サーバアプリケーションとスケルトンをコンパイル・リンクする方法について説明します。
Microsoft(R) Visual Studio(R)を使用してコンパイル・リンクする場合は、以下を設定してください。
[プロジェクト]-[プロパティ]-[構成プロパティ]-[C/C++]画面で、オプションを設定します。以下の表に示すオプションを設定してください。
カテゴリ | 項目 | 設定値 |
---|---|---|
コード生成(Code Generation) | 構造体メンバのアライメント(Struct Member Byte Alignment) | 8バイト |
使用するランタイム | マルチスレッド(DLL) | |
プリプロセッサ(Preprocessor) | プリプロセッサの定義(Symbols and Macros to Define) | 「OM_PC」、「OM_WIN32_BUILD」、「__STDC__」を追加 |
以下の設定画面で、インクルードファイルおよびライブラリファイルの格納パスを設定します。
例:本製品を「C:\Interstage」にインストールした場合
[プロジェクト]-[プロパティ]-[構成プロパティ]-[VC++ ディレクトリ]の「インクルード ディレクトリ」/「ライブラリ ディレクトリ」
C:\Interstage\ots\include
C:\Interstage\ots\lib
■サーバライブラリ
以下のライブラリをリンクします。データベース連携サービスのライブラリは、CORBAサービスのライブラリより前にリンクしてください。
以下のファイルをリンクしてください。
使用用途 | ファイル名 | 格納パス |
---|---|---|
サーバアプリケーションの運用環境用・データベースアクセスアプリケーション用 | fjotsld.obj | C:\Interstage\ots\lib |
libservapl.lib(注) | ||
libtacebasent.lib | ||
中継サーバアプリケーションの運用環境用 | libservaplcnt.lib(注) |
注)中継サーバアプリケーションを作成する場合は、libservaplcnt.libをリンクしてください。この場合、libservapl.libをリンクする必要はありません。詳細については、「2.4.1 中継アプリケーションの作成について」を参照してください。
使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。
使用用途 | ファイル名 | 格納パス |
---|---|---|
Oracle12cにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用 | otsxaora12c.dll | C:\Interstage\ots\program\rsc |
otsxaora12c.lib | ||
Oracle11gにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用 | otsxaora11g.dll | |
otsxaora11g.lib | ||
Symfoware/RDB(プロセスモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用 | otsxasym.dll | |
otsxasym.lib | ||
Symfoware/RDB(スレッドモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用 | otsxasym_mt.dll | |
otsxasym_mt.lib |
使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。
データベース | ファイル名 | 格納パス |
---|---|---|
Oracle12c | oraxa12.lib | Oracleホーム・ディレクトリ\rdbms |
oci.lib | Oracleホーム・ディレクトリ\oci\lib | |
orasql12.lib | Oracleホーム・ディレクトリ\precomp | |
Oracle11g | oraxa11.lib | Oracleホーム・ディレクトリ\rdbms |
oci.lib | Oracleホーム・ディレクトリ\oci\lib | |
orasql11.lib | Oracleホーム・ディレクトリ\precomp | |
Symfoware/RDB | f3cwxa_x64.lib f3cwdrv_x64.lib | Symfoware/RDBのインストールパス\ESQL\lib |
CORBAサービス提供ライブラリのORBコア、インタフェースリポジトリ、およびネーミングサービスをリンクしてください。CORBAサービス提供ライブラリのファイル名および格納パスについては、「アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)」の「提供プログラム」-「CORBAサービスの提供プログラム」-「ライブラリ」-「サーバ用ライブラリ」を参照してください。