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Big Data Integration ServerV1.4.0 加工編リファレンス集
FUJITSU Software

4.4.6 convert_time関数

convert_time関数は、項目参照で示される内容を、標準時刻形式に変換します。

convert_time関数の書式を以下の図に示します。

図4.15 convert_time関数の書式


データ書式

データ書式は、以下の書式要素と書式要素のセパレータ文字を使用して、任意の順番で指定できます。

表4.18 データ書式に指定可能な文字列

カテゴリ

書式要素

変換後の長さ

変換後の範囲

内容

hh

2文字(固定)

00~23

時(0時~23時)

mm

2文字(固定)

00~59

分(0分~59分)

ss

2文字(固定)

00~59

秒(0秒~59秒)


表4.19 データ書式のセパレータ文字に指定可能な文字

名称

文字

半角空白

コロン

ピリオド

.

カンマ

,

スラッシュ

/

ハイフン

-

セパレータ文字指定なし


表4.20 指定可能な書式要素の組合せ

変換関数の種類

組合せ

備考

convert_time

hh:mm:ss

-


参照

項目参照については、“3.1.9 項目参照”を参照してください。

注意

  • 変換元データの内容が、データ書式と完全に一致している必要があります。

  • 項目参照にデータが存在しない場合は、変換結果を空として扱います。

  • 項目参照のデータが、指定したデータ書式と異なる場合は変換結果を空として扱います。

  • 同じカテゴリの書式要素を2回以上指定できません。

  • 秒のあとに"."(ピリオド)がついている場合、"."(ピリオド)のあとをミリ秒と判断します。変換元のデータにミリ秒が存在する場合、切り捨てます。

  • 書式要素のセパレータ文字を、2文字以上連続で指定できません。

  • 書式要素のセパレータ文字を、データ書式の先頭および末尾に指定できません。

  • 下記の書式要素にセパレータ文字が含まれない場合には、書式要素は固定の長さで処理されます。

    表4.21 書式要素と固定の長さ

    カテゴリ

    書式要素

    長さ

    hh

    2文字

    mm

    2文字

    ss

    2文字

    ミリ秒

    なし

    3文字


復帰値

変換が正常に動作した場合は、時刻型を返します。


例1

$時間1“23-30-00”を標準日時形式に変換します。

convert_time($時間1,"hh-mm-ss")

結果は、“23:30:00"”になります。

例2

$時間2“9:00:00.123456”を標準日時形式に変換します。

convert_time($時間2,"hh:mm:ss")

ミリ秒は切り捨てられて、結果は“09:00:00”になります。

例3

$時間3“090000.123”を標準日時形式に変換します。

convert_time($時間3,"hhmmss"))

結果は“09:00:00”になります。

例4

$時間4“900.123”を標準日時形式に変換します。

convert_time($時間4,"hhmmss")

秒の00が省略されているため、結果は空になります。