07-01”を出力します。
$日付2“FRI APR 16 2010”を月で切り捨てる場合
trunc_date(convert_date($日付2,"DY MON DD YYYY"), "MONTH")
結果として、“2010-04-01”を出力します。