仮想アプライアンスを起動後、コンソールコマンド (CLI)を使用して設定ウィザード (TUI)を起動し、本製品の初期設定を行います。
本製品のコンソールに接続します。
「本製品のコンソールに対する接続方法」を参照してください。
仮想アプライアンスのOSユーザーを使用し、コンソールにログインします。
カレントディレクトリーで、設定ウィザード起動コマンド (dashsetup)を実行して設定ウィザード (TUI)を起動します。
# dashsetup
注意
設定ウィザードで設定する項目は以下のとおりです。
ステップ | 設定項目 | デフォルト | 備考 |
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ステップ1 | 仮想アプライアンスのOSユーザー (administrator)のパスワード変更 | Admin123# |
仮想アプライアンスのOSユーザー (administrator)の初期パスワードを変更します。 注意 セキュリティの面から、管理者の初期パスワードは、変更してから運用することを強く推奨します。
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ステップ2 | SFTP専用ユーザー (sftpadmin)のパスワード変更 | ありません | 仮想アプライアンスのOSユーザー (sftpadmin)には、初期パスワードは設定されていません。初回ログイン時にパスワードの設定が必要です。 |
ステップ3 | 保守用ユーザー (vauser)のパスワード変更 | ありません | 仮想アプライアンスのOSユーザー (vauser) には、初期パスワードは設定されていません。初回ログイン時にパスワードの設定が必要です。 |
ステップ4 | ホスト名の設定 | dashva |
ホスト名を変更します。 後述する外部公開ホスト名に付与するFQDNのホスト名を設定します。 現在のホスト名から変更したくない場合、スキップできます。
FQDNの規約に従います。 先頭半角英数字でハイフン("-")、半角英数字で構成された1~63文字が使用できます。 ハイフン("-")は、ホスト名の末尾には使用できません。 |
ステップ5 | ネットワークの設定 | ありません |
ネットワーク用NICのIPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイアドレスを設定します。 ポイント Amazon EC2環境ではデプロイ時にネットワークが自動的に設定されます。デプロイ時に設定した値と同じ値を dashsetup の設定値として使用してください。 |
ステップ6 | DNSの設定 | ありません |
プライマリDNSサーバー、セカンダリーDNSサーバーのIPv4アドレスを設定します。 SMBで外部認証サーバー(Active Directoryサーバー)を利用する場合、DNSサーバーの設定が必要です。 |
ステップ7 | キーマップ設定 | us |
キーマップを変更する場合、リスト表示された候補からスペースキーを押して選択します。 現在のキーマップから変更したくない場合、スキップできます。
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ステップ8 | NTP運用設定 |
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外部認証サーバーを使用する場合、NTP運用が必須です。 NTP運用を有効にする場合、NTPサーバーを設定します。 NTPサーバーは最大4台まで登録できます。 NTPサーバーはFQDNまたはIPv4アドレスを指定します。 現在の設定から変更したくない場合、設定をスキップできます。 |
ステップ9 | タイムゾーン設定 | UTC |
タイムゾーンを変更する場合、リスト表示された候補からスペースキーを押して選択します。 現在の設定から変更したくない場合、スキップできます。 |
ステップ10 | 実行確認 | ありません |
設定内容を画面に表示します。[実行]ボタンをクリックすると設定が行われます。 実行が完了したというメッセージが表示され<ok>を選択すると、シェルに復帰します。 |
ポイント
以降の操作では、コマンド実行時にWeb UIにログインするための管理者権限をもつユーザー、およびパスワードを対話形式で入力する場合があります。
Please enter the DASH username and password with the Admin roll. DASH username: DASH password:
以下の環境変数をエクスポートすることで、ユーザー名、パスワードの入力を省略できます。ただし、ログアウトした場合は、再度設定する必要があります。
export DASHUSER=<ユーザー名> export DASHPW=<パスワード>
参照
dashsetupコマンドの詳細は、「5.24 設定ウィザード (dashsetup)」を参照してください。