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Big Data Integration ServerV1.4.0 加工編リファレンス集
FUJITSU Software

3.2.3 文字列検索

キーワード検索の1つである、文字列による検索では、要素の値が、文字列で指定された値と完全に一致する文書や大小関係にある文書を検索します。文字列による大小比較を行うことができるため、日付の検索などの数字と文字とが混在した値の検索に利用できます。


文字列検索の定義を以下の図に示します。


図3.18 文字列検索の定義

図3.19 文字列の定義

文字列検索の以下について説明します。

完全一致

要素の値と文字列が等しいかどうかを調べます。


/root/areaが示す要素の値が“神奈川県横浜市港北区”という文字列と等しいデータを検索します。

/root/area == '神奈川県横浜市港北区'

大小比較

要素の値と文字列を文字コード値で文字列の左から右の順に大小比較します。



注意

  • 文字列の完全一致、または大小比較ではパス式の最後に、パス演算子“//”は指定できません。

  • 文字列の完全一致、または大小比較ではパス式の最後に、パス要素“*”は指定できません。

  • 文字列の完全一致、または大小比較では項目式に、"$_"は指定できません。

  • 文字列比較の場合は、XML文書中の検索対象とする要素の値と、キーワードで指定する文字列の桁数をそろえておく必要があります。

ポイント

日付や時間を大小比較する場合は、日時関数を使用してください。

日時関数の詳細については、“4.4 単一行関数(日時関数)”を参照してください。

参照

rtrim関数の詳細については、“4.2.4 rtrim関数”を参照してください。