このファイルには、MPNETが構成する通信パス、すなわち活性化するインターフェースに対して使用するLANの物理デバイス名を定義します。このファイルの定義は省略できません。
あらかじめ、このファイルに以下の定義サンプルが用意されているので、定義サンプルの行を複写してから定義を行ってください。
#ident "@(#)config Rel 2.2 02/06/06 FUJITSU" # # /etc/opt/FJSVmpnet/conf/config file # # # Set the starting interface name on the this machine. # # format: # interface-name media-type lan-interface:lan-interface:.... # # example: # mpnet0 ether hme0:hme1 # mpnet1 ether ge0:ge1 #
エントリーの形式を以下に示します。
interface-name media-type lan-interface:lan-interface:....
各パラメーターについて以下に説明します。
MPNETのインターフェース名を指定します。
インターフェース名は、英小文字でドライバ名"mpnet"とインスタンス番号(10進数)で構成されています。
設定内で一意となるように設定してください。
使用するLANの物理デバイスの種別を指定します。"表3.1 デバイス種別一覧"のデバイス種別が指定できます。
デバイス種別 | 説明 |
---|---|
ether | Ethernetカードを使用する場合 |
使用するLANの物理デバイス名を指定します。
注意
1つのMPNETインターフェース内に動作モードの異なるデバイスを混在して使用できません。
使用するLANの物理デバイス名を二重定義しないよう注意が必要です。異なるインターフェースで物理デバイス名を二重定義しても異常となりません。
マルチパスが使用する通信パス(例: fjgi0)に対して、/etc/hostname.インターフェース名(例: hostname.fjgi0)ファイルの設定が存在する場合は、必ず削除してください。
存在した場合、活性化がエラーとなる、または通信パスの切替えが発生した際に通信ができなくなる場合があります。
下記に定義例を示します。
Ethernet接続環境定義例
#ident "@(#)config Rel 2.2 02/06/06 FUJITSU" # # /etc/opt/FJSVmpnet/conf/config file # # # Set the starting interface name on the this machine. # # format: # interface-name media-type lan-interface:lan-interface:.... # # example: # mpnet0 ether hme0:hme1 # mpnet1 ether ge0:ge1 # mpnet0 ether fjgi0:fjgi1 mpnet1 ether fjgi2:fjgi3