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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

8.6.13 管理スケジュール実行サービスの定義項目

定義項目

カテゴリ

プロパティ

プロパティ名

get

set

list

■管理スケジュール実行サービス

×

×

JNDI名

jndi-name

×

×

状態

enabled

×

説明

description

×

コンテキスト情報

context-info

×

コンテキスト情報の状態

context-info-enabled

×

コアプールサイズ

core-pool-size

×

タスクの長時間実行の監視

long-running-tasks

×

タスクの最大処理時間

hung-after-seconds

×

キープアライブ時間

keep-alive-seconds

×

スレッド存続時間

thread-lifetime-seconds

×

スレッド優先度

thread-priority

×

追加プロパティ

property.${PropertyName}

×


管理スケジュール実行サービス

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}


JNDI名

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}.jndi-name

説明

管理スケジュール実行サービスをlookupするためのJNDI名です。

初期値

なし


状態

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}.enabled

説明

管理スケジュール実行サービスを有効にする(true)/しない(false)を指定します。

範囲
  • true

  • false

初期値

true


説明

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}.description

説明

管理スケジュール実行サービスの説明文です。

範囲

任意の文字列

asadmin setサブコマンドで値を省略(定義項目名と「=」だけを指定)して実行すると、値をなしに設定できます。

初期値

なし


コンテキスト情報

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}.context-info

説明

管理スケジュール実行サービスで実行するタスクに伝播させるコンテキスト情報を指定します。指定可能なコンテキスト情報は「Classloader」、「JNDI」、「Security」、および「WorkArea」の4種類です。「WorkArea」は必ず指定してください。

範囲

以下のいずれか、または複数の組み合わせ。複数指定する場合はコンマ(,)で区切って指定します。

  • Classloader

  • JNDI

  • Security

  • WorkArea

初期値

Classloader,JNDI,Security,WorkArea


コンテキスト情報の状態

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}.context-info-enabled

説明

管理スケジュール実行サービスで実行するタスクにコンテキスト情報を伝播させる(true)/させない(false)を指定します。

範囲
  • true

  • false

初期値

true


コアプールサイズ

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}.core-pool-size

説明

管理スケジュール実行サービスがアイドル状態のスレッドをプールし続ける数です。

「0」が指定された場合、「1」が指定されたものとして動作します。

範囲

0~2147483647

初期値

64


タスクの長時間実行の監視

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}.long-running-tasks

説明

管理スケジュール実行サービスでタスクの最大処理時間の監視を有効にする(false)/しない(true)を指定します。

範囲
  • true

  • false

初期値

false


タスクの最大処理時間

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}.hung-after-seconds

説明

管理スケジュール実行サービスで実行するタスクの最大処理時間を秒数で指定します。

「0」が指定された場合、タスクの最大処理時間の監視は行いません。

範囲

0~2147483647(秒)

初期値

0


キープアライブ時間

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}.keep-alive-seconds

説明

管理スケジュール実行サービスのスレッドプール内のスレッドがアイドル状態のままでいられる最長時間を秒数で指定します。

この期間を過ぎるとスレッドを破棄します。ただし、コアプールサイズで指定した数のスレッドはプーリングされ続けるので破棄対象外となります。

「0」が指定された場合、スレッドがアイドル状態のままでいられる時間に制限はありません。

範囲

0~2147483647(秒)

初期値

60


スレッド存続時間

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}.thread-lifetime-seconds

説明

管理スケジュール実行サービスのスレッドプール内のスレッドが再利用される時間を秒数で指定します。
タスクが終了したときに、現在のスレッドが開始してからスレッド存続時間で指定した秒数以上の時間が経過していた場合、そのスレッドを破棄します。

または、管理スケジュール実行サービスのスレッドプール内のスレッドがアイドル状態のままスレッド存続時間で指定した秒数経過した場合、そのスレッドを破棄します。
「0」が指定された場合、スレッドが再利用される時間に制限はありません。

範囲

0~2147483647(秒)

初期値

0


スレッド優先度

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}.thread-priority

説明

管理スケジュール実行サービスのスレッドプールが新しく作成するスレッドの優先度を指定します。

範囲

1~10

初期値

5


追加プロパティ

定義項目名

resources.managed-scheduled-executor-service.${jndi-name}.property.${PropertyName}

範囲
  • プロパティ名

    • 半角英数字、または特殊文字(‘-’、‘_’、‘.’、‘/’、‘;’、‘#’)

    • 先頭には、半角英数字が指定可能

  • プロパティ値

    任意の文字列

asadmin setサブコマンドで値を省略(定義項目名と「=」だけを指定)して実行すると、値をなしに設定できます。

初期値

なし


関連情報

詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。

内容

参照先

機能説明

2.27 Concurrency Utilities for Java EE

チューニング方法

6.13 Concurrency Utilities for Java EEのチューニング

コマンド

asadminコマンドの以下のサブコマンド
  getサブコマンド
  setサブコマンド
  listサブコマンド
  create-managed-scheduled-executor-serviceサブコマンド
  delete-managed-scheduled-executor-serviceサブコマンド
  list-managed-scheduled-executor-servicesサブコマンド