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Data Analytics Smarter Hub V1.1.0 導入・運用・保守ガイド
FUJITSU Software

2.3.1 設定ウィザードの実行

仮想アプライアンスを起動後、コンソールコマンド (CLI)を使用して設定ウィザード (TUI)を起動し、本製品の初期設定を行います。

事前の確認

以下の構成を設計します。

手順

  1. 本製品のコンソールに接続します。

    本製品のコンソールに対する接続方法」を参照してください。

  2. 仮想アプライアンスのOSユーザーを使用し、コンソールにログインします。

    • ユーザー名: administrator
    • 初期パスワード : Admin123#
  3. カレントディレクトリーで、設定ウィザード起動コマンド (dashsetup)を実行して設定ウィザード (TUI)を起動します。

    # dashsetup

    注意

    • キーマップのデフォルトは、"us"のため、キーマップ設定前にパスワードを変更するなどの入力には注意してください。
    • リストア時などで、ネットワークの再設定が必要な際に、再度値を入力する必要があるため、登録した値をメモなどに控えておくようにしてください。

    設定ウィザードで設定する項目は以下のとおりです。

    表 2.5 設定ウィザードの設定項目
    ステップ 設定項目 デフォルト 備考
    ステップ1 仮想アプライアンスのOSユーザー (administrator)のパスワード変更 Admin123#

    仮想アプライアンスのOSユーザー (administrator)の初期パスワードを変更します。

    注意

    セキュリティの面から、管理者の初期パスワードは、変更してから運用することを強く推奨します。

    ポイント

    システム管理者がWeb UIにログインするための初期パスワードは、別途変更が必要です。

    2.4.1 Web UIにログインするための初期パスワードの変更」を参照してください。

    ステップ2 SFTP専用ユーザー (sftpadmin)のパスワード変更 ありません 仮想アプライアンスのOSユーザー (sftpadmin)には、初期パスワードは設定されていません。初回ログイン時にパスワードの設定が必要です。
    ステップ3 保守用ユーザー (vauser)のパスワード変更 ありません 仮想アプライアンスのOSユーザー (vauser) には、初期パスワードは設定されていません。初回ログイン時にパスワードの設定が必要です。
    ステップ4 ホスト名の設定 dashva

    ホスト名を変更します。

    後述する外部公開ホスト名に付与するFQDNのホスト名を設定します。

    現在のホスト名から変更したくない場合、スキップできます。

    • ホスト名の入力規約

    FQDNの規約に従います。

    先頭半角英数字でハイフン("-")、半角英数字で構成された1~63文字が使用できます。

    ハイフン("-")は、ホスト名の末尾には使用できません。

    ステップ5 ネットワークの設定 ありません

    ネットワーク用NICのIPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイアドレスを設定します。

    ポイント

    Amazon EC2環境ではデプロイ時にネットワークが自動的に設定されます。デプロイ時に設定した値と同じ値を dashsetup の設定値として使用してください。

    ステップ6 DNSの設定 ありません

    プライマリDNSサーバー、セカンダリーDNSサーバーのIPv4アドレスを設定します。

    SMBで外部認証サーバー(Active Directoryサーバー)を利用する場合、DNSサーバーの設定が必要です。

    ステップ7 キーマップ設定 us

    キーマップを変更する場合、リスト表示された候補からスペースキーを押して選択します。

    現在のキーマップから変更したくない場合、スキップできます。

    ステップ8 NTP運用設定
    • 無効(VMware環境の場合)
    • 有効(VMware環境以外の場合)

    外部認証サーバーを使用する場合、NTP運用が必須です。

    NTP運用を有効にする場合、NTPサーバーを設定します。

    NTPサーバーは最大4台まで登録できます。

    NTPサーバーはFQDNまたはIPv4アドレスを指定します。

    現在の設定から変更したくない場合、設定をスキップできます。

    ステップ9 タイムゾーン設定 UTC

    タイムゾーンを変更する場合、リスト表示された候補からスペースキーを押して選択します。

    現在の設定から変更したくない場合、スキップできます。

    ステップ10 実行確認 ありません

    設定内容を画面に表示します。[実行]ボタンをクリックすると設定が行われます。

    実行が完了したというメッセージが表示され<ok>を選択すると、シェルに復帰します。

ポイント

以降の操作では、コマンド実行時にWeb UIにログインするための管理者権限をもつユーザー、およびパスワードを対話形式で入力する場合があります。

Please enter the DASH username and password with the Admin roll.
DASH username:
DASH password:

以下の環境変数をエクスポートすることで、ユーザー名、パスワードの入力を省略できます。ただし、ログアウトした場合は、再度設定する必要があります。

export DASHUSER=<ユーザー名>
export DASHPW=<パスワード>

参照

dashsetupコマンドの詳細は、「5.24 設定ウィザード (dashsetup)」を参照してください。