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Big Data Integration ServerV1.4.0 加工編リファレンス集
FUJITSU Software

4.4.3 add_to_time関数

add_to_time関数は、第1引数の標準時刻形式の値に対して、第2引数の値を加算単位で加算して結果を返却します。

第2引数の値にマイナス値を指定することで、除算できます。

add_to_time関数の書式を以下の図に示します。

図4.12 add_to_time関数の書式


加算単位

加算の単位として、以下のいずれかを指定します。

表4.11 加算単位に指定できる文字列

加算単位

内容

HOUR

MINUTE

SECOND


注意

  • 第2引数の値にマイナス値を指定した場合は、第1引数より過去の結果を返却します。

  • 加算関数と加算単位の組合せが一致しないと、構文エラーとなります。

  • 数値リテラルに小数値を指定した場合は、構文エラーとなります。

  • 第2引数に項目参照を指定した場合、項目参照の値に小数値が含まれるときはデータエラーとなります。

  • 第1引数、または、第2引数の値にデータが存在しない場合は、計算結果を空として扱います。

  • 第2引数に項目参照を指定した場合は、18桁を超える数値が項目参照の値に指定された場合は、オーバーフローのエラーとなります。

  • 第1引数、または、第2引数に指定した項目参照の値が複数存在する場合には、連結機能、集計機能、ソート機能では、先頭の値が対象となります。抽出機能では、異常終了します。


参照


復帰値

変換が正常に動作した場合は、時刻型を返します。


例1

$時間1“9:10:25”に30分を加算します。

add_to_time($時間1,30,"MINUTE")

結果は、“9:40:25”になります。

例2

$時間2“12:00:00”に13時間を加算します。

add_to_time($時間2,13,"HOUR")

結果は“01:00:00”になります。

例3

$時間2“12:00:00”から、14時間を減算します。

add_to_time($時間2,-14,"HOUR")

結果は“22:00:00”になります。