ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

12.16 データベース連携の異常

データベース連携に関連した以下のトラブルについて対処方法を説明します。

Symfoware ServerのNativeインターフェイスへの接続時の認証に失敗する場

Symfoware ServerのNativeインターフェイスへ接続するJDBC接続プールのプロパティにurlプロパティが指定されていると、接続時の認証に失敗する場合があります。「4.14.6 Symfoware ServerのNativeインターフェイス JDBCドライバ(Type2)」に記載されているプロパティが正しく設定されているか確認し、urlプロパティが設定されていた場合は削除してください。

JDBC接続プール「TestPool」のプロパティを確認する場合

C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin get resources.jdbc-connection-pool.TestPool.property.*

/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin get resources.jdbc-connection-pool.TestPool.property.*

上記のコマンドの結果にurlプロパティが含まれていたため、urlプロパティを削除する場合

C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin set resources.jdbc-connection-pool.TestPool.property.url=

/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin set resources.jdbc-connection-pool.TestPool.property.url=


ログJDBCRA0002が出力される場合

ログに「JDBCRA0002」が出力される場合、JDBCドライバの環境設定が正しく設定されているか確認してください。

詳細は「4.14.1 JDBCドライバの環境設定」を参照してください。

また、リポジトリーの同期化が行われていない可能性があります。domain.xmlの更新日時を現在時刻に更新してください。

詳細は「2.1.4 リポジトリーの同期化処理」を参照してください。


ログに「java.sql.SQLException: 自動コミットがオンの状態でコミットできませんでした」または、「java.sql.SQLException: 自動コミットがオンの状態でロールバックできませんでした」が出力される場合

Oracleデータベースを使用し、アプリケーション上のトランザクションで自動コミットを無効化していても、UserTransactionなどのGlassFishが管理するトランザクションを使用している場合、COMMITまたは、ROLLBACK実行時に以下の例外が発生する場合があります。

日本語メッセージが出力される場合

  • java.sql.SQLException: 自動コミットがオンの状態でコミットできませんでした

  • java.sql.SQLException: 自動コミットがオンの状態でロールバックできませんでした

英語メッセージが出力される場合

  • java.sql.SQLException: Could not commit with auto-commit set on

  • java.sql.SQLException: Could not rollback with auto-commit set on

事象が発生した場合は以下のいずれかの対処方法を検討してください。

詳細についてはデータベース製品のドキュメントを参照してください。