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ServerView Resource Orchestrator V3.4.0 検疫ネットワークへの自動隔離機能 使用手引書
FUJITSU Software

2.8 サブマネージャー情報の登録手順

ここでは本製品のマネージャーが複数台で構成されている場合、サブマネージャー情報を登録する手順について説明します。

手順

  • サブマネージャー情報を登録します。

    本製品の1台目のマネージャーで、以下のコマンドを実行します。

    > rcxadm submgr create -host サブマネージャーのIPアドレスまたはFQDN -port rcxwebサービスで使用するポート番号 -user サブマネージャーのOSの管理者権限を持つユーザーのユーザー名 -password サブマネージャーのOSの管理者権限を持つユーザーのパスワード -ror_user サブマネージャーの特権ユーザーのユーザー名 -ror_password サブマネージャーの特権ユーザーのパスワード 

    なお、サブマネージャーが複数台ある場合、すべてのサブマネージャーを登録してください。

結果の確認

以下のコマンドを実行し、サブマネージャー情報が登録されたことを確認します。

> rcxadm submgr list

参照

rcxadm submgrコマンドの詳細は、「4.7 rcxadm submgr」を参照してください。

【Trend Micro VB Corp.】【McAfee】
  1. リモート管理の認証設定を行います。
    1. 本製品の1台目のマネージャー上で以下のコマンドを実行し、TrustedHostsの設定内容を記録してください。
      > winrm get winrm/config/client 

      TrustedHostsに表示された内容を記録してください。表示された内容が、アスタリスク("*")一文字の場合、または、手順で設定した"サブマネージャーのIPアドレスまたはFQDN"を含む場合、以降の手順b.、c.は不要です。

      複数のサーバが登録されているときの表示結果

      192.168.1.100, 192.168.1.101
    2. 本製品の1台目のマネージャー上で以下のコマンドを実行してください。その際、手順a.の結果を以下の"手順a.で記録した内容"に入力してください。
      > winrm set winrm/config/client @{TrustedHosts="手順a.で記録した内容, サブマネージャーのIPアドレスまたはFQDN"}

      複数のサブマネージャーが登録されているときのコマンド

      > winrm set winrm/config/client @{TrustedHosts="192.168.1.100, 192.168.1.101,サブマネージャーのIPアドレスまたはFQDN①, サブマネージャーのIPアドレスまたはFQDN②"} 

      注意

      "rcxadm submgr"コマンドで設定する値とwinrmコマンドで設定する値は、同じ値にする必要があります。

      IPアドレスで設定した場合はIPアドレスで設定し、FQDNで設定した場合はFQDNを設定してください。

    3. 本製品の1台目のマネージャー上で以下のコマンドを実行して、TrustedHostsの内容を確認してください。
      > winrm get winrm/config/client

      "手順a.で記録した内容"に、追加登録するサブマネージャーのアドレスが追加されていれば問題ありません。

  2. サブマネージャーのWindowsリモート管理許可を設定します。

    サブマネージャーに管理者権限をもつユーザーでログインし、コマンドプロンプトから、以下のコマンドを実行します。問合せに対しては "y"を入力します。

    > winrm quickconfig
  3. PowerShellの実行ポリシーの変更を行います。

    本製品の1台目のマネージャー、およびサブマネージャーで、PowerShellの実行ポリシーを"RemoteSigned"に変更してください。

    管理者権限でPowerShellのコンソールを起動し、以下のコマンドを実行します。

    > Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned