ここでは、GUI(RORコンソール)による業務ネットワークのネットワークリソースの登録手順について説明します。
以下の手順を実行します。
[ネットワークリソースの作成]ダイアログが表示されます。
ネットワークリソースの名前を入力します。
種別に[管理LAN]以外を選択した場合
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ピリオド(".")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
作成するネットワークリソース種別を、以下のラジオボタンで設定します。
業務LAN
業務LANを作成する場合、ネットワークリソース名とVLAN IDは必ず入力してください。
以下を設定します。
設定済みの仮想スイッチを利用
事前に設定された仮想スイッチを使用する場合にチェックボックスにチェックを入れます。
VLAN IDと外部接続ポートの設定をします。
LANスイッチブレードと仮想スイッチに設定するVLAN IDを指定します。LANスイッチブレードの外部ポートに設定されているVLAN IDから選択するか、数値を入力できます。事前に設計したVLAN IDを指定してください。
1~4094までの整数を入力してください。
内部ネットワーク、またはラックマウント型サーバだけの外部ネットワークの場合
VLAN IDを入力してください。
VLAN IDを指定して、[設定]ボタンをクリックすると[外部接続ポート設定]ダイアログが表示されます。
内部ネットワークの場合や、ラックマウント型サーバだけの外部ネットワークの場合、設定しないでください。
L-Serverにイメージを配付する際に、ネットワークリソースと接続したNICに対して、ネットワークとIPアドレスを自動設定するために入力してください。
L-Serverにはサブネットアドレスに含まれるIPアドレスが割り当てられますが、割当て対象外とするIPアドレスの範囲を指定できます。[追加]ボタンをクリックすると[開始IPアドレスと終了IPアドレスの追加]ダイアログが表示されますので、対象外とするIPアドレスの範囲を指定し、[追加]ボタンをクリックしてください。対象外としたIPアドレスを再度、有効にする場合、一覧から有効にするIPアドレスのチェックボックスにチェックを入れて、[削除]ボタンをクリックしてください。[OK]ボタンをクリックすると、入力した内容が元のダイアログに表示されます。
なお、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスは自動的に除外されます。
参考
ネットワークリソースにサブネットアドレスが設定されている場合、L-Serverへのイメージ配付時に、IPアドレスを自動的に設定できます。
設定するサブネットのアドレスとサブネットマスクを、"xxx.xxx.xxx.xxx"の形式で入力してください。
サブネットマスクの最大値は、255.255.255.255(32bit mask)、最小値は、255.255.0.0(16bit mask)です。ただし、255.255.255.254は指定できません。
注意
管理LAN用のネットワークリソース間で同じサブネットを指定できません。
詳細は、以下を参照してください。
「設計ガイド VE」の「第7章 ネットワーク環境の決定と設定」
「設計ガイド CE」の「第9章 ネットワーク環境の決定と設定」
種別に[管理LAN]以外を選択した場合、省略できます。
サブネットの外部と通信する際に利用するデフォルトゲートウェイのIPアドレスを入力してください。
ほかの装置で利用している、または今後利用する予定などの理由で、L-Serverに自動的に割り当てたくないIPアドレスを指定できます。
参考
L-ServerとのIPアドレスの重複を防ぐため、構築済みの物理サーバおよび仮想PCやほかの装置で利用されているIPアドレスは、本項目に指定する必要があります。
注意
サブネットアドレスおよびサブネットマスクで指定されるIPアドレスのうち、以下のアドレスは、割当てから自動的に除外されます。対象外とするIPアドレスには指定できません。
- 管理サーバ
- ネットワークアドレスおよびブロードキャストアドレス
SBCサーバの場合、ネットワークリソースで利用可能なルールセットの中から利用するルールセットを選択します。
なお、利用するルールセットは、ネットワークリソース用のネットワークデバイス共通のフォルダーに登録してください。ネットワークリソース用のルールセットを登録するためのフォルダーについては、「D.3.1 ネットワークリソース用」を参照してください。
ネットワークリソースに、業務内容などを元にした分かりやすい別名を付けたい場合に入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
ネットワークリソースに関する情報を自由に記述できます。例えば、業務内容の詳細や、障害発生時の対処方法を登録しておくと、迅速な対応ができます。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
ネットワークリソースが作成され、ネットワークプールに登録されます。
[リソース一覧]タブで、対象のネットワークプールに運用ネットワークのネットワークリソースが登録されたことを確認します。