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Interstage List Works V10.3.3 保守手引書
FUJITSU Software

1.3.2 Symfowareデータベースの容量監視 <Solaris版>

容量監視は、DSIとデータベーススペースの2つの側面から、状況の把握を行います。

参考

作業を行う前に、Symfowareデータベースの環境変数を設定する必要があります。

環境変数の設定方法については、“環境構築手引書”を参照してください。

DSIの容量監視

DSIに割当てられた領域の使用率は、rdbudsiコマンドにより表示します。rdbudsiコマンドによりDSIに割当てられた領域の使用率を表示することができます。

  1. DSI一覧の取得

    rdbinfコマンドを使用して、データベーススペースに含まれているDSIの一覧を取得します。
    ここで取得したDSI名の一覧は、この後の手順で使用します。
    コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。

    記述形式
    >rdbinf -p RDBデータベース名.データベーススペース名 > リスト出力ファイル名 (注)

    注:リスト出力ファイル名以外は変更する必要はありません。

    使用例
    >rdbinf -p LWDB.DBSPACE1 > dsi_list.txt

    取得したDSIの一覧(dsi_list.txt)の例を示します。


  2. 使用容量の確認

    1.で取得したDSI一覧のDSIについて、rdbudsiコマンドを使用して、容量の確認を行います。
    コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。

    記述形式
    >rdbudsi -i データベース名.DSI名
    使用例
    >rdbudsi -i LWDB.LW_USER_ENV_TBL_DSI

    実行結果の例を以下に示します。

    使用割合の数値が100%に近く、大きくなってきている場合には、容量拡張が必要になりますが、List Worksの標準のデータベース構築スクリプトでは、DSI容量の自動拡張を行う設定になっていますので、DSIの容量拡張を個別に行う必要はありません。
    データベーススペースの空き容量がある限りは、自動拡張によってDSIの容量は確保されます。

    データベーススペースの空き容量の確認については、“データベーススペースの容量監視”を参照してください。

  3. 2.の手順を繰り返し

    1.で取得した一覧のすべてのDSIに対し、2.の手順を繰り返して容量の確認を行います。

    rdbudsiコマンドの指定方法の詳細については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。

データベーススペースの容量監視

データベースのデータは、DSIの割付け先のデータベーススペースに格納されます。DSIを割り付けようとするデータベーススペースの空き領域が不足すると、DSIの容量が拡張できなくなります。そのため、データベーススペースの領域の使用状況を把握する必要があります。データベーススペース領域の使用状況の把握は、rdbspcinfコマンドで行います。

コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。

記述形式
>rdbspcinf -p データベース名.データベーススペース名
使用例
>rdbspcinf -p LWDB.DBSPACE1

実行結果の例を以下に示します。

空き容量が残り少なくなっている場合には、データベーススペースの容量拡張が必要になります。

容量拡張の方法については、“2.9 保管データベースの容量拡張/再構築”を参照してください。
rdbspcinfコマンドの指定方法やSymfowareの容量監視機能についての詳細は、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。