移行作業に備えて、事前に移行元サーバにおいて、資産のバックアップやジョブネットの無効化などを行います。作業内容について説明します。
1)移行元サーバの資産のバックアップ(スケジュールサーバ/実行サーバ)【移行元】
移行元サーバの資産をバックアップします。
ジョブのスケジュールと実行を別々のサーバで運用しており、実行サーバも移行する場合は、移行元の実行サーバの資産もバックアップします。
バックアップ手順については、“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド”の“運用環境をバックアップ・リストアする”を参照してください。
2)ジョブネット/グループの無効化(スケジュールサーバ)【移行元】
移行元サーバのジョブネットおよびグループを無効化します。
移行作業の実施後に、移行先サーバで運用開始前にジョブネットやグループが動作しないようにするため、あらかじめ移行元サーバでジョブネットおよびグループを無効状態にしておきます。
移行元サーバに登録されているすべてのプロジェクトに対して、以下の手順を実施します。
Systemwalker Operation Managerクライアントの業務選択ツリーでプロジェクトを選択します。
[ファイル]メニューの[一括操作]-[すべて無効]を選択し、プロジェクト配下のジョブネットおよびグループを無効化します。
3)複写先ジョブネットの削除(スケジュールサーバ)【移行元】
複写起動により作成された複写先ジョブネットを削除します。
移行元サーバに登録されているすべての複写先ジョブネットに対して、以下の手順を実施します。
Systemwalker Operation Managerクライアントの業務選択ツリーで複写先ジョブネットを選択します。
[ファイル]メニューの[削除]を選択して、複写先ジョブネットを削除します。
4)ユーザ/グループの登録(スケジュールサーバ)【移行先】
移行元サーバ上のOSに登録されていたユーザ/グループと同じユーザ/グループを、移行先サーバ上のOSにも登録します。以下の手順を実施します。
移行元サーバでmplstacluserコマンドを実行し、プロジェクトにアクセス権が設定されているユーザ/グループの一覧を表示します。
1.で表示されたユーザ/グループを、移行先サーバ上のOSにも登録します。