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Systemwalker Operation Manager  移行ガイド
FUJITSU Software

2.3.2 移行元サーバのカレンダ名変更【移行元/移行先での作業】(スケジュールサーバ)

移行元サーバと移行先サーバとで、登録されているカレンダの名前が重複していた場合には、移行時に上書きされるのを防ぐため、事前に移行元サーバでの作業が必要です。

移行元サーバにおいて、重複するカレンダ名とそれを利用しているジョブネットの定義変更を行う手順について、説明します。

1カレンダ名の重複確認【移行元/移行先】

移行元サーバと移行先サーバとで、登録されているカレンダ名に重複しているものがないかを確認します。

以下のいずれかを移行元と移行先で行い、それぞれのカレンダ名を比較します。

2)名前が重複しているカレンダ複写して別名保存【移行元】

名前が重複しているカレンダを複写し、移行先と重複しない名前のカレンダを作成します。

名前が重複しているカレンダすべて(SYSTEM_CALENDARを含む)に対して、クライアント上で以下の手順を実施します。

  1. 業務選択ツリーで対象のカレンダを指定し、[カレンダの登録]ウィンドウを表示します。

  2. [ファイル]メニューの[保存]を選択し、[カレンダの保存]ダイアログボックスを表示します。

  3. [カレンダの保存]ダイアログボックスで、移行先に存在しない任意の名前を指定してカレンダを保存します。

3)名前が重複しているカレンダを使用しているジョブネットの抽出【移行元】

名前が重複しているカレンダすべてに対して、以下のいずれかの方法で、カレンダを使用しているジョブネットを抽出します。

クライアントで実施する場合

  1. 業務選択ツリーで、対象のカレンダを指定して[ファイル]メニューの[使用状況]を選択し、[カレンダ使用状況]ダイアログボックスを表示します。

  2. [カレンダ使用状況]ダイアログボックスの[ジョブスケジューラでの使用]リストを参照して、カレンダを使用しているジョブネットを確認します。

サーバ上で実施する場合

  1. jobschprint -aコマンドを実行し、結果(登録されているジョブネットのプロパティ情報)をファイルに出力します。

  2. 1.で出力したファイルをエディタなどで開き、“Calendar Name”(カレンダ名)の行に名前が重複しているカレンダ名が記載されているジョブネットを検索します。

4名前が重複しているカレンダを使用しているジョブネットの定義変更【移行元】

名前が重複しているカレンダを使用しているジョブネットすべてについて、以下のいずれかの方法で、ジョブネットの定義を変更します。

クライアントで実施する場合

  1. 業務選択ツリーで、対象のジョブネットを指定して[ファイル]メニューの[エクスポート]を選択し、[Systemwalker Operation Manager エクスポート]ウィンドウを表示します。

  2. 定義情報をエクスポートします。

  3. 2.でエクスポートした定義ファイルを編集し、カレンダ名を2)で複写して作成したカレンダ名に変更します。

  4. 対象ジョブネットが登録されているプロジェクトを指定して[ファイル]メニューの[インポート]を選択し、[Systemwalker Operation Manager インポート]ウィンドウを表示します。

  5. 3.で編集したファイルをインポートします。

サーバ上で実施する場合

  1. 対象のジョブネットを指定して、jobschprint -rコマンドを-detail/-operateオプション付きで実行し、結果(ジョブネット制御文)をファイルに出力します。

  2. 1.で出力したファイルを編集し、holidaycalendarオペランドで指定されているカレンダ名を、2)で複写して作成したカレンダ名に変更します。

  3. 2.で編集したファイルをjobschsetnet -ncheコマンドに指定して実行します。

5)名前が重複しているカレンダの削除【移行元】

以下のいずれかの方法で、名前が重複しているカレンダ(SYSTEM_CALENDAR以外)を削除します。