span_time関数は、第1引数の時刻値と、第2引数の時刻値の差を求めます。秒換算で結果を出力します。
span_time関数の書式を以下の図に示します。
図4.28 span_time関数の書式
注意
第1引数より第2引数が大きい場合には、マイナス(-)が付加されて結果を返却します。
引数に指定した項目参照、または日時関数の結果が空の場合には、空が返却されます。
引数に指定した項目参照のデータ値が標準時刻形式に一致していない場合は、空が返却されます。
引数に指定した項目参照、または日時関数の結果の形式と関数が対応していない場合には、構文エラーとなります。
第1引数と第2引数の両方同時に時刻リテラルは指定できません。
第1引数、または、第2引数に指定した項目参照の値が複数存在する場合には、連結機能、集計機能、ソート機能では、先頭の値が対象となります。抽出機能では、異常終了します。
関数復帰値を用いて算術演算をする場合は、val関数を使用してください。
参照
項目参照については、“3.1.9 項目参照”を参照してください。
convert_time関数については、“4.4.6 convert_time関数”を参照してください。
時刻リテラルについては、“3.1.6 リテラル”を参照してください。
変換が正常に動作した場合は、数値型を返します。
$時間1が“09:10:25”、$時間2が“09:00:00”の場合
span_time($時間1,$時間2)
数値として、“625”を出力します。(単位は秒)
$時間2が“09:00:00”の場合
span_time(time("08:40:00"), $時間2)
数値として、“-1200”を出力します。(単位は秒)