ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

2.5.2 Javaヒープ領域/メタスペース不足時の制御

運用中のInterstage Java EE 7 DASサービスまたはサーバーインスタンスのJava VMプロセスで、Javaヒープ領域/メタスペース/Cヒープ領域が不足したときのJava VMプロセスの動作を下記の2つから選択できます。PCMIプロファイルの「Javaヒープ領域/メタスペース不足時の制御」で設定します。デフォルトは「プロセスを再起動する」です。


プロセスを再起動する

PCMIサービスによって、下記の処理が実行されます。

  1. イベントログ/システムログに警告メッセージ「PCMI1105」を出力します。

  2. Java VMプロセスを強制停止します。

  3. Java VMプロセスが自動的に再起動されます。(注1)

注1)PCMIプロファイルの「プロセスの自動再起動」に「自動再起動しない」を設定している場合、Java VMプロセスは再起動されません。サーバーインスタンスは停止します。


java.lang.OutOfMemoryError」を返却する

通常のJavaアプリケーション同様、アプリケーション、およびJava EEコンテナに「java.lang.OutOfMemoryError」を返却(スロー)します。可能なかぎり、処理は継続されます。

ただし、不足した資源や不足量、および発生のタイミングによっては、正常に運用できなくなる(リクエスト処理失敗でステータス500、セッションの情報消失、内部異常など)可能性があります


参照