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Data Analytics Smarter Hub V1.1.0 操作ガイド
FUJITSU Software

3.4.3 構成要素

フローを構成する要素について説明します。(下図の赤枠で囲った部分)

図 3.13 構成要素
構成要素

中央ペイン

キャンバス
フローを編集する領域です。
ノード

キャンバスに配置するデータおよび処理論理です。

ノードには、以下の2種類が存在します。

タスクノード

データの処理を実行するノードです。

1つのポートには1つのリンクだけが接続できます。

ベースレシピを利用する場合、分析スクリプトに合わせた任意のポートを追加できます。

レシピを利用する場合、レシピにより定義済のポートが自動的に作成されるため、ポートを追加できません。

タスクスクリプト

タスクノードに紐づけられた分析スクリプトです。

Jupyter Notebookを利用したレシピの場合、Jupyter Notebookで編集しているnotebookです。(ipynb形式)

実行モード

タスクノードには実行モードを設定できます。各タスクは、フローが実行されるとき、このタスクモードの実行設定によって、タスクが実行されるかどうかを決定します。

実行モードには以下の3つがあります。

  • 常時実行モード
  • 一度実行モード
  • 停止モード

タスクノードの実行モード」を参照してください。

データノード

データを表すノードです。

プロジェクトに存在するファイルまたはディレクトリーと紐づいています。

インプット、アウトプットそれぞれ1つのポートを設定できます。

入力ポートには1つのリンクだけが接続できます。出力ポートには複数のリンクを接続できます。

ポート

ノードの接続口です。

ノードのインプットポートから別のノードのアウトプットポートに接続できます。

リンク
ノード間を接続するための結線です。同種のノードは接続できません。
付箋

コメントを記述できます。

分析におけるメモやフローの理解度を高める補足情報として利用できます。

タスクノードの実行モード
常時実行モード

タスクノードを実行します。

タスクノードの実行が成功した場合でも、停止モードには変化しません。

一度実行モード

タスクノードを実行します。

タスクの実行に成功すると、停止モードに変化します。

また、タスクノードを作成した直後はこのモードに設定されています。

注意

停止モードへの変化は、フロー実行中の画面を開いている場合にしか起こりません。また、実行が終了した後に、フローの保存を行わない場合、この変化は反映されません。

停止モード
タスクノードを実行しません。

アイコン

[フロー]画面の下部に表示されるアイコンです。

表 3.20 フローのアイコン
アイコン アイコン名 説明
show / hide log [show / hide log] タスクノードのエラー内容を表示します。
insert comment [insert comment] コメントを付箋として作成・保存します。
実行フラグの一括変更 [実行フラグの一括変更]

タスクノードの実行モードを一括して変更します。

タスクノードの実行モード」を参照してください。

実行順序の表示 [実行順序の表示]

タスクノードの実行順序を表示します。

3.4.6 実行順序の表示」を参照してください。

表 3.21 タスクノードの実行モード
アイコン アイコン名 説明
常時実行モード 常時実行モード

タスクノードが"常時実行モード"であることを示します。

アイコンをクリックすると、"停止モード"に遷移します。

一度実行モード 一度実行モード

タスクノードが"一度実行モード"であることを示します。

アイコンをクリックすると、"常時実行モード"に遷移します。

停止モード 停止モード

タスクノードが"停止モード"であることを示します。

アイコンをクリックすると、"一度実行モード"に遷移します。

表 3.22 タスクノードのアイコン
アイコン アイコン名 説明
delete this node [delete this node] タスクノードを削除します。
copy task as project file [copy task as project file] タスクスクリプトをプロジェクトに保存します。
save this task [save this task] タスクスクリプトをクライアントPCにダウンロードします。
creat recipe from this task [create recipe from this task]

タスクノードをレシピとしてレシピ化します。

詳細は、「3.5 レシピ」を参照してください。

config this task [config this task] タスクノードの名前、ポート名、ポートの数を更新します。
edit this task [edit this task]

タスクスクリプトを編集するため、Jupyter Notebookが起動します。

3.4.4.4 Jupyter Notebookによるタスクノードの編集」を参照してください。

表 3.23 データノードのアイコン
アイコン アイコン名 説明
delete this task [delete this node] データノードを削除します。
config this data node [config this data node] データノードの接続ポートを更新します。
outcome [outcome]

データノードのファイルをアウトカムとして登録します。

ディレクトリーの場合は、表示されません。

preview [preview]

データノードのファイルをプレビューします。

ディレクトリーの場合は、表示されません。

add to palette [add to pallete] データノードのファイル、ディレクトリーをパレットに追加します。

右ペイン

[レシピ]タブ

利用可能なレシピを一覧で表示します。

選択するタブにより、以下のような違いがあります。

プロジェクト

フローが所属するプロジェクトで利用しているレシピを表示します。

たとえば、他のユーザーが所有しているプライベートなレシピをプロジェクトで使用した場合、ここに表示されます。

システム

本製品のシステム管理者がインストールしたレシピが表示されます。

本製品のユーザー全員に共通の一覧が表示されます。

ポイント

システムにレシピが存在しない場合、レシピが登録されていない可能性があります。

システム管理者に連絡し、レシピの登録を依頼してください。

オーナー

自分がオーナーのレシピが表示されます。

許可された

他のユーザーによって、利用(アクセス)を許可されたレシピが表示されます。

パブリック

公開範囲が"パブリック"に設定されているプロジェクトの一覧が表示されます。

[ファイル]タブ
プロジェクトに含まれるファイルの一覧を表示します。

入力規則

表 3.24 フローの入力規則
大項目 項目 必須項目 文字数 使用禁止文字 その他
フローの作成 名前 必須 1~255文字 なし
説明 任意 0~500文字 なし
タスクノード 名前 必須 1~80文字 */:<>?”|\
入力ポート名 必須 1~32文字

下記以外

半角英数字

アンダースコア("_")

出力ポート名
データノード 名前 必須 1~80文字 */:<>?”|\
付箋 タイトル 任意 0~255文字 なし
本文 任意 0~500文字

注: 以下の名前は、使用できません。

  • 先頭半角数字
  • Pythonの予約語
  • キーワードと同じ名前

詳細は、Pythonのドキュメントを参照してください。

URL: https://docs.python.org/3/reference/lexical_analysis.html#keywords