add_to_datetime関数は、第1引数の標準日時形式の値に対して、第2引数の値を加算単位で加算して結果を返却します。
第2引数の値にマイナス値を指定することで、除算できます。
add_to_datetime関数の書式を以下の図に示します。
図4.11 add_to_datetime関数の書式
加算の単位として、以下のいずれかを指定します。
加算単位 | 内容 |
---|---|
YEAR | 年 |
MONTH | 月 |
WEEK | 週 |
DAY | 日 |
HOUR | 時 |
MINUTE | 分 |
SECOND | 秒 |
注意
第2引数の値にマイナス値を指定した場合は、第1引数より過去の結果を返却します。
加算関数と加算単位の組合せが一致しないと、構文エラーとなります。
数値リテラルに小数値を指定した場合は、構文エラーとなります。
第2引数に項目参照を指定した場合、項目参照の値に小数値が含まれるときはデータエラーとなります。
計算した結果が上限を超える、または、下限を下回る場合は、計算結果を空をとして扱います。範囲は、“0001年1月1日~9999年12月31日”です。
第1引数、または、第2引数の値にデータが存在しない場合は、計算結果を空として扱います。
第2引数に項目参照を指定した場合は、18桁を超える数値が項目参照の値に指定された場合は、オーバーフローのエラーとなります。
第1引数、または、第2引数に指定した項目参照の値が複数存在する場合には、連結機能、集計機能、ソート機能では、先頭の値が対象となります。抽出機能では、異常終了します。
参照
項目参照については、“3.1.9 項目参照”を参照してください。
数値リテラルについては、“3.1.6 リテラル”を参照してください。
convert_datetime関数については、“4.4.5 convert_datetime関数”を参照してください。
変換が正常に動作した場合は、日時型を返します。
$日時1“2009-07-22 23:30:00”に1週を加算します。
add_to_datetime($日時1,1,"WEEK")
結果は、“2009-07-29 23:30:00"”になります。
$日時1“2009-07-22 23:30:00”に2時間を加算します。
add_to_datetime($日時1,2,"HOUR")
結果は“2009-07-23 01:30:00”になります。
$日時2“ ”(空)に、5日を加算します。
add_to_datetime($日時2,5,"DAY")
第1引数のデータが空の場合、結果は空になります。
$日時1“2009-07-22 23:30:00”に$月数2“ ”(空)を加算します。
add_to_datetime($日時1,$月数2,"MONTH")
第2引数のデータが空の場合、結果は空になります。
$日時1“2009-07-22 23:30:00”に9999年を加算します。
add_to_datetime($日時1,9999,"YEAR")
結果は空になります。