本章では、マルチパス機能の運用方法について説明します。
マルチパス機能の運用を行うために、以下のコマンドが提供されています。
"表4.1 マルチパス機能運用コマンド"に提供するコマンドを示します。
なお、各コマンドの使用法については、"第6章 コマンドリファレンス"を参照してください。
種別 | コマンド | 機能概要 | 実行権限 |
---|---|---|---|
マルチパス機能の起動/停止 | /opt/FJSVmpnet/bin/mpnetinit | 環境設定された全MPNETインターフェースの活性化/非活性化を行います。 | スーパーユーザー |
/opt/FJSVmpnet/bin/mpnetconfig | 環境設定され、特定のインターフェースの活性化/非活性化を行います。 | スーパーユーザー | |
MACアドレスの表示 | /opt/FJSVmpnet/bin/mpnet_getmac | 指定したインターフェースが使用するMACアドレスを表示します。 | スーパーユーザー |
マルチパス制御 | /usr/opt/FJSViomp/bin/iompadm | MPNETの構成情報、状態表示および通信パスの復旧を行います。 | スーパーユーザー |
TCP/IPインターフェースの起動/停止 | /opt/FJSVmpnet/bin/mpnet_ifinit | 環境設定され、MPNETを使用する全TCP/IP(IPv4)インターフェースの活性化/非活性化を行います。 | スーパーユーザー |
/opt/FJSVmpnet/bin/mpnet_ifconfig | 環境設定され、MPNETを使用する特定のTCP/IP(IPv4)インターフェースの活性化/非活性化を行います。 | スーパーユーザー | |
/opt/FJSVmpnet/bin/mpnet_ifinit6 | 環境設定され、MPNETを使用する全TCP/IP(IPv6)インターフェースの活性化/非活性化を行います。 | スーパーユーザー | |
/opt/FJSVmpnet/bin/mpnet_ifconfig6 | 環境設定され、MPNETを使用する特定のTCP/IP(IPv6)インターフェースの活性化/非活性化を行います。 | スーパーユーザー | |
データ伝送量の表示 | /opt/FJSVmpnet/bin/mpnetstat | 指定したインターフェースのデータ伝送量を表示します。 | スーパーユーザー |
伝送路の接続状態の表示 | /opt/FJSVmpnet/bin/mpnetlinkwatch | 指定したインターフェース・通信パスの伝送路の接続状態を表示します。 | スーパーユーザー |