コンテキストサービスはJava SEのjava.lang.reflect.Proxyクラスによって定義された動的プロキシオブジェクトを作成する機能を提供します。
コンテキストサービスが作成した動的プロキシオブジェクトは、それを作成したスレッドと同じコンテキスト情報を保持したままメソッドを実行できます。
コンテキストサービスが作成した動的プロキシオブジェクトを使用することで、WebコンテナやEJBコンテナの管理下にない独自のスレッドで、それらのコンテナ管理下のスレッドと同じコンテキスト情報を保持したまま処理を実行することができます。
コンテキストサービスはasadminコマンドの「10.1.14.42 create-context-serviceサブコマンド」で作成できます。
コンテキストサービスはasadminコマンドの「10.1.14.43 delete-context-serviceサブコマンド」で削除できます。
Interstage Java EE 7 DASサービスやIJServerクラスタなどに関連付けられているコンテキストサービスはasadminコマンドの「10.1.14.44 list-context-servicesサブコマンド」で一覧を確認できます。
コンテキストサービスに設定可能な定義項目については「8.6.15 コンテキストサービスの定義項目」を参照してください。
コンテキストサービスのチューニングについては「6.13 Concurrency Utilities for Java EEのチューニング」を参照してください。