容量監視は、DSIとデータベーススペースの2つの側面から、状況の把握を行います。
参考
作業を行う前に、Symfowareデータベースの環境変数を設定する必要があります。
環境変数の設定方法については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
DSIに割当てられた領域の使用率は、rdbudsiコマンドにより表示します。rdbudsiコマンドによりDSIに割当てられた領域の使用率を表示することができます。
DSI一覧の取得
rdbinfコマンドを使用して、データベーススペースに含まれているDSIの一覧を取得します。
ここで取得したDSI名の一覧は、この後の手順で使用します。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
>rdbinf -p RDBデータベース名.データベーススペース名 > リスト出力ファイル名 (注)
注:リスト出力ファイル名以外は変更する必要はありません。
>rdbinf -p LWDB.DBSPACE1 > dsi_list.txt
取得したDSIの一覧(dsi_list.txt)の例を示します。
使用容量の確認
1.で取得したDSI一覧のDSIについて、rdbudsiコマンドを使用して、容量の確認を行います。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
>rdbudsi -i データベース名.DSI名
>rdbudsi -i LWDB.LW_USER_ENV_TBL_DSI
実行結果の例を以下に示します。
使用割合の数値が100%に近く、大きくなってきている場合には、容量拡張が必要になりますが、List Worksの標準のデータベース構築スクリプトでは、DSI容量の自動拡張を行う設定になっていますので、DSIの容量拡張を個別に行う必要はありません。
データベーススペースの空き容量がある限りは、自動拡張によってDSIの容量は確保されます。
データベーススペースの空き容量の確認については、“データベーススペースの容量監視”を参照してください。 |
2.の手順を繰り返し
1.で取得した一覧のすべてのDSIに対し、2.の手順を繰り返して容量の確認を行います。
rdbudsiコマンドの指定方法の詳細については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。 |
データベースのデータは、DSIの割付け先のデータベーススペースに格納されます。DSIを割り付けようとするデータベーススペースの空き領域が不足すると、DSIの容量が拡張できなくなります。そのため、データベーススペースの領域の使用状況を把握する必要があります。データベーススペース領域の使用状況の把握は、rdbspcinfコマンドで行います。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
>rdbspcinf -p データベース名.データベーススペース名
>rdbspcinf -p LWDB.DBSPACE1
実行結果の例を以下に示します。
空き容量が残り少なくなっている場合には、データベーススペースの容量拡張が必要になります。
容量拡張の方法については、“2.9 保管データベースの容量拡張/再構築”を参照してください。 rdbspcinfコマンドの指定方法やSymfowareの容量監視機能についての詳細は、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。 |