以下の手順で、クラスタサービス上にJava EE 7の環境を構築します。
作業開始時点の運用ノードをノード1、待機ノードをノード2として説明します。
引継ぎIPアドレスを登録したクラスタサービス(PRIMECLUSTERではuserApplication)を起動し、引継ぎIPアドレスを活性化させます。
ノード1で、「Java EE 7運用環境の設定」と「Java EE 7のIPアドレスおよびホスト名の変換」を行います。
運用ノードと待機ノードを切り替えて、ノード2にノード1と同じ設定を行います。
Java EE 7運用環境の設定
IJServerクラスタの設定やアプリケーションの配備、リソースの作成、JMSの設定などJava EE 7の運用に必要な設定を行ってください。
なお、クラスタサービスが起動・停止するPCMIサービスに合わせて、Interstage Java EE 7 DASサービスやIJServerクラスタの起動・停止を行いたい場合は、PCMIサービスの出口機能を設定してください。PCMIサービスの出口機能については、「4.2.6 サービスの起動時/停止時の出口機能」を参照してください。
Java EE 7のIPアドレスおよびホスト名の変換
以下の手順でJava EE 7のIPアドレス/ホスト名を変換します。
Java EE 7資源の移出/移入
移入時に引継ぎIPアドレス/ホスト名を指定することで、Java EE 7に設定されているIPアドレス/ホスト名を引継ぎIPアドレス/ホスト名に変換します。移出/移入の手順は、「9.2.2 資源移出手順」および「9.2.3 資源移入手順」を参照してください。
glassfish-acc.xmlの編集
必要に応じて、作成したglassfish-acc.xmlをテキストエディタなどで開いて、以下の値を引継ぎホスト名に変更します。
[編集項目]
target-serverタグのname属性およびaddress属性