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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

8.7.7 物理格納先の生成または更新に関するプロパティ

本プロパティは、物理格納先の生成時や、すでに生成されている物理格納先の更新時に、物理格納先の設定値として反映されます。
物理格納先を自動作成する場合は、「8.7.3 物理格納先自動生成に関するプロパティ」を指定してください。

プロパティ

get

set

list

imqcmd

create dst

update dst

consumerFlowLimit

×

×

×

maxBytesPerMsg

×

×

×

maxTotalMsgBytes

×

×

×

limitBehavior

×

×

×

maxNumActiveConsumers

×

×

×

maxNumBackupConsumers

×

×

×

maxNumMsgs

×

×

×

maxNumProducers

×

×

×

useDMQ

×

×

×


consumerFlowLimit

説明

物理格納先にメッセージが蓄積されている場合、本プロパティで設定したメッセージ数を一単位としてメッセージの受信処理を行うコンシューマに、蓄積されたメッセージがなくなるまで配信します。
「-1」を指定した場合、コンシューマに配信可能なメッセージの数は無制限となります。
メッセージの有効期限を設定して運用を行う場合には、本値に小さい値を設定することを推奨します。

範囲

-1~2147483647の整数値

初期

1000


maxBytesPerMsg

説明

物理格納先に許容される単一のメッセージの最大サイズ(バイト/キロバイト/メガバイト単位)を指定します。
本プロパティは、limitBehaviorプロパティをREJECT_NEWESTに設定した場合にだけ有効となります。
メッセージが指定値を超える場合、プロデューサに例外通知されます。ただし、持続性のないメッセージの場合は通知されません。
「-1」を指定した場合、許容される単一のメッセージの最大サイズは無制限となります。

指定方法

単位は、数値の後ろに、以下の半角英字を付加して指定します(省略時:バイト)。

  • バイトの場合
    b
    例)100b

  • キロバイト(1024バイト)の場合
    k
    例)100k

  • メガバイト(1024×1024バイト)の場合
    m
    例)100m

範囲

-1~2147483647の整数値

初期

-1


maxTotalMsgBytes

説明

物理格納先に許容されるメッセージの最大合計サイズ(バイト/キロバイト/メガバイト単位)を指定します。
「-1」を指定した場合、許容されるメッセージの最大合計サイズは無制限となります。

指定方法

単位の指定方法は、「指定方法」を参照してください。

範囲

-1~2147483647の整数値

初期

-1


limitBehavior

説明

以下の値が制限値に達した場合の、メッセージブローカの応答方法を指定します。

  • maxTotalMsgBytes

  • maxBytesPerMsg

  • maxNumMsgs

応答方法は、以下より選択します。

  • FLOW_CONTROL
    jms接続サービスを使用したプロデューサは、メッセージが物理格納先に蓄積可能になるまでメッセージの蓄積処理を待機します。待機状態が解除されるまで、プロデューサに処理は復帰しません。
    jmsdirect接続サービスを使用したプロデューサには、本設定は無効です。

  • REMOVE_OLDEST
    最も古いメッセージを破棄します。
    プロデューサには通知しません。

  • REMOVE_LOW_PRIORITY
    最も優先度の低いメッセージを破棄します。
    プロデューサには通知しません。

  • REJECT_NEWEST
    新しいメッセージを拒否します。
    不揮発メッセージの場合だけ、プロデューサに例外を通知します。

範囲
  • FLOW_CONTROL

  • REMOVE_OLDEST

  • REMOVE_LOW_PRIORITY

  • REJECT_NEWEST

初期

REJECT_NEWEST


maxNumActiveConsumers

説明

物理格納先タイプがQueueである物理格納先に対してだけ有効な設定です。
物理格納先からメッセージを受信できるコンシューマの最大数を指定します。
「-1」を指定した場合、物理格納先からメッセージを受信できるコンシューマの最大数は無制限となります。

範囲

-1、1~2147483647の整数値

初期

-1


maxNumBackupConsumers

説明

物理格納先タイプがQueueである物理格納先に対してだけ有効な設定です。
物理格納先からメッセージを受信待機できるコンシューマの最大数を指定します。
「-1」を指定した場合、物理格納先からメッセージを受信待機できるコンシューマの最大数は無制限となります。

範囲

-1~2147483647の整数値

初期

0


maxNumMsgs

説明

物理格納先に許容される蓄積メッセージ数の最大数を指定します。
「-1」を指定した場合、許容される蓄積メッセージ数の最大数は無制限となります。

範囲

-1~2147483647の整数値

初期

-1


maxNumProducers

説明

物理格納先に接続できるプロデューサの最大数を指定します。
「-1」を指定した場合、接続できるプロデューサの最大数は無制限となります。

範囲

-1、1~2147483647の整数値

初期

100


useDMQ

説明

物理格納先が制限値などによりメッセージを破棄する場合に、デッドメッセージキューにメッセージを退避する(true)/破棄する(false)を指定します。
本プロパティは、limitBehaviorプロパティを「REMOVE_OLDEST」または「REMOVE_LOW_PRIORITY」に設定した場合にだけ有効となります。

範囲
  • true

  • false

初期

true