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Big Data Integration ServerV1.4.0 加工編リファレンス集
FUJITSU Software

4.4.2 add_to_datetime関数

add_to_datetime関数は、第1引数の標準日時形式の値に対して、第2引数の値を加算単位で加算して結果を返却します。

第2引数の値にマイナス値を指定することで、除算できます。

add_to_datetime関数の書式を以下の図に示します。

図4.11 add_to_datetime関数の書式

加算単位

加算の単位として、以下のいずれかを指定します。

表4.10 加算単位に指定できる文字列

加算単位

内容

YEAR

MONTH

WEEK

DAY

HOUR

MINUTE

SECOND


注意

  • 第2引数の値にマイナス値を指定した場合は、第1引数より過去の結果を返却します。

  • 加算関数と加算単位の組合せが一致しないと、構文エラーとなります。

  • 数値リテラルに小数値を指定した場合は、構文エラーとなります。

  • 第2引数に項目参照を指定した場合、項目参照の値に小数値が含まれるときはデータエラーとなります。

    • 計算した結果が上限を超える、または、下限を下回る場合は、計算結果を空をとして扱います。範囲は、“0001年1月1日~9999年12月31日”です。

  • 第1引数、または、第2引数の値にデータが存在しない場合は、計算結果を空として扱います。

  • 第2引数に項目参照を指定した場合は、18桁を超える数値が項目参照の値に指定された場合は、オーバーフローのエラーとなります。

  • 第1引数、または、第2引数に指定した項目参照の値が複数存在する場合には、連結機能、集計機能、ソート機能では、先頭の値が対象となります。抽出機能では、異常終了します。


参照


復帰値

変換が正常に動作した場合は、日時型を返します。


例1

$日時1“2009-07-22 23:30:00”に1週を加算します。

add_to_datetime($日時1,1,"WEEK")

結果は、“2009-07-29 23:30:00"”になります。

例2

$日時1“2009-07-22 23:30:00”に2時間を加算します。

add_to_datetime($日時1,2,"HOUR")

結果は“2009-07-23 01:30:00”になります。

例3

$日時2“  ”(空)に、5日を加算します。

add_to_datetime($日時2,5,"DAY")

第1引数のデータが空の場合、結果は空になります。

例4

$日時1“2009-07-22 23:30:00”に$月数2“  ”(空)を加算します。

add_to_datetime($日時1,$月数2,"MONTH")

第2引数のデータが空の場合、結果は空になります。

例5

$日時1“2009-07-22 23:30:00”に9999年を加算します。

add_to_datetime($日時1,9999,"YEAR")

結果は空になります。