外部認証ユーザーでNASアクセスする場合は、「2.7.2.1 NAS認証サーバ設定」の手順を実施する必要があります。
設定手順
本製品にNAS認証サーバを登録する手順は、以下のとおりです。
SMB認証サーバを設定する場合
CSG Web GUIで、グローバルペインの[]をクリックします。
設定ダイアログが表示されます。
左ペインにある[NASアクセス]-[NAS認証サーバ]をクリックします。
右ペインに「NAS認証サーバ一覧」画面が表示されます。
右側のアクションにある[追加]をクリックします。
「認証サーバ登録」画面が表示されます。
必要事項を入力したあと、[完了]ボタンをクリックします。
「NAS認証サーバ一覧」画面で、登録したActive Directoryサーバが表示されていることを確認します。
登録した認証サーバを選択して右側のアクションにある[テスト]を実施します。テストが失敗した場合は登録した認証サーバの入力項目が正しいかを確認してください。
注意
SMBで使用する認証サーバ(Active Directoryサーバ)を1台だけ設定できます。1台も設定しない場合は、NASアクセスユーザー設定に基づく認証となります。
Active Directoryサーバを使用した運用では、ドメインを解決するDNSサーバの設定が必要です。詳細は、「2.3 仮想アプライアンスのセットアップ」を参照してください。
Active Directoryサーバを使用した運用では、本製品とActive Directoryサーバ間で時刻を同期させる必要があります。NTPによる時刻自動補正を行うことを推奨します。詳細は、「2.3 仮想アプライアンスのセットアップ」または「2.5.1 システム時刻設定」を参照してください。
Active Directoryサーバを使用した運用では、バインドユーザーにはDomain Adminsグループに所属するユーザーを指定してください。
認証サーバを登録・変更・削除する場合は、現在の共有フォルダへのNASアクセスが中断されます。操作前にNASアクセスがないことを確認してください。
認証サーバのテストを実施するとき、および、クライアントからNASアクセスするときは、ユーザー名には以下のどちらかの形式で指定してください。
「ユーザーログオン名」(username@domainの形式)
「ユーザーログオン名 (Windows 2000より前)」(workgroup\usernameの形式)
入力項目
SMB認証サーバを設定する場合
項目 | 要否 | 説明 |
---|---|---|
IPアドレス | 必須 | Active DirectoryサーバのIPアドレスを指定します。 |
ドメイン | 必須 | ドメイン名を指定します。 |
バインドユーザー | 必須 | バインドユーザーを指定します。 |
パスワード | 必須 | Active Directory認証のバインドユーザーのパスワードを指定します。 |
説明 | 任意 | 説明文を記載します。 |
参照
認証サーバの登録はCSG REST APIでも可能です。登録方法は、『リファレンスガイド』の「NAS認証サーバ」を参照してください。