名前
add-instance-ref - GlassFish Serverインスタンスの情報の追加
形式
wscadmin add-instance-ref --webserver web_server_name --identifier identifier --target target address
機能説明
WebサーバーのGlassFish Serverクラスター連携設定に、GlassFish Serverインスタンスの情報を追加します。
WebサーバーとGlassFish Serverクラスターの連携が設定されていない場合、連携設定を追加します。
複数のGlassFish Serverインスタンスを追加する場合、本サブコマンドを繰り返し実行してください。
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--webserver | なし | 設定対象のWebサーバー名を指定します。 |
--identifier | なし | オペランドaddressの指定の際に使用する、GlassFish Serverインスタンス名を指定します。 |
--target | なし | GlassFish Serverインスタンスを追加するGlassFish Serverクラスター名、またはDASのインスタンス名(server)を指定します。 |
オペランド
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
address | 不可 | 連携設定に追加するIPアドレスとGlassFish ServerインスタンスのHTTPリスナーのポート番号を(IPアドレス):(ポート番号)の形式で指定します。(注) 例:192.0.2.1:28092 |
ポート番号には、システム上のアプリケーションを含むすべてのサービスにおいて、それぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。以下の値を設定しないでください。
システム内の他のサービス、システム上のアプリケーションが使用するポート番号
システムが動的に割り当てる領域のポート番号(エフェメラルポート)
ポート番号の設定については、「付録D ポート番号」を参照してください。
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
注意事項
負荷分散装置で複数のWebサーバーにリクエストを振り分ける運用を行う構成で、負荷分散装置がHTTPセッションを考慮せずに振り分けを行う場合、負荷分散装置に接続されたすべてのWebサーバーでGlassFish Serverインスタンス名を同一の構成に揃える必要があります。
WebサーバーとGlassFish Serverクラスターを同一のマシンで運用する場合は、asadminコマンドのcreate-web-server-refサブコマンドを使用してください。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMwsc\bin\wscadmin add-instance-ref --webserver FJapache --identifier Cluster001_001 --target Cluster001 192.0.2.1:28092 Command add_instance_ref executed successfully. |
/opt/FJSVwsc/bin/wscadmin add-instance-ref --webserver FJapache --identifier Cluster001_001 --target Cluster001 192.0.2.1:28092 Command add_instance_ref executed successfully. |