ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER 活用ガイド<メッセージ集>
FUJITSU Software

6.1.4 致命的エラー(FATAL)メッセージ

この章では、switchlog ファイルに現れる致命的な (fatal) RMS エラーメッセージについて詳しく説明しま

す。

表示されたメッセージのコンポーネント名を確認し、以下の表で参照先を決定します。メッセージ番号順に説明されています。

コンポーネント名

参照先

ADC

"6.1.4.1 ADC: Admin 構成"

ADM

"6.1.4.2 ADM: Adminキュー、コマンドキュー、ディテクタキュー"

BM

"6.1.4.3 BM: ベースモニタ"

CML

"6.1.4.4 CML: コマンドライン"

CMM

"6.1.4.5 CMM: 通信"

CRT

"6.1.4.6 CRT: コントラクトおよびコントラクトジョブ"

DET

"6.1.4.7 DET: ディテクタ"

INI

"6.1.4.8 INI: init スクリプト"

MIS

"6.1.4.9 MIS: その他"

QUE

"6.1.4.10 QUE: メッセージキュー"

SCR

"6.1.4.11 SCR: スクリプト"

SYS

"6.1.4.12 SYS: SysNode オブジェクト"

UAP

"6.1.4.13 UAP: userApplication オブジェクト"

US

"6.1.4.14 US: us ファイル"

WRP

"6.1.4.15 WRP: ラッパ"

6.1.4.1 ADC: Admin 構成

(ADC, 16) Because some of the global environment variables were not set in hvenv file, RMS cannot start up. Shutting down.

内容

RMS が正しく機能するには、すべてのグローバル環境変数 RELIANT_LOG_LIFE、RELIANT_SHUT_MIN_WAIT、HV_CHECKSUM_INTERVAL、HV_LOG_ACTION_THRESHOLD、HV_LOG_WARNING_THRESHOLD、HV_WAIT_CONFIG、および HV_RCSTART を hvenv で設定する必要があります。未設定のグローバル環境変数があると、RMS が終了コード 1 で終了します。

対処

すべての環境変数の値を hvenv で設定してください。

(ADC, 21) Because some of the local environment variables were not set in hvenv file, RMS cannot start up. Shutting down.

内容

一部のローカル環境変数を hvenv ファイルで設定してない場合に、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 1 で終了します。

対処

/opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvenv.local ファイルで、すべてのローカル環境変数を適切な値に設定してあることを確認してください。

(ADC, 69) RMS will not start up - previous errors opening file.

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(ADC, 73) The environment variable <hvenv> has value <value> which is out of range.

内容

RMS 環境変数<hvenv> の値が、許容される範囲を超えています。BM は終了します。

対処

RMS 環境変数に有効な値を指定して、RMS を再起動してください。

6.1.4.2 ADM: Adminキュー、コマンドキュー、ディテクタキュー

(ADM, 1) cannot open admin queue

内容

RMS はプロセス間通信で UNIX メッセージキューを使用します。admin キューは hvutil やhvswitch のようなユーティリティ間の通信に使われるキューの 1つです。このキューを開くときに問題が発生すると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 3 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(ADM, 2) RMS will not start up - errors in configuration file

内容

RMS は起動時に、動的変更を実行します。このフェーズで、RMS 構成定義ファイルにエラーが見つかると、RMS は終了コード 23 で終了します。

対処

switchlog に上記のメッセージの前に出力されたエラーメッセージに基づいて、RMS 構成定義ファイルにエラーがないことを確認してください。

6.1.4.3 BM: ベースモニタ

(BM, 3) Usage: progname [-c config_file] [-m] [-h time] [-l level] [-n]

内容

引数の抜けまたは不適切な使用が理由で、RMS が正しく起動しないと、このメッセージが引数とともに switchlog に書き込まれます。RMS は終了コード 3 で終了します。

対処

適切な引数を指定して RMS を起動してください。

(BM, 49) Failure calculating configuration checksum

内容

動的再構成の実行中に、RMS は /usr/bin/sum を使用して構成チェックサムを計算します。この計算が失敗すると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 52 で終了します。

対処

/usr/bin/sum が使用可能かどうかチェックしてください。

(BM, 51) The RMS-CF interface is inconsistent and will require operator intervention. The routine "routine" failed with errno errno - "error_reason"

内容

CF の設定中に、dlopen または dlsym のルーチン routine に問題があると、RMS は終了コード 95 または 94 で終了します。error_reason はエラーの理由を示します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(BM, 58) Not enough memory -- RMS cannot continue its operations and is shutting down

内容

メモリ不足のため RMS の機能が停止する前に switchlog に書き込まれる一般的なメッセージです。

対処

以下のいずれかが考えられます。

  • メモリ資源が不足している

  • カーネルパラメタの設定に誤りがある

システム全体で必要となるメモリ資源の見積りを見直してください。PRIMECLUSTER の動作に必要なメモリ容量については、各製品に添付されているPRIMECLUSTERのインストールガイドを参照してください。

上記で解決しない場合は、PRIMECLUSTER 4.4以降は PRIMECLUSTERデザインシートの "セットアップ(初期構成)"、PRIMECLUSTER 4.3以前は "PRIMECLUSTER 導入運用手引書" の "カーネルパラメタ・ワークシート" の説明を参照して、カーネルパラメタの設定が正しいことを確認してください。設定に誤りがあった場合は、設定変更後、システムを再起動します。

上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(BM, 67) An error occurred while writing out the RMS configuration after dynamic modification. RMS is shutting down.

内容

動的変更が終了すると、現在の RMS 構成がファイル /var/tmp/config.us にダンプされます。ダンプに失敗すると、RMS は構成のチェックサムを再計算できないためにシャットダウンします。

対処

RMS 構成定義ファイルの書込みに失敗した原因が switchlog に出力されている前のメッセージに記述されています。この説明に従ってノード環境を修正するか、当社技術員(SE)に連絡してください。

(BM, 69) Some of the OS message queue parameters msgmax= <msgmax>, msgmnb= <msgmnb>, msgmni=<msgmni>, msgtql=<msgtql> are below lower bounds <hvmsgmax>, <hvmsgmnb>, <hvmsgmni>, <hvmsgtql>. RMS is shutting down.

内容

システム定義のメッセージキューパラメタの値が小さすぎるため、RMS が正常に動作できません。RMS は終了コード 28 で終了します。

対処

OS のメッセージキューパラメタを変更し、OS を起動しなおしてから RMS を再起動してください。

(BM, 89) The SysNode length is length. This is greater than the maximum allowable length of maxlength. RMS will now shut down.

内容

SysNode 名の長さが上限値を超えています。

対処

SysNode 名の長さが maxlength より小さくなるようにしてください。

(BM, 116) The RMS-CF interface is inconsistent and will require operator intervention. The CF layer is not yet initialized.

内容

CFの起動が完了する前にRMSが起動されました。

対処

CFの起動が完了した後に、RMSを再度起動してください。

(BM, 117) The RMS-CIP interface state on the local node cannot be determined due to error in popen() -- errno = errornumber: errortext.

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(BM, 118) The RMS-CIP interface state on the local node is required to be "UP", the current state is state.

内容

CFの起動が完了する前にRMSが起動されました。

対処

CFの起動が完了した後に、RMSを再度起動してください。

6.1.4.4 CML: コマンドライン

(CML, 14) ###ERROR: Unable to find or Invalid configuration file.###
#####CONFIGURATION MONITOR exits !!!!!######

内容

RMS 用に指定した RMS 構成定義ファイルが存在しないと、RMS が終了コード 1 で終了します。
または、クラスタアプリケーションに登録されてないリソースが残っている可能性があります。
あるいは、クラスタアプリケーションを作成していない可能性があります。

対処

RMS 用に有効な RMS 構成定義ファイルを指定してください。
または、必要に応じて、該当するリソースをクラスタアプリケーションに登録するか、リソースを削除してください。
あるいは、クラスタアプリケーションを作成してください。クラスタアプリケーションの概要と作成方法については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書" を参照してください。

6.1.4.5 CMM: 通信

(CMM, 1) Error establishing outbound network communication

内容

アウトバウンドネットワーク通信の作成時にエラーが発生すると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 12 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(CMM, 2) Error establishing inbound network communication

内容

インバウンドネットワーク通信の作成時にエラーが発生すると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 12 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6.1.4.6 CRT: コントラクトおよびコントラクトジョブ

(CRT, 6) Fatal system error in RMS. RMS will shut down now. Please check the bmlog for SysNode information.

内容

RMS 内でシステムエラーが発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6.1.4.7 DET: ディテクタ

(DET, 8) Failed to create DET_REP_Q

内容

RMS がディテクタと RMS 自身の通信に使用する UNIX メッセージキュー DET_REP_Q を作成できない場合に、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 12 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(DET, 9) Message send failed in detector request Q: queue

内容

hvlogclean の実行中に、ディテクタ要求キュー queue を使用して BM からディテクタに情報を送信します。この通信で問題が発生すると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 12 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(DET, 16) Cannot create gdet queue of kind gkind

内容

各汎用ディテクタは、BM との通信に使用するメッセージキューを持っています。ディテクタ用にkind という種類のキューを作成するときに問題が発生すると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 12 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(DET, 18) Error reading hvgdstartup file. Error message: errorreason.

内容

RMS がディテクタと RMS 自身の通信に使用する UNIX メッセージキュー DET_REP_Q を作成できない場合に、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 12 で終了します。このファイルを読取るときにエラーが発生すると、上記のメッセージがエラーの理由 errorreason とともに出力されます。RMS は終了コード 26 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6.1.4.8 INI: init スクリプト

(INI, 4) InitScript does not have execute permission.

内容

InitScript は存在しますが、実行できません。

対処

InitScript を実行可能にしてください。

(INI, 7) sysnode must be in your configuration file

内容

ローカル SysNode sysnode が RMS 構成定義ファイルの一部でない場合に、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 23 で終了します。

対処

ローカル Sysnode sysnode が RMS 構成定義ファイルの一部であることを確認してください。

(INI, 10) InitScript has not completed within the allocated time period of timeout seconds.

内容

InitScript が、割当てられた実行時間の終了時に実行中でした。タイムアウト時間は、hvenv ファイルの環境変数 SCRIPTS_TIME_OUT に定義された値と 300 のいずれか小さいほうの値です。

対処

タイムアウト値を大きくするか、スクリプトの実行中にタイムアウトが発生する条件を修正してください。

(INI, 11) InitScript failed to start up, errno errno, reason: reason.

内容

InitScript の起動中にエラーが発生しました。errno コード <errno> および理由 <reason> が、メッセージに表示されます。

対処

起動が可能なように InitScript のノード条件を修正してください。

(INI, 12) InitScript returned non-zero exit code exitcode.

内容

InitScript が、0 以外の終了コード <exitcode> で完了しました 。

対処

終了コード 0 を返すように InitScript のノード条件を修正するか、InitScript そのものを修正してください。

(INI, 13) InitScript has been stopped.

内容

InitScript が停止しました。

対処

実行中に停止しないように InitScript のノード条件を修正するか、InitScript そのものを修正してください。

(INI, 14) InitScript has been abnormally terminated.

内容

InitScript 異常終了しました。

対処

実行中に停止しないように InitScript のノード条件を修正するか、InitScript そのものを修正してください。

(INI, 17) Controller controller refers to an unknown userApplication <userapplication>

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(INI, 18) Configuration uses objects of type "controller" and of type "gcontroller". These object types are mutually exclusive!

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(INI, 19) userApplication <childapp> is simultaneously controlled by 2 gcontroller objects <controller1> and <controller2>. This will result in unresolveable conflicts!

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(INI, 20) Incorrect configuration of the gcontroller object <controller>! The attributes "Resource" and "ControllerType" are mandatory.

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(INI, 21) Incorrect configuration of the gcontroller object <controller>! It has the attribute Local set, but the host list for the controlled application <childapp> does not match the host list for the controlling application <parentapp>.

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6.1.4.9 MIS: その他

(MIS, 4) The locks directory directory cannot be cleaned of all old locks files: error at call of file: filename, errno = errnonumber, error -- errortext.

内容

hvdisp、hvswitch、hvdump などのさまざまな RMS コマンドは、ディレクトリ directory のロックファイルをシグナル処理のために使用します。これらのファイルは、これらのコマンドの終了後に削除されます。ロックディレクトリのファイルは、RMS の起動時にも削除されます。

これらのファイルが何らかの理由で削除されないと、このメッセージが出力されます。RMS は終了コード 99 で終了します。call は、クリーンアップがどの段階で失敗したかを示し、errornumber は OS のエラー番号の値で、errortext は OS によるエラー番号の説明です。

対処

ロックディレクトリ <directory> が存在するかどうか確認し、存在する場合は削除してください。

(MIS, 9) The locks directory directory does not exist. An installation error occured or the directory was removed after installation.

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6.1.4.10 QUE: メッセージキュー

(QUE, 1) Error status in ADMIN_Q.

内容

さまざまなユーティリティが ADMIN_Q を使用して BM と通信します。このキューに問題があると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 3 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(QUE, 2) Read message failed in ADMIN_Q.

内容

RMS BM が、ユーティリティと RMS の通信に使われる ADMIN_Q のメッセージを抽出できない場合に、このメッセージが出力されます。RMS は終了コード 3 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(QUE, 5) Network message read failed.

内容

ネットワーク上のメッセージ読取りが失敗すると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 3 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(QUE, 6) Network problem occurred.

内容

メッセージ送信中にネットワークの問題が発生すると、このメッセージが出力されます。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(QUE, 11) Read message failed in DET_REP_Q.

内容

すべてのディテクタは DET_REP_Q キューを使用して RMS BM と通信します。このキューのメッセージを読取るときに問題が発生すると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 15 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(QUE, 12) Error status in DET_REP_Q: status.

内容

さまざまなディテクタが状態を報告するのに使用する DET_REP_Q キューの問題を RMS BM が検出すると、このメッセージが出力されます。RMS は終了コード 15 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(QUE, 15) Error No errornumber : <errortext> in accessing the message queue.

内容

メッセージキューの使用方法に誤りがあります。 エラー番号<errornumber>の<errortext>のテキストにエラーの種類が表示されています。 メッセージキューはBM との通信に使用されます。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6.1.4.11 SCR: スクリプト

(SCR, 4) Failed to create a detector request queue for detector detector_name.

内容

ディテクタ detector_name のディテクタ要求キューを作成できない場合に、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 12 で終了します。重大な内部エラーです。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(SCR, 5) REQUIRED PROCESS RESTART FAILED: Unable to restart detector. Shutting down RMS.

内容

ディテクタ detector を再起動できない場合に、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 14 で終了します。再起動は以下のいずれかの理由で失敗します。

  • ディテクタを 1 分間以内に 3 回以上再起動する必要があった。

  • RMS 内でメモリ割当てに問題があった。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(SCR, 10) InitScript did not run ok. RMS is being shut down

内容

RMS は最初に InitScript を実行します。InitScript の値は hvenv の環境変数 RELIANT_INITSCRIPT の値です。この InitScript が何らかの理由で失敗すると(0 以外のコードで終了する、シグナルを取得するなど)、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 56 でシャットダウンします。

対処

InitScript を設定している場合は、設定した InitScript に問題がないか調査してください。InitScript を設定していない場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(SCR, 12) incorrect initialization of RealDetReport; Shutting down RMS.

内容

スクリプトはディテクタのレポートに基づいて実行されるため、Online、Offline、Faulted、Standby、NoReport 以外の無効な状態がディテクタから通知されると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 8 で終了します。

対処

ディテクタが、有効な Online、Offline、Faulted、Standby、NoReport のいずれかの状態だけを通知するようにしてください。

(SCR, 13) ExecScript: Failed to exec script <script> for object <objectname>: errno errno

内容

RMS が特定のオブジェクト <objectname> に対してスクリプト <script> を実行できない場合に、このエラーメッセージが出力されます。errno errno は、このスクリプトの実行が失敗した詳しい理由を示します。RMS は終了コード 8 で終了します。

対処

本マニュアルの "付録B Solaris/Linux ERRNO テーブル" で、errno errno を調べて、失敗の理由を判別してください。理由がわからない場合は、当社技術員(SE)に連絡してください。

6.1.4.12 SYS: SysNode オブジェクト

(SYS, 33) The RMS cluster host <hostname> does not have a valid entry in the /etc/hosts file. The lookup function gethostbyname failed. Please change the name of the host to a valid /etc/hosts entry and then restart RMS.

内容

ファイル /etc/hosts を検索してノード hostname に関する情報を取得する検索関数 gethostbyname で有効なエントリが見つからない場合に、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 114 で終了します。

対処

ファイル /etc/hosts にノード hostname の有効なエントリがあることを確認して、RMS を再起動してください。

(SYS, 52) SysNode sysnode: error creating necessary message queue NODE_REQ_Q...exiting.

内容

NODE_REQ_Q の作成時に問題が発生すると、このメッセージが出力されて、RMS が終了コード 12 で終了します。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6.1.4.13 UAP: userApplication オブジェクト

(UAP, 36) object: double fault occurred, but Halt attribute is set. RMS will exit immediately in order to allow a failover!

内容

オブジェクト object に対する HaltFlag 属性を設定するときに二重故障が発生すると、そのノード上で RMS が終了コード 96 で終了します。

対処

リソースに障害が発生した原因を調査し、適切な対処を実行してください。

6.1.4.14 US: us ファイル

(US, 1) RMS will not start up - fatal errors in configuration file.

内容

RMS の起動時に RMS 構成定義ファイルにエラーが発生し、起動に失敗しました。このエラーは通常、RMS 構成定義ファイルを手動で編集し送付した場合に発生します。

対処

RMS 構成定義ファイルのエラーを修正してください。

(US, 42) A State transition error occured. See the next message for details.

内容

RMS の状態変更中に状態変更エラーが発生しました。 エラーの詳細がメッセージの後に出力されます。

対処

エラーの内容に応じて、対処を行なってください。対処が不明な場合は、調査情報を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

6.1.4.15 WRP: ラッパ

(WRP, 40) The length of the type name specified for the host host is <length> which is greater than the maximum allowable length <maxlength>. RMS will exit now.

内容

インタコネクト名の長さが上限値を超えています。

対処

インタコネクト名の長さが上限値 maxlength を超えないようにしてください。

インタコネクト名の長さを上限値 maxlength 以下の長さにしてクラスタシステムを再構築してください。

(WRP, 44) Not enough slots left in the wrapper data structure to create new entries.

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(WRP, 45) The SysNode to the CIP name mapping for <sysnode> has failed.

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(WRP, 46) The RMS-CF interface is inconsistent and will require operator intervention. The routine "routine" failed with error code errorcode -"errorreason".

内容

これは、ルーチン <routine> の実行が <errorreason> の理由で失敗し、RMS とCF 間の整合性が失われたことを示す一般的なメッセージです。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(WRP, 47) The RMS-CF-CIP mapping cannot be determined for any host as the CIP configuration file <configfilename> cannot be opened. Please verify that all the entries in <configfilename> are correct and that CF and CIP are fully configured.

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(WRP, 48) The RMS-CF-CIP mapping cannot be determined for any host as the CIP configuration file <configfilename> has missing entries. Please verify that all the entries in <configfilename> are correct and that CF and CIP are fully configured.

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(WRP, 54) The heartbeat mode setting of <hbmode> is wrong. Cannot use ELM heartbeat method on non-CF cluster.

内容

ELM ハートビート方式は、CF モードクラスタ以外では使用できません。

対処

CF をインストールするか、HV_USE_ELM=0 に設定して ELM モードを無効にしてください。

(WRP, 55) The heartbeat mode setting of <hbmode> is wrong. The valid settings are '1' for ELM+UDP and '0' for UDP.

内容

HV_USE_ELM の設定が無効です。

対処

HV_USE_ELM を 0 または1 に設定してください。

(WRP, 58) The ELM lock resource <resource> for the local host is being held by another node or application.

内容

重大な内部エラーが発生しました。

対処

重大なエラーが発生しました。このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(WRP, 64) The ELM heartbeat startup failure for the cluster host <hostname>.

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。

(WRP, 67) The RMS-CF-CIP mapping cannot be determined for any host as the CIP configuration file <configfilename> has missing entries. Please verify that all the entries in <configfilename> are correct and that CF and CIP are fully configured.

内容

RMSの処理で内部異常が発生しました。

対処

このメッセージを記録して、調査用の情報を採取してください。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の採取方法については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>" を参照してください。