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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

13.3.4 ワークユニット

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Jakarta EE 8機能名/定義名

Jakarta EE 8定義方法

説明

IJServerタイプ

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Type>

Interstage管理コンソールのIJServer設定 > IJServerタイプ

IJServerのタイプを指定します。
Jakarta EE 8では、GlassFish Serverクラスターのタイプを指定することはできません。
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一JavaVMで運用/Webアプリケーションのみ運用/EJBアプリケーションのみ運用のいずれかのタイプからGlassFish Serverクラスターへ移行する場合、GlassFish Serverクラスターを1つ作成します。
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用するタイプからGlassFish Serverクラスターへ移行する場合、Web用とEJB用のGlassFish Serverクラスターをそれぞれ作成します。

プロセス多重度

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><ProcessConcurrency>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > プロセス多重度

GlassFish Serverインスタンス

asadmin create-local-instance/delete-local-instanceサブコマンドでインスタンスの追加、削除を行います

アプリケーションプロセスの数を指定します。
J2EEではプロセス多重度でプロセスの数を指定しますが、Jakarta EE 8ではGlassFish Serverインスタンス名を指定して追加・削除を行います。

クラスパス

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><ClassPaths>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > クラスパス

クラスパスのサフィックス

asadmin setサブコマンドで以下の定義項目を更新します。
[GlassFish Serverクラスター名].java-config. isjee-classpath-suffix

アプリケーションが動作時に使用するクラスパスを指定します。

アプリケーション固有ライブラリパス

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><ApplicationClassPaths>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > アプリケーション固有ライブラリパス

ライブラリ

asadmin deployサブコマンドの--librariesオプションで指定します。

アプリケーション固有のライブラリを使用する場合、そのパスを指定します。
J2EEのアプリケーション固有ライブラリパスはすべてのアプリケーションで有効になりますが、Jakarta EE 8のライブラリは配備したアプリケーションだけ有効となります。
Jakarta EE 8のライブラリを変更する場合、設置先の同名モジュールを置き換えるか、再配備が必要です。
Jakarta EE 8のライブラリではclassの設定はできません。

パス

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><PathsForApplication>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > パス

アプリケーションが動作時に使用するパスを指定します。
Jakarta EE 8では、PCMIプロファイルの環境変数で指定します。

PCMIプロファイルの定義項目については、「6.2.1 PCMIプロファイルの変更方法」、「8.2 PCMIサービスの定義項目」を参照してください。

ライブラリパス

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><LibrariesForApplication>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 >ライブラリパス

アプリケーションが動作時に使用するライブラリパスを指定します。
Jakarta EE 8では、PCMIプロファイルの環境変数で指定します。

PCMIプロファイルの定義項目については、「6.2.1 PCMIプロファイルの変更方法」、「8.2 PCMIサービスの定義項目」を参照してください。

環境変数

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><EnvironmentVariables>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > 環境変数

環境変数

PCMIプロファイルの以下のタグで指定します。
<Profile><EnvironmentVariables><Variable>

アプリケーションが動作時に使用する環境変数を指定します。

Javaバージョン

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><JavaVersion>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > Javaバージョン

Javaバージョン

Javaバージョンを選択します。
J2EEでは、IJServerワークユニット単位で指定できましたが、Jakarta EE 8では、Jakarta EE 8運用環境全体への指定となります。
Jakarta EE 8では、インストール時での設定となります。

Java VMオプション

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><JavaCommandOptions>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > Java VMオプション

JVMオプション

asadmin create-jvm-options/delete-jvm-optionsサブコマンドでJVMオプションの追加・削除を行います。

Javaコマンドに指定するオプションを指定します。

Javaヒープ領域/メタスペース不足時の制御

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><ReactivationOfProcessAtOutOfMemory>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > Javaヒープ領域/メタスペース不足時の制御

Javaヒープ領域/メタスペース不足時の制御

PCMIプロファイルの以下のタグで指定します。
<Profile><FJVM><RestartProcessAtOutOfMemory>

ワークユニット自動起動

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><AutomaticStart><Mode>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > ワークユニット自動起動

サービス起動時の出口機能

出口機能定義ファイル(pcmi.properties)のpcmi.adapter.startに起動時スクリプトを指定。スクリプトにDASやGlassFish Serverインスタンスの起動コマンドを記述します。

起動ユーザー名

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><AutomaticStart><User>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > 起動ユーザー名

運用ユーザー

ijsetoperatoridコマンドで指定します。

GlassFish ServerクラスターのJavaアプリケーションプロセスを起動するユーザーを指定します。
J2EEでは、IJServerワークユニット単位で指定できましたが、Jakarta EE 8では、Jakarta EE 8運用環境全体への指定となります。

アプリケーション最大処理時間

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><ProcessingTime><MaximumProcessingTime>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > アプリケーション最大処理時間

アプリケーション最大処理時間

PCMIプロファイルの以下のタグで指定します。
<Profile><ApplicationProcessingTime><MaximumProcessingTime>

アプリケーションの最大処理時間を指定します。

アプリケーション最大処理時間超過時の制御

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><TerminateProcessModeForTimeout>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > アプリケーション最大処理時間超過時の制御

アプリケーション最大処理時間超過時の制御

PCMIプロファイルの以下のタグで指定します。
<Profile><ApplicationProcessingTime><TerminateProcessForTimeout>

アプリケーション最大処理時間超過時の制御を指定します。

ワークユニット起動待ち時間

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><StartupMonitorTime>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > ワークユニット起動待ち時間

プロセス起動待ち時間

PCMIプロファイルの以下のタグで指定します。
<Profile><MaximumStartupTime>

プロセスの起動が完了するまでの監視時間を指定します。

プロセス強制停止時間

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><ShutdownMonitorTime>


Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > プロセス強制停止時間

プロセス停止待ち時間

PCMIプロファイルの以下のタグで指定します。
<Profile><MaximumStopTime>

プロセスの停止が完了するまでの監視時間を指定します。

リトライカウント

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><ApplicationRetry><AbnormalTerminationCounts>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > リトライカウント

リトライカウント

PCMIプロファイルの以下のタグで指定します。
<Profile><ProcessAutoRestart><RetryCount>

プロセスが異常終了した場合の、自動再起動回数の上限を指定します。

リトライカウントリセット時間

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><RetryCountResetTime>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > リトライカウントリセット時間

リトライカウントリセット時間

PCMIプロファイルの以下のタグで指定します。
<Profile><ProcessAutoRestart><RetryCountResetTime>

プロセスが異常終了した場合の、自動再起動回数がリセットされる時間を指定します。

デバッグ起動

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><JavaDebugStart>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > デバッグ起動

デバッグ

asadmin setサブコマンドで以下の定義項目を更新します。
[GlassFish Serverクラスター名].java-config.debug-enabled

Javaアプリケーションプロセスをデバッグ起動するかどうかを指定します。

カレントディレクトリ

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><CurrentDirectory><Directory>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > カレントディレクトリ

カレントディレクトリのパス

Jakarta EE 8ではカレントディレクトリのパスは変更できません。

カレントディレクトリのタイプ

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><CurrentDirectory><Type>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > カレントディレクトリ

Javaアプリケーションプロセスが使用するカレントディレクトリのタイプを指定します。
Jakarta EE 8では、カレントディレクトリのタイプを設定することはできません。

退避するカレントディレクトリの世代数

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Common><NumberOfRevisionDirectories>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > 退避するカレントディレクトリの世代数

退避するカレントディレクトリの世代数

PCMIプロファイルの以下のタグで指定します。
<Profile><CurrentDirectory><NumberOfGenerations>

プロセスが使用するカレントディレクトリを退避する世代数を指定します。

ログ出力ディレクトリ

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><Log><Directory>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > ログ出力ディレクトリ

ログ出力ディレクトリ

asadmin set-log-attributesサブコマンドで以下の定義項目を更新します。
com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.directory

ログ出力ディレクトリを指定します。

アプリケーション自動再起動失敗時の制御

IJServer定義ファイルの以下のタグで指定します。
<IJServer><ProcessDegeneracy>

Interstage管理コンソールのワークユニット設定 > アプリケーション自動再起動失敗時の制御

Javaアプリケーションプロセスの自動再起動に失敗した場合の制御を指定します。
Jakarta EE 8では、アプリケーション自動再起動失敗時の制御を指定することはできません。
アプリケーション自動再起動失敗時、配下に運用中のGlassFish Serverインスタンスが存在する場合、GlassFish Serverクラスターは縮退運用状態となります。
自動再起動失敗を契機にGlassFish Serverクラスターを停止したい場合は、システムログのPCMI1115メッセージを監視し、必要に応じてGlassFish Serverクラスターの停止操作を行ってください。