マスターパスワードは、Interstage Java EE 7 DASサービスまたはサーバーインスタンスがSSLの通信時にアクセスするキーストア/トラストストアのパスワードとして使用します。
マスターパスワードの変更は、asadminコマンドの「change-master-passwordサブコマンド」で行います。
以下のasadminのサブコマンドでマスターパスワードの指定が必要になります。
マスターパスワードの指定方法は、以下から選択可能です。
「start-clusterサブコマンド」を利用する場合
「start-domainサブコマンド」「start-local-instanceサブコマンド」を利用する場合
asadminコマンドのchange-master-passwordサブコマンド実行時に--savemasterpasswordオプションを指定し、変更後のマスターパスワードをファイルに保存します。以降、asadminコマンドは保存したファイルを参照するため、マスターパスワードの指定を省略できます。--savemasterpasswordの使用方法については「10.1.17.2 change-master-passwordサブコマンド」を参照してください。
asadminコマンドの共通オプション--passwordfileにマスターパスワードを記載したファイルを指定します。--passwordfileの使用方法については「10.1.17.2 change-master-passwordサブコマンド」を参照してください。
注意
マスターパスワードの管理についての注意事項
キーストア/トラストストアには、暗号化、復号化、デジタル署名に使用する鍵が含まれるため、マスターパスワードは厳重に管理する必要があります。運用方針に従ってマスターパスワードの指定方法と変更の要否を検討してください。