インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\convertVMtoLServer - 仮想PCと仮想L-Serverの関連付け操作
convertVMtoLServer -exportfile folder [-fixfilename] [-setfolder] convertVMtoLServer -file file.csv convertVMtoLServer -createxml
convertVMtoLServerは、構築済みの仮想PCに対して仮想L-Serverへの一括関連付けおよびネットワーク変更用XMLファイルの一括作成を実施するコマンドです。
-fileオプションに指定するCSV設定ファイルを作成する場合に指定します。
folderにはCSV設定ファイルを格納するためのフォルダーを絶対パスで指定します。
folderには半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された文字列のフォルダー名が指定できます。
半角スペースが含まれるパスは指定できません。
すべての場所にあるVMプールに登録済の以下のVMホストにおいて、仮想L-Serverに関連付けられていない仮想PCの情報がすべてCSV設定ファイルに出力されます。
ただし、-fixfilenameが指定されている場合、CSV設定ファイル名は、convertVMtoLserver.csvです。
ファイルがすでに存在する場合、ファイルを削除し、再作成します。
仮想PCを定期的に関連付けする場合に指定します。
出力するCSV設定ファイル名をconvertVMtoLserver.csvとします。ファイルがすでに存在する場合、ファイルを削除し、再作成します。
テナント毎に仮想PCを関連付けする場合に指定します。
出力するCSV設定ファイルにおいて、仮想PCのVMホストが所属しているリソースフォルダーまたはテナントをL-Serverを配置するFolderNameとして出力します。
仮想PCを仮想L-Serverに一括関連付けおよびネットワーク変更用XMLファイルの一括作成を実施する場合に指定します。
file.csvには、本製品のVMプールに登録された、以下のVMホストに構築済みの仮想PCに関する情報を定義したCSV設定ファイルを指定します。
CSV設定ファイルは-exportfileオプションを指定した実行により自動作成することもできます。
-exportfileオプションで出力されるCSV設定ファイルに、処理対象外としたい仮想PCの情報が含まれる場合は、CSV設定ファイルから当該仮想PCに関する行を削除してください。
CSV設定ファイルのファイル名には、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")が使用できます。
また、CSV設定ファイルの拡張子は"csv"である必要があります。
関連付けに成功した仮想L-Serverについては、ネットワーク変更用XMLファイルをネットワーク変更用XMLファイルの保存ディレクトリに出力します。その際に、同名のネットワーク変更用XMLファイルがすでに存在する場合はファイルが上書きされます。
参照
詳細は、「A.4 ネットワーク変更用XMLファイル」を参照してください。
ネットワーク変更用XMLを生成する場合に指定します。
以下の場合に指定します。
事前に運用ネットワークと検疫ネットワークを設定するための定義ファイルを作成する必要があります。
参照
詳細は、「2.5.6 業務ネットワークと検疫ネットワークを設定変更するための定義ファイル」を参照してください。
CSV設定ファイルの書式は以下のとおりです。
-exportfileオプションを指定して作成されたCSV設定ファイルは、1行目および2行目以降のVMGuestName部分だけ出力されます。
CSV設定ファイルは、以下の名前でfolderに格納されます。
convertVMtoLserver.csv
convertVMtoLserver_yyyymmddhhmmss.csv
yyyymmddhhmmssは、CSV設定ファイルを作成した日付と時間です。
VMGuestName,Label,Comment,FolderName
1行目の設定項目名への定義の順番に設定値をカンマ区切りで指定します。
L-Serverと関連付ける仮想PC名を指定します。リソースプール名とVMホスト名をスラッシュ("/")でつなぎフルパスで指定します。
仮想PC名は、先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列を入力します。
ピリオド(".")で構成された仮想PC名には対応していません。
例
/リソースプール名/VMホスト名/仮想PC名
注意
リソースプール名は、オーケストレーションツリーの配下の作成済みのVMプールを指定してください。
省略可。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
省略可。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
省略可。
フォルダー名を先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
仮想L-Serverのリソースをグループ化する場合に指定します。FolderNameを指定する場合、RORの[リソースタブ]のオーケストレーションツリーの配下に、リソースフォルダーをあらかじめ作成しておく必要があります。
詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「21.2 作成」を参照してください。
階層化されたリソースフォルダーの場合、フォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。
省略時は、ホームフォルダーへ配置されます。
例
CSV設定ファイルの例
VMGuestName,Label,Comment,FolderName /VMHostPool/192.168.24.138/test1 /VMHostPool/192.168.24.138/test2,, /VMHostPool/192.168.24.138/test3,,,FolderA
ポイント
仮想PC名とリソースの関係は、以下のコマンドで確認できます。
> rcxadm pool list -name /VMHostPool -resource -info lserver
コマンドの詳細は、「4.8 rcxadm pool」を参照してください。
CSV結果ファイルの書式は以下のとおりです。
CSV設定ファイル格納フォルダーと同じです。
convertVMtoLserver_yyyymmddhhmmss_result.csv
yyyymmddhhmmssは、CSV設定ファイルを作成した日付と時間です。
ただし、-fixfilenameが指定されている場合、CSV結果ファイル名は、convertVMtoLserver_result.csvです。
CSV設定ファイルに設定した内容をそのまま表示します。
CSV設定ファイルに設定した内容をそのまま表示します。
CSV設定ファイルに設定した内容をそのまま表示します。
CSV設定ファイルに設定した内容をそのまま表示します。
VMの取り込み操作実行後の状態を表示します。
成功の場合"OK"、失敗の場合"NG"で表示します。
実行失敗後のエラーメッセージを表示します。
例
CSV結果ファイルの出力例
VMGuestName,Label,Comment,FolderName,Result,Note /VMHostPool/192.168.24.138/test1,,,FolderA,NG,FJSVrcx:ERROR:67280:test1:convert not supported. (already in use) /VMHostPool/192.168.24.138/test2,,,FolderA,NG,FJSVrcx:ERROR:67280:test2:convert not supported. (already in use) /VMHostPool/192.168.24.138/ls-test,,,,NG,FJSVrcx:ERROR:69133:operation not possible because power is OFF /VMHostPool/192.168.24.138/test3,,,,OK, /VMHostPool/192.168.24.138/test4,,,,OK, /VMHostPool/192.168.24.138/test5,,,,OK, /VMHostPool/192.168.24.138/test6,,,,OK, /VMHostPool/192.168.24.138/test7,,,,OK, /VMHostPool/192.168.24.138/test8,,,,OK, /VMHostPool/192.168.24.138/test9,,,,OK, /VMHostPool/192.168.24.138/test10,,,,OK,
OSの管理者
管理サーバ
> convertVMtoLServer -file D:\convert_test\vm_test1.csv
VmGuest Convert Start
VmGuest:test3 is converting
VmGuest:test4 is converting
VmGuest:test3 convert completed
VmGuest:test4 convert completed
VmGuest Convert End
以下の終了ステータスが返されます。
正常に処理されました。
エラーが発生しました。
注意