ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator V3.4.0 検疫ネットワークへの自動隔離機能 使用手引書
FUJITSU Software

2.10.4 ネットワークリソースの登録手順

ここでは、ネットワークリソースを登録する手順について説明します。

運用ネットワークと検疫ネットワークをネットワークリソースとして登録します。

ポイント

SBCサーバの場合

  • SBCサーバの場合、以下の3つのネットワークリソースを作成する必要があります。

    • 管理ネットワーク(マネージャーが直接接続している管理LANのネットワークリソース)

    • 業務ネットワーク

    • 検疫ネットワーク

  • 業務ネットワークと検疫ネットワークの場合、種別は、[業務LAN]を選択します。管理ネットワークの場合、種別は、[管理LAN]を選択します。

  • 管理ネットワークは、ネットワークリソース名を"AdminLan"、VLAN IDを1として、インストール時に自動的に作成されます。

  • 事前に"AdminLan"を削除したあと、「2.10.4.2 GUI(RORコンソール)による管理ネットワークのネットワークリソースの登録手順」に従ってネットワークリソースを作成してください。

ポイント

仮想PCの場合
前提条件(SBCサーバ)

ネットワークリソースに応じたL2スイッチ向けルールセット(スクリプト)を本製品の登録用フォルダーに登録する必要があります。

ルールセット(スクリプト)の詳細については、「付録D ネットワークデバイスへの自動設定および運用操作を行うための事前準備」を参照してください。

前提条件(仮想PC)

ネットワークリソースを登録するための前提条件は以下のとおりです。

仮想PCに割り当て済みのIPアドレスをL-Serverに取り込むための前提条件は「2.12 構築済みの仮想PCと仮想L-Serverの関連付け」の前提条件を参照してください。

  1. ネットワークリソースが以下のすべての条件を満たしている
    • ユーザーがアクセスできるリソースプールにネットワークリソースが登録済み

    • ネットワークリソースに設定されているIPアドレスの範囲に、仮想マシンに割当て済みのIPアドレスが含まれている

    • 仮想マシンとL-ServerのVLAN IDが一致している

    • 異なるVLAN IDで、サブネットアドレスが同一のネットワークリソースが複数登録されていない

    • 仮想マシンからVLAN IDが取得できない環境では、仮想マシンに割当て済みのIPアドレスの範囲を含むネットワークリソースが、アクセス可能なリソースプールに1つだけ登録されている

      上記の場合、IPアドレスの範囲が重複したネットワークリソースが、2つ以上存在しないようにしてください。

  2. VMホストのネットワーク情報が最新の状態である

    以下の手順はすべてのVMホストに対して実行してください。

    【VMware vSphere 6.0の場合】

    仮想化ソフトウェア(vSphere Web Client)で以下の手順を実行し、ネットワーク情報を最新にします。

    1. インベントリから[ホストおよびクラスタ]へ移動します。

    2. 情報を更新するVMホストを選択します。

    3. [構成]タブをクリックします。

    4. [ハードウェア]の[ネットワーク]をクリックします。

    5. [更新]をクリックし、ネットワーク情報の更新タスクが正常に完了するまで待ちます。

    【VMware vSphere 6.5以降の場合】

    vSphere Web Clientで以下の手順を実行し、ネットワーク情報を最新にします。

    1. インベントリから[ホストおよびクラスタ]へ移動します。

    2. 情報を更新するVMホストを選択します。

    3. [設定]タブをクリックします。

    4. [ネットワーク]の[仮想スイッチ]をクリックします。

    5. [ネットワークシステムの更新]アイコンをクリックし、ネットワーク情報の更新タスクが正常に完了するまで待ちます。

    【Hyper-Vの場合】

    仮想化ソフトウェアの画面(VMMコンソール)で以下の手順を実行し、ネットワーク情報を最新にします。

    1. [VMとサービス]ワークスペースを開きます。

    2. [すべてのホスト]から情報を更新するVMホストを選択し、右クリックします。

    3. ポップアップメニューから[最新の情報に更新]を選択します。

    4. "最新の情報に更新"のジョブが正常に完了するまで待ちます。

    5. [VM]ですべての仮想マシンを選択し、右クリックします。

    6. ポップアップメニューから[最新の情報に更新]を選択します。

    7. "バーチャルマシンの更新"のジョブが正常に完了するまで待ちます。

  3. 本製品の構成定義情報にVM管理製品の最新情報が反映されている

    管理サーバ上で以下のコマンドを実行してください。

    【Windowsマネージャー】

    > rcxadm vmmgr refresh