ここでは、管理者へのメール通知機能を設定する手順について説明します。
マルウェア感染を検出した場合、事前に定義したアクションの実行後、対処結果を該当マシンのテナント管理者へメールで通知できます。
また、アクションを"none"に設定した場合、通知メールにアクションを実行するためのリンクが記載されます。リンクをクリックすることで、隔離、再起動、隔離して再起動といったアクションの選択ができます。アクション実行後、結果は再度メールで管理者に通知されます。
ただし、本機能はデフォルトで無効です。本機能を使用する場合は以下の手順にしたがって有効化してください。
手順
本製品のマネージャーで以下の手順を実施してください。
参照
コマンドの詳細は、「4.10 mailnotice」と「4.4 rcxadm tenant」を参照してください。
各アクション選択時のメールの通知回数は以下の通りです。
アクション | アクション実行前のメール通知回数 | アクション実行後のメール通知回数 | 合計 | |
quarantine | 通知しない | 1回 | 1回 | |
reboot | 通知しない | 1回 | 1回 | |
quarantine_reboot (*1) | 通知しない | 2回 | 2回 | |
none (*2) | quarantine | 1回 | 1回 | 2回 |
reboot | 1回 | 1回 | 2回 | |
quarantine_reboot (*1) | 1回 | 2回 | 3回 | |
none | 1回 | 通知しない | 1回 |
*1) 対策アクションが"quarantine_reboot"の場合、対処の実施結果は"quaraninte_reboot (quarantine)"と"quarantine_reboot (reboot)"の2部分に分けてメール通知を行う。
*2) 対策アクションが"none"の場合、対処パターンは管理者によって選択します。
注意
テナントに属していない仮想PCに対しては、本メール通知機能を使用できません。
マルウェア感染時のアクションを"none"に設定している場合はメールが通知されないため、対処を手動で実施する必要があります。
アクションを"none"に設定する仮想PCはテナントに所属させた上で、本機能を使用するようにしてください。