本プロパティは、物理格納先の生成時や、すでに生成されている物理格納先の更新時に、物理格納先の設定値として反映されます。
物理格納先を自動作成する場合は、「8.7.3 物理格納先自動生成に関するプロパティ」を指定してください。
プロパティ | |||||
---|---|---|---|---|---|
× | × | × | ○ | ○ | |
× | × | × | ○ | ○ | |
× | × | × | ○ | ○ | |
× | × | × | ○ | ○ | |
× | × | × | ○ | ○ | |
× | × | × | ○ | ○ | |
× | × | × | ○ | ○ | |
× | × | × | ○ | ○ | |
× | × | × | ○ | ○ |
consumerFlowLimit
物理格納先にメッセージが蓄積されている場合、本プロパティで設定したメッセージ数を一単位としてメッセージの受信処理を行うコンシューマに、蓄積されたメッセージがなくなるまで配信します。
「-1」を指定した場合、コンシューマに配信可能なメッセージの数は無制限となります。
メッセージの有効期限を設定して運用を行う場合には、本値に小さい値を設定することを推奨します。
-1~2147483647の整数値
1000
maxBytesPerMsg
物理格納先に許容される単一のメッセージの最大サイズ(バイト/キロバイト/メガバイト単位)を指定します。
本プロパティは、limitBehaviorプロパティをREJECT_NEWESTに設定した場合にだけ有効となります。
メッセージが指定値を超える場合、プロデューサに例外通知されます。ただし、持続性のないメッセージの場合は通知されません。
「-1」を指定した場合、許容される単一のメッセージの最大サイズは無制限となります。
単位は、数値の後ろに、以下の半角英字を付加して指定します(省略時:バイト)。
バイトの場合
b
例)100b
キロバイト(1024バイト)の場合
k
例)100k
メガバイト(1024×1024バイト)の場合
m
例)100m
-1~2147483647の整数値
-1
maxTotalMsgBytes
物理格納先に許容されるメッセージの最大合計サイズ(バイト/キロバイト/メガバイト単位)を指定します。
「-1」を指定した場合、許容されるメッセージの最大合計サイズは無制限となります。
単位の指定方法は、「指定方法」を参照してください。
-1~2147483647の整数値
-1
limitBehavior
以下の値が制限値に達した場合の、メッセージブローカの応答方法を指定します。
maxTotalMsgBytes
maxBytesPerMsg
maxNumMsgs
応答方法は、以下より選択します。
FLOW_CONTROL
jms接続サービスを使用したプロデューサは、メッセージが物理格納先に蓄積可能になるまでメッセージの蓄積処理を待機します。待機状態が解除されるまで、プロデューサに処理は復帰しません。
jmsdirect接続サービスを使用したプロデューサには、本設定は無効です。
REMOVE_OLDEST
最も古いメッセージを破棄します。
プロデューサには通知しません。
REMOVE_LOW_PRIORITY
最も優先度の低いメッセージを破棄します。
プロデューサには通知しません。
REJECT_NEWEST
新しいメッセージを拒否します。
不揮発メッセージの場合だけ、プロデューサに例外を通知します。
FLOW_CONTROL
REMOVE_OLDEST
REMOVE_LOW_PRIORITY
REJECT_NEWEST
REJECT_NEWEST
maxNumActiveConsumers
物理格納先タイプがQueueである物理格納先に対してだけ有効な設定です。
物理格納先からメッセージを受信できるコンシューマの最大数を指定します。
「-1」を指定した場合、物理格納先からメッセージを受信できるコンシューマの最大数は無制限となります。
-1、1~2147483647の整数値
-1
maxNumBackupConsumers
物理格納先タイプがQueueである物理格納先に対してだけ有効な設定です。
物理格納先からメッセージを受信待機できるコンシューマの最大数を指定します。
「-1」を指定した場合、物理格納先からメッセージを受信待機できるコンシューマの最大数は無制限となります。
-1~2147483647の整数値
0
maxNumMsgs
物理格納先に許容される蓄積メッセージ数の最大数を指定します。
「-1」を指定した場合、許容される蓄積メッセージ数の最大数は無制限となります。
-1~2147483647の整数値
-1
maxNumProducers
物理格納先に接続できるプロデューサの最大数を指定します。
「-1」を指定した場合、接続できるプロデューサの最大数は無制限となります。
-1、1~2147483647の整数値
100
useDMQ
物理格納先が制限値などによりメッセージを破棄する場合に、デッドメッセージキューにメッセージを退避する(true)/破棄する(false)を指定します。
本プロパティは、limitBehaviorプロパティを「REMOVE_OLDEST」または「REMOVE_LOW_PRIORITY」に設定した場合にだけ有効となります。
true
false
true