"3.5 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts6ファイル"で指定したマルチパス機能のTCP/IP接続するMPNETインターフェースに対するIPv6論理インターフェースを定義します。このファイルの定義は省略できます。本定義は、マルチリンクイーサネット方式の送信先/送信元IPアドレス分散方式を使用する場合など、複数のIPv6論理アドレスが必要な場合に有効です。
あらかじめ、このファイルに以下の定義サンプルが用意されているので、定義サンプルの行を複写し、通信形態に合わせた設定を行ってください。
#ident "@(#)config Rel 2.2 02/06/07 FUJITSU" # # /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hostname6 file # # # Set the virtual IPv6 host name on the this machine. # # format: # interface-name(VIF) IPv6-address # # example: # mpnet0:1 fe80::0101:0001/112 # mpnet1:1 fe80::0201:0001/112 #
エントリーの形式を以下に示します。
interface-name(VIF) IPv6-address
各パラメーターについて以下に説明します。
MPNETインターフェースに対する論理インターフェース名を指定します。
論理インターフェース名は、"3.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/configファイル"で定義したMPNETインターフェース名に":"とインスタンス番号(1-255の数字)で構成されています。
IPv6アドレスを定義します。論理インターフェースの設定では、IPv6アドレスを省略できません。
下記に定義例を示します。
#ident "@(#)config Rel 2.2 02/06/07 FUJITSU" # # /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hostname6 file # # # Set the virtual IPv6 host name on the this machine. # # format: # interface-name(VIF) IPv6-address # # example: # mpnet0:1 fe80::0101:0001/112 # mpnet1:1 fe80::0201:0001/112 # mpnet0:1 fe80::0102:0304:0506/112 mpnet1:1 fe80::0123:4567:0001/112
注意
本定義を行い、mpnet_ifinit6コマンドまたはmpnet_ifconfig6コマンドを実行することで、TCP/IPインターフェースの活性化/非活性化ができます。ただし、クラスタシステムで使用するインターフェースの場合、本コマンドを使用して活性化/非活性化はできません。
ホスト名は指定できません。また、IPv6アドレスの指定は省略できません。
クラスタシステム使用時、論理IPアドレスでのIPアドレス引き継ぎはサポートしていません。IPアドレス引き継ぎを行う場合には、MPNETインターフェースのIPv6アドレスでIPアドレス引き継ぎを行う必要があります。