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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

12.15.4 その他の異常

定義項目の更新時、意図しない値が保存される

他のユーザーが以下により同時に操作を行ったため、指定値が上書きされた可能性があります。

同時に操作を行っているユーザーがいないかを確認し、必要に応じて操作を再度実行してください。


GlassFish Server管理コンソールを操作中に、Webサイトのコンテンツがブロックされたことを表すダイアログが出力される場合がある

上記ダイアログが出力されても、セキュリティ上の問題はありません。[閉じる]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じて処理を続行してください。

注意

上記ダイアログは、一例です。[about:blank]部分は異なる場合があります。


特定のGlassFish Serverクラスターの定義項目の更新時、変更した値が保存されない

GlassFish Serverクラスターのadmin-listenerのポート番号に正しい値が設定されていない場合、GlassFish Serverクラスターの設定を変更しても、変更した値が保存されない可能性があります。

この場合、以下に該当するか、GlassFish Serverクラスターの設定値を確認してください。

該当する場合、以下の対処をし、ポート番号を正しく設定してから定義項目の変更を行ってください。

  1. [クラスタ]-[<クラスター名>]-[インスタンス]タブを選択します。
    GlassFish Serverインスタンステーブルから、インスタンス名を確認します。

  2. pcmilistprocessesコマンドで、1.のGlassFish Serverインスタンスのプロセスの起動状態を確認します。実行結果に1.のGlassFish Serverインスタンスが表示された場合、そのGlassFish Serverインスタンスは起動しています。

  3. 2.で起動状態のGlassFish Serverインスタンスがあった場合、asadmin stop-local-instanceサブコマンドで停止してください。

    注意

    asadmin stop-local-instanceサブコマンドを実行した際、以下のメッセージが出力され、GlassFish Serverインスタンスを停止できない場合があります。

    CLI1306 Warning - server instance is not running.
    Command stop-local-instance executed successfully.

    その場合、asadmin stop-clusterサブコマンド、asadmin stop-domainサブコマンドを実行して、停止可能なGlassFish ServerクラスターおよびDASを停止したあと、PCMIサービスを再起動してください。そのあとで、asadmin start-domainサブコマンドを実行してDASを起動してください。

  4. GlassFish Serverクラスターのadmin-listenerのポート番号に正しい値を設定します。

    • [設定]-[<設定名>]-[ネットワーク設定]-[ネットワークリスナー]-[admin-listener]の「ポート番号」の設定値が、${ASADMIN_LISTENER_PORT}以外の場合、${ASADMIN_LISTENER_PORT}を設定してください。

    • [設定]-[<設定名>]-[システムプロパティ]の「ASADMIN_LISTENER_PORT」のデフォルト値が、他のプロセスやアプリケーションで使用されているポート番号などの異常な値の場合、正しい値を設定してください。

    • [設定]-[<設定名>]-[システムプロパティ]の「ASADMIN_LISTENER_PORT」のインスタンス値が、他のプロセスやアプリケーションで使用されているポート番号などの異常な値の場合、正しい値を設定してください。


サーバログに「ファイルを開きすぎです」のメッセージが出力される

サーバーログに以下のメッセージが出力される場合、プロセスで利用できるファイルディスクリプターが不足している可能性があります。

OM3014: An error occurred in the server application timer function. PCMI Error Code=1100
com.fujitsu.appsrv.pcmi.client.PcmiApiException: Communication error occurred. code = 1100
~スタックトレース~
Caused by: java.io.IOException: ファイルを開きすぎです
~スタックトレース~

この場合、以下を目安にファイルディスクリプターのチューニングを実施してください。

ファイルディスクリプターのチューニング方法については、以下を参照してください。

マニュアル「チューニングガイド」の「システムのチューニング」-「サーバ機能運用時に必要なシステム資源」