ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

6.15.3 IPアドレスとポート番号の設定例

以下のような運用を行う場合について、IPアドレスとポート番号の設定例を説明します。

例1: Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerクラスタと別マシンで運用する場合

Session Registry Server(マシンC:192.0.2.1)の環境設定

  

項目

設定値例

備考

(1)

8.8.3 ネットワーク設定の定義項目

HTTPリスナー
(http-listener-1)

ネットワークアドレス(注1)

192.0.2.1

マシンのIPアドレスまたは0.0.0.0を指定します。省略値は0.0.0.0です。

(2)

リスナーポート

5678

(3)

8.8.2 HTTPサービスの定義項目

仮想サーバー
(server)

要求を受け付けるクライアントのアドレス

192\.0\.2\.2,
192\.0\.2\.3

Webアプリケーションの動作するIJServerクラスタを運用するマシンA、BのIPアドレスを正規表現で指定します。複数ある場合はすべて設定します。


Session Registry Client側のIJServerクラスタ(マシンA:192.0.2.2)の環境設定

  

項目

設定値例

備考

(4)

8.5.6 ライフサイクルモジュールの定義項目

ライフサイクルモジュールのプロパティ

セッションのバックアップ先Session Registry Serverのアドレス(srsAddress)

192.0.2.1

Session Registry ServerのIPアドレスを指定します。

(5)

セッションのバックアップ先Session Registry Serverのポート(srsPort)

5678

Session Registry Serverのポートを指定します。

(6)

システムプロパティ

システムプロパティ(SESSIONRECOVERY_PORT)

制御用HTTPリスナーのポート番号
(IJServerクラスタの設定のデフォルト値)

15000

(7)

8.8.3 ネットワーク設定の定義項目

制御用HTTPリスナー
(__sr-listener)

ネットワークアドレス

192.0.2.2

マシンのIPアドレスまたは0.0.0.0を指定します。

(8)

8.8.2 HTTPサービスの定義項目

制御用仮想サーバー
(__sessionrecovery)

要求を受け付けるクライアントのアドレス

192\.0\.2\.1

Session Registry ServerのIPアドレスを正規表現で指定します。Session Registry Serverを運用するマシンに複数のIPアドレスが設定されている場合はすべて設定します。


Session Registry Client側のIJServerクラスタ(マシンB:192.0.2.3)の環境設定

  

項目

設定値例

備考

(9)

8.5.6 ライフサイクルモジュールの定義項目

ライフサイクルモジュールのプロパティ

セッションのバックアップ先Session Registry Serverのアドレス(srsAddress)

192.0.2.1

Session Registry ServerのIPアドレスを指定します。

(10)

セッションのバックアップ先Session Registry Serverのポート(srsPort)

5678

Session Registry Serverのポートを指定します。

(11)

システムプロパティ

システムプロパティ(SESSIONRECOVERY_PORT)

制御用HTTPリスナーのポート番号
(IJServerクラスタの設定のデフォルト値)

15000

(12)

8.8.3 ネットワーク設定の定義項目

制御用HTTPリスナー
(__sr-listener)

ネットワークアドレス

192.0.2.2

マシンのIPアドレスまたは0.0.0.0を指定します。省略値は0.0.0.0です。

(13)

8.8.2 HTTPサービスの定義項目

制御用仮想サーバー
(__sessionrecovery)

要求を受け付けるクライアントのアドレス

192\.0\.2\.1

Session Registry ServerのIPアドレスを正規表現で指定します。Session Registry Serverを運用するマシンに複数のIPアドレスが設定されている場合はすべて設定します。

注1) サーバで有効なすべてのIPアドレスを使用する場合は、0.0.0.0を指定します。マシンに複数のIPアドレスが設定されていて、本機能で使用するIPアドレスを制限したい場合は、許可するIPアドレスを設定し、その他の定義項目のSession Registry ServerのIPアドレス(4)、(8)、(9)、(13)も統一して設定します。なお、ネットワークアドレスを0.0.0.0とした場合でも、その他の定義項目のIPアドレスは、実際のマシンのIPアドレスで統一してください。


例2: Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerクラスタ同一のマシンで運用する場合

Session Registry Serverの環境設定

  

項目

設定値例

備考

(1)

8.8.3 ネットワーク設定の定義項目

HTTPリスナー
(default)

ネットワークアドレス(注1)

127.0.0.1

IPアドレスは127.0.0.1(注2)または0.0.0.0とします。省略値は0.0.0.0です。

(2)

リスナーポート

5678

(3)

8.8.2 HTTPサービスの定義項目

仮想サーバー
(server)

要求を受け付けるクライアントのアドレス

127\.0\.0\.1

127.0.0.1(注2)とします。


Session Registry Client側のIJServerクラスタの環境設定

  

項目

設定値例

備考

(4)

8.5.6 ライフサイクルモジュールの定義項目

ライフサイクルモジュールのプロパティ

セッションのバックアップ先Session Registry Serverのアドレス(srsAddress)

127.0.0.1

IPアドレスは127.0.0.1(注2)とします。

(5)

セッションのバックアップ先Session Registry Serverのポート(srsPort)

5678

ポートは(2)と同じとします。

(6)

システムプロパティ

システムプロパティ(SESSIONRECOVERY_PORT)

制御用HTTPリスナーのポート番号
(IJServerクラスタの設定のデフォルト値)

15000

Webアプリケーションを運用するIJServerクラスタのサーバーインスタンス数が2のとき

(7)

システムプロパティ(SESSIONRECOVERY_PORT)

制御用HTTPリスナーのポート番号
(サーバーインスタンスのオーバーライド値)

15001

(8)

8.8.3 ネットワーク設定の定義項目

制御用HTTPリスナー
(__sr-listener)

ネットワークアドレス

127.0.0.1

IPアドレスは、127.0.0.1(注2)または0.0.0.0とします。省略値は0.0.0.0です。

(9)

8.8.2 HTTPサービスの定義項目

制御用仮想サーバー
(__sessionrecovery)

要求を受け付けるクライアントのアドレス

127\.0\.0\.1

アクセス制限を行う場合、127.0.0.1(注2)を正規表現で指定します。

注1) サーバで有効なすべてのIPアドレスを使用する場合は、0.0.0.0を指定します。マシンに複数のIPアドレスが設定されていて、本機能で使用するIPアドレスを制限したい場合は、許可するIPアドレスを設定し、その他の定義項目のIPアドレス(3)、(4)、(8)も統一して設定します。なお、ネットワークアドレスを0.0.0.0とした場合でも、その他の定義項目のIPアドレスは、127.0.0.1または実際のマシンのIPアドレスで統一してください。

注2) 各IPアドレスは、127.0.0.1の代わりに実際のマシンのIPアドレス(192.0.2.1など)を指定することも可能です。ただし、127.0.0.1との混在はできません。いずれかで統一してください。