DVDメディアに含まれるOVAファイルを使用してデプロイします。
VMware vSphere環境へのデプロイは4つの方法があります。VMware vSphereのバージョンによって使用できる方法が異なります。詳細は、VMware vSphereのドキュメントを参照してください。
vSphere Client(アプリケーション)を使用する場合
vSphere Clientを起動し、[ファイル]メニューから[OVFテンプレートのデプロイ]をクリックします。
ソースの選択画面で、DVDメディアに含まれるOVAファイルを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
「ストレージ」画面で、仮想マシンの保存場所を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。
「ディスクのフォーマット」画面で、“Thin Provision”を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
「ネットワークのマッピング」画面が表示された場合、本製品が使用するネットワークを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
[終了]ボタンをクリックします。
[終了]ボタンをクリックすると、OVFテンプレートのデプロイが開始されます。
[最近のタスク]に表示される本製品のデプロイの進行状況を確認し、デプロイの完了を待ちます。
「A.1 仮想アプライアンス仕様」を参照し、必要に応じて仮想CPU数およびメモリサイズを変更します。
「2.1.2 キャッシュの容量」で見積もったキャッシュ領域用の仮想ディスクを追加します。I/O性能を考慮して、ディスクプロビジョニングは“シックプロビジョニング(Eager Zeroed)”を指定します。
“シックプロビジョニング(Eager Zeroed)”フォーマットであるため、仮想ディスクの作成には容量に応じて時間がかかります。
複数ネットワーク構成の場合、仮想ネットワークアダプタ(イーサネットアダプタ)を追加します。アダプタタイプは“VMXNET 3”を選択します。
仮想アプライアンスを起動します。
vSphere Host Clientを使用する場合
ポイント
vSphere Host Clientを使用する場合は、バージョン1.8.0以降を使用する必要があります。
古いバージョンでは1GB以上のOVAファイルをサポートしません。
vSphere Host Clientを起動し、インベントリ内で[ホスト]を右クリックし、[仮想マシンの作成/登録]を選択します。
「作成タイプの選択」画面で、[OVFファイルまたはOVAファイルから仮想マシンをデプロイ]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
「OVFファイルとVMDKファイルの選択」画面で、仮想マシン名の入力およびDVDメディアに含まれるOVAファイルの選択を行ったあと、[次へ]ボタンをクリックします。
「ストレージの選択」画面で、仮想マシンの保存場所を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。
「デプロイのオプション」画面で、本製品が使用するネットワークとディスク形式を選択し、[次へ]ボタンをクリックする。ディスク形式は”シン”を指定します。
「設定の確認」画面で、[完了]ボタンをクリックします。
[完了]ボタンをクリックすると、OVFテンプレートのデプロイが開始されます。
[最近のタスク]に表示される本製品のデプロイの進行状況を確認し、デプロイの完了を待ちます。
「A.1 仮想アプライアンス仕様」を参照し、必要に応じて仮想CPU数およびメモリサイズを変更します。
仮想アプライアンスを停止したあと、「2.1.2 キャッシュの容量」で見積もったキャッシュ領域用の仮想ディスクを追加します。I/O性能を考慮して、ディスクプロビジョニングは“シックプロビジョニング(Eager Zeroed)”を指定します。
“シックプロビジョニング(Eager Zeroed)”フォーマットであるため、仮想ディスクの作成には容量に応じて時間がかかります。
複数ネットワーク構成の場合、仮想ネットワークアダプタ(イーサネットアダプタ)を追加します。アダプタタイプは“VMXNET 3”を選択します。
仮想アプライアンスを起動します。
注意
vSphere Host Clientでデプロイした場合は、デプロイ後に仮想マシンが自動起動されるため、手順9で仮想マシンを停止する必要があります。
vSphere Client(HTML5)を使用する場合
vSphere Client(HTML5)を起動し、インベントリ内でホストを右クリックし、[OVFテンプレートのデプロイ]を選択します。
「OVFテンプレートの選択」画面で、DVDメディアに含まれるOVAファイルを選択します。
「名前とフォルダの選択」画面で、仮想マシン名の入力およびデプロイ場所を選択します。
「コンピューティング リソースの選択」画面で、仮想アプライアンスの実行場所を選択します。
「詳細の確認」画面で内容を確認します。
「ストレージの選択」画面で、仮想ディスクフォーマットと仮想マシンの保存場所を選択します。仮想ディスクフォーマットは“シン プロビジョニング”を指定します。
「ネットワークの選択」画面で、本製品が使用するネットワークを選択します。
「設定の確認」画面で内容を確認し、[終了]ボタンをクリックします。
[終了]ボタンをクリックすると、OVFテンプレートのデプロイが開始されます。
[最近のタスク]に表示される本製品のデプロイの進行状況を確認し、デプロイの完了を待ちます。
「A.1 仮想アプライアンス仕様」を参照し、必要に応じて仮想CPU数およびメモリサイズを変更します。
「2.1.2 キャッシュの容量」で見積もったキャッシュ領域用の仮想ディスクを追加します。I/O性能を考慮して、ディスクプロビジョニングは“シック プロビジョニング(Eager Zeroed)”を指定します。
“シック プロビジョニング(Eager Zeroed)”フォーマットであるため、仮想ディスクの作成には容量に応じて時間がかかります。
複数ネットワーク構成の場合、仮想ネットワークアダプタを追加します。アダプタタイプは“VMXNET 3”を選択します。
仮想アプライアンスを起動します。
vSphere Web Clientを使用する場合
vSphere Web Clientを起動し、[アクション]から[OVFテンプレートのデプロイ]を選択します。
「テンプレートの選択」画面で、DVDメディアに含まれるOVAファイルの選択を行ったあと、[次へ]ボタンをクリックします。
「名前と場所の選択」画面で、仮想マシン名の入力およびデプロイ場所の選択を行ったあと、[次へ]ボタンをクリックします。
「リソースの選択」画面で、仮想アプライアンスの実行場所を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
「詳細の確認」画面で、 [次へ]ボタンをクリックします。
「ストレージの選択」画面で、仮想ディスクフォーマットと仮想マシンの保存場所を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。仮想ディスクフォーマットは“シン プロビジョニング”を指定します。
「ネットワークの選択」画面で、本製品が使用するネットワークを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
「設定の確認」画面で、[完了]ボタンをクリックします。
[完了]ボタンをクリックすると、OVFテンプレートのデプロイが開始されます。
[最近のタスク]に表示される本製品のデプロイの進行状況を確認し、デプロイの完了を待ちます。
「A.1 仮想アプライアンス仕様」を参照し、必要に応じて仮想CPU数およびメモリサイズを変更します。
「2.1.2 キャッシュの容量」で見積もったキャッシュ領域用の仮想ディスクを追加します。I/O性能を考慮して、ディスクプロビジョニングは“シック プロビジョニング(Eager Zeroed)”を指定します。
“シック プロビジョニング(Eager Zeroed)”フォーマットであるため、仮想ディスクの作成には容量に応じて時間がかかります。
複数ネットワーク構成の場合、仮想ネットワークアダプタを追加します。アダプタタイプは“VMXNET 3”を選択します。
仮想アプライアンスを起動します。
ポイント
VMware vSphere High Availability(vSphere HA)環境の場合も、上記の手順で本製品をデプロイできます。
vSphere HA環境では、本製品が稼働しているVMホストで障害が発生すると、自動的にフェイルオーバーが行われ、vSphere HAクラスタ内の別のVMホストで本製品が再起動されます。この再起動の影響で、業務サーバやバックアップサーバからのNASアクセスがエラーになることがあります。また、本製品の運用が可能となるまで10~30分程度かかるため、それまでの間はNASアクセスができなくなります。
これらのNASアクセスのエラーに対してバックアップ業務を継続できるかは、バックアップソフトウェアの仕様に依存するため、使用するバックアップソフトウェアのマニュアルで確認してください。