ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator V3.4.0 検疫ネットワークへの自動隔離機能 使用手引書
FUJITSU Software

4.8 rcxadm pool

名前

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm pool - リソースプールの操作

形式

rcxadm pool list [-reserve] [-extend attributes]
rcxadm pool list -name name [-template template_name] [-resource] [-info lserver] [-reserve] [-extend attr[,attr[,...]]]

機能説明

rcxadm poolは、リソースプール管理を行うためのコマンドです。リソースプールとはオーケストレーションツリー上のリソースフォルダーの一種で、L-Serverの作成や増設の際に選択対象になるリソースを格納します。リソースプールは作成時にリソースプール種別を指定し、リソースプール種別ごとに特定のリソース種別だけが格納されます。

リソースプールによってL-Serverを作成する際に、割り当てる資源をまとめて管理できます。

サブコマンド

list

リソースプールの一覧を表示します。

以下の情報が表示されます。

  • オプションに-extend attributesを指定した場合

    追加情報が表示されます。

  • オプションに-nameを指定しない場合

    参照できるすべてのリソースプールの情報が表示されます。

    • VMプールの場合

      オーバーコミットで使用するVMプールに対する空き容量計算が、予約値で換算する設定になっている場合、以下の項目名に出力される情報へ反映されます。

      • CPU(max)
      • MEMORY(max)
      表 4.9 VMプールの情報

      項目名

      内容

      NAME

      VMプール名

      TYPE

      リソースプール種別

      PRIORITY

      優先順位

      CPU(max)

      VMホストのCPUの空き容量と総容量

      maxには、"性能GHz x コア数"の形式で1つのVMゲストに割当て可能な最大CPU量が表示されます。

      RESERVE-CPU (注1)

      VMホストのCPUのリザーブ容量

      サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。

      HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。

      MEMORY(max)

      VMホストのメモリの空き容量と総容量

      maxには、"容量GB"の形式で1台あたりに割当て可能な最大メモリ量が表示されます。

      RESERVE-MEMORY (注1)

      VMホストのメモリのリザーブ容量

      サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。

      HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。

      ATTRIBUTES (注2)

      VMプールのオーバーコミット属性と空き容量計算方法

      以下のどれかが表示されます。

      • オーバーコミットが有効で、かつ、予約値で空き容量を計算する場合

        "OverCommit=true,CalculatedUsing=reserve"が表示されます。

      • オーバーコミットが有効で、かつ、上限値で空き容量を計算する場合

        "OverCommit=true,CalculatedUsing=limit"が表示されます。

      • オーバーコミットが無効の場合

        "OverCommit=false"が表示されます。

      注1) オプションに-reserveを指定した場合、表示されます。

      注2) オプションに-extend attributesを指定した場合、表示されます。ROR V2.2.0~V3.0.0の管理サーバからアップグレードした直後は、オプションに-extend attributesを指定した場合も表示されません。表示させる場合は、「リリース情報」の「2.3.1.2 VMプール属性表示制御定義ファイル」を参照し、VMプール属性表示制御定義ファイルを削除してください。

    • サーバプールの場合

      表 4.10 サーバプールの情報

      項目名

      内容

      NAME

      サーバプール名

      TYPE

      リソースプール種別

      PRIORITY

      優先順位

      SERVER

      物理サーバの未使用数と総数

    • ストレージプールの場合

      表 4.11 ストレージプールの情報

      項目名

      内容

      NAME

      ストレージプール名

      TYPE

      リソースプール種別

      PRIORITY

      優先順位

      CAPACITY(max)

      仮想ストレージの空き容量と総容量

      シン・プロビジョニングの属性が設定されているストレージプールの場合、以下のように表示されます。

      • 仮想ストレージの空き容量

        仮想的に割り当てた容量の累計が仮想ストレージの総容量を超えた場合、超えた容量がマイナス("-")付きで表示されます。

      • max

        maxには、最大値が表示されます。

        登録されている仮想ストレージの空き容量がすべてマイナスの値である場合、最も大きいマイナスの値が表示されます。

      【OVM for x86 2.2】

      仮想ストレージリソースの空き容量については、「導入ガイド CE」の「8.5.9 OVM for x86 2.2利用時の注意点」を参照してください。

      仮想ストレージリソースの総容量については、仮想ストレージリソースが、OVM for x86 2.2のストレージ・リポジトリの場合、表示されません。

      maxには、"容量GB"の形式で1台あたりに割当て可能な最大ディスク容量が表示されます。

      【OVM for x86 2.2】

      1台あたりに割当て可能な最大ディスク容量については、「導入ガイド CE」の「8.5.9 OVM for x86 2.2利用時の注意点」の「仮想ストレージリソースの空き容量」を参照してください。

      ATTRIBUTES (注)

      以下のどちらかが表示されます。

      • シン・プロビジョニングの属性が設定されているストレージプールの場合

        "Thin=true"が表示されます。

      • シン・プロビジョニングの属性が設定されていないストレージプールの場合

        "Thin=false"が表示されます。

      注) オプションに-extend attributesを指定した場合、表示されます。

    • ネットワークプールの場合

      表 4.12 ネットワークプールの情報

      項目名

      内容

      NAME

      ネットワークプール名

      TYPE

      リソースプール種別

      PRIORITY

      優先順位

      VLANID

      VLAN IDの未使用数と総数

      NETWORKDEVICE(in use)

      ネットワークデバイスの総数と使用数

    • アドレスプールの場合

      表 4.13 アドレスプールの情報

      項目名

      内容

      NAME

      アドレスプール名

      TYPE

      リソースプール種別

      PRIORITY

      優先順位

      ADDRESS

      アドレスの未使用数と総数

    • イメージプールの場合

      表 4.14 イメージプールの情報

      項目名

      内容

      NAME

      イメージプール名

      TYPE

      リソースプール種別

      PRIORITY

      優先順位

      IMAGE

      イメージの数

  • オプションに-nameを指定した場合

    指定されたリソースプール、およびリソースプールに含まれるリソースの一覧が表示されます。

    • VMプールの場合

      オーバーコミットで使用するVMプールに対する空き容量計算が、予約値で換算する設定になっている場合、以下の項目名に出力される情報へ反映されます。

      • CPU(max)

      • MEMORY(max)

      • CPU(FREE)

      • MEMORY(FREE)

      表 4.15 VMプールの情報

      項目名

      内容

      NAME

      VMプール名

      TYPE

      リソースプール種別

      PRIORITY

      優先順位

      CPU(max)

      VMホストのCPUの空き容量と総容量

      maxには、"性能GHz x コア数"の形式で1つのVMゲストに割当て可能な最大CPU量が表示されます。

      RESERVE-CPU (注1)

      VMホストのCPUのリザーブ容量

      サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。

      HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。

      MEMORY(max)

      VMホストのメモリの空き容量と総容量

      maxには、"容量GB"の形式で1台あたりに割当て可能な最大メモリ量が表示されます。

      RESERVE-MEMORY (注1)

      VMホストのメモリのリザーブ容量

      サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。

      HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。

      PER-TEMPLATE (注2)

      指定されたL-Serverテンプレートの定義で、作成できるL-Serverの数

      ATTRIBUTES (注3)

      VMプールのオーバーコミット属性と空き容量計算方法

      以下のどれかが表示されます。

      • オーバーコミットが有効で、かつ、予約値で空き容量を計算する場合

        "OverCommit=true,CalculatedUsing=reserve"が表示されます。

      • オーバーコミットが有効で、かつ、上限値で空き容量を計算する場合

        "OverCommit=true,CalculatedUsing=limit"が表示されます。

      • オーバーコミットが無効の場合

        "OverCommit=false"が表示されます。

      注1) オプションに-reserveを指定した場合、表示されます。

      注2) オプションに-templateを指定した場合、表示されます。

      仮想L-ServerテンプレートのVM種別(VMtype)、および、CPUアーキテクチャー(CPUArch)の指定に応じて、L-Server換算数が表示されます。

      詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「20.6 表示」を参照してください。

      注3) オプションに-extend attributesを指定した場合、表示されます。

      表 4.16 VMプールに含まれるリソースの情報

      項目名

      内容

      NAME

      リソースプールに含まれるリソース名

      TYPE

      リソースプールに含まれるリソースの種別

      CPU(FREE)

      VMホストのCPUの空き容量と総容量

      FREEには、空き容量が表示されます。

      RESERVE-CPU (注1)

      VMホストのCPUのリザーブ容量

      サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。

      HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。

      MEMORY(FREE)

      VMホストのメモリの空き容量と総容量

      FREEには、空き容量が表示されます。

      RESERVE-MEMORY (注1)

      VMホストのメモリのリザーブ容量

      サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。

      HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。

      STATUS

      リソースの状態

      CLUSTER (注1)

      VMホストが属するクラスタ名

      クラスタに属さないVMホストの場合、ハイフン("-")が表示されます。

      MAINTENANCE

      保守モード

      PER-TEMPLATE (注2)

      指定されたL-Serverテンプレートの定義で、作成できるL-Serverの数

      注1) オプションに-reserveを指定した場合、表示されます。

      注2) オプションに-templateを指定した場合、表示されます。

      仮想L-ServerテンプレートのVM種別(VMtype)、および、CPUアーキテクチャー(CPUArch)の指定に応じて、L-Server換算数が表示されます。

      詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「20.6 表示」を参照してください。

    • オプションに-resourceを指定した場合

      表 4.17 VMホストに含まれるリソースの情報

      項目名

      内容

      NAME

      仮想マシン名

      TYPE

      リソースの種別

      VM_HOST

      VMホスト

      L-SERVER (注)

      関連するL-Server名

      注) オプションに-info lserverを指定した場合、表示されます。

    注意

    予約値によるL-Server数換算では、CPU予約性能とメモリ予約容量が"0"のL-Serverテンプレートを指定した場合、作成できるL-Server数は"0"と表示されます。

    • サーバプールの場合

      表 4.18 サーバプールの情報

      項目名

      内容

      NAME

      サーバプール名

      TYPE

      リソースプール種別

      PRIORITY

      優先順位

      SERVER

      物理サーバの未使用数と総数

      PER-TEMPLATE (注)

      指定されたL-Serverテンプレートの定義で、作成できるL-Serverの数

      注) オプションに-templateを指定した場合、表示されます。

      表 4.19 サーバプールに含まれるリソースの情報

      項目名

      内容

      NAME

      リソースプールに含まれるリソース名

      TYPE

      リソースプールに含まれるリソースの種別

      MODEL

      物理サーバのモデル名

      CPU

      物理サーバのCPU容量

      MEMORY

      物理サーバのメモリ容量

      STATUS

      リソースの状態

      MAINTENANCE

      保守モード

      L-SERVER (注1)

      関連するL-Server名

      PER-TEMPLATE (注2)

      指定されたL-Serverテンプレートの定義で、作成できるL-Serverの数

      注1) オプションに-info lserverを指定した場合、表示されます。

      注2) オプションに-templateを指定した場合、表示されます。

    • ストレージプールの場合

      表 4.20 ストレージプールの情報

      項目名

      内容

      NAME

      ストレージプール名

      TYPE

      リソースプール種別

      PRIORITY

      優先順位

      CAPACITY(max)

      仮想ストレージの空き容量と総容量

      シン・プロビジョニングの属性が設定されているストレージプールの場合、以下のように表示されます。

      • 仮想ストレージの空き容量

        仮想的に割り当てた容量の累計が仮想ストレージの総容量を超えた場合、超えた容量がマイナス("-")付きで表示されます。

      • max

        maxには、最大値が表示されます。

        登録されている仮想ストレージの空き容量がすべてマイナスの値である場合、最も大きいマイナスの値が表示されます。

      【OVM for x86 2.2】

      仮想ストレージリソースの空き容量については、「導入ガイド CE」の「8.5.9 OVM for x86 2.2利用時の注意点」を参照してください。

      仮想ストレージリソースの総容量については、仮想ストレージリソースが、OVM for x86 2.2のストレージ・リポジトリの場合、表示されません。

      maxには、"容量GB"の形式で1台あたりに割当て可能な最大ディスク容量が表示されます。

      【OVM for x86 2.2】

      1台あたりに割当て可能な最大ディスク容量については、「導入ガイド CE」の「8.5.9 OVM for x86 2.2利用時の注意点」の「仮想ストレージリソースの空き容量」を参照してください。

      PER-TEMPLATE (注1)

      指定されたL-Serverテンプレートの定義で、作成できるL-Serverの数

      ATTRIBUTES (注2)

      以下のどちらかが表示されます。

      • シン・プロビジョニングの属性が設定されているストレージプールの場合

        "Thin=true"が表示されます。

      • シン・プロビジョニングの属性が設定されていないストレージプールの場合

        "Thin=false"が表示されます。

      注1) オプションに-templateを指定した場合、表示されます。

      仮想L-Serverで使用できるリソースについては、L-ServerテンプレートのVM種別(VMtype)、および、CPUアーキテクチャー(CPUArch)の指定に応じて、L-Server換算数が表示されます。

      詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「20.6 表示」を参照してください。

      注2) オプションに-extend attributesを指定した場合、表示されます。

      表 4.21 ストレージプールに含まれるリソースの情報

      項目名

      内容

      NAME

      リソースプールに含まれるリソース名

      TYPE

      リソースプールに含まれるリソースの種別

      CAPACITY(FREE)

      仮想ストレージの空き容量と総容量

      【OVM for x86 2.2】

      仮想ストレージリソースの空き容量については、「導入ガイド CE」の「8.5.9 OVM for x86 2.2利用時の注意点」を参照してください。

      仮想ストレージリソースの総容量については、仮想ストレージリソースが、OVM for x86 2.2のストレージ・リポジトリの場合、表示されません。

      FREEには、空き容量が表示されます。

      STATUS

      リソースの状態

      PER-TEMPLATE (注)

      指定されたL-Serverテンプレートの定義で、作成できるL-Serverの数

      注) オプションに-templateを指定した場合、表示されます。

      仮想L-Serverで使用できるリソースについては、L-ServerテンプレートのVM種別(VMtype)、および、CPUアーキテクチャー(CPUArch)の指定に応じて、L-Server換算数が表示されます。

      詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「20.6 表示」を参照してください。

    • ネットワークプールの場合

      表 4.22 ネットワークプールの情報

      項目名

      内容

      NAME

      ネットワークプール名

      TYPE

      リソースプール種別

      PRIORITY

      優先順位

      VLANID

      VLAN IDの未使用数と総数

      NETWORKDEVICE(in use)

      ネットワークデバイスの総数と使用数

      表 4.23 ネットワークプールに含まれるリソースの情報

      項目名

      内容

      NAME

      リソースプールに含まれるリソース名

      TYPE

      リソースプールに含まれるリソースの種別

      VLANID(FREE)

      VLANIDの未使用数と総数

      FREEには、未使用数が表示されます。

      ADDRESS(FREE)

      アドレスの未使用数と総数

      FREEには、未使用数が表示されます。

      STATUS

      ネットワークデバイスの状態

      NETDEVICE_TYPE

      ネットワークデバイスの種別

      RULESET

      ネットワークデバイスに設定されているルールセット名

      複数存在する場合、カンマで区切って表示されます。

      RESOURCE

      ネットワークデバイスを使用中のリソース名

      複数存在する場合、カンマで区切って表示されます。

      DEPLOYABLE_L-PLATFORM_NUMBER (FREE)

      配備可能なL-Platformの数(残数と総数)

      FREEには、残数が表示されます。

      "-(-)"が表示されます。

    • アドレスプールの場合

      表 4.24 アドレスプールの情報

      項目名

      内容

      NAME

      アドレスプール名

      TYPE

      リソースプール種別

      PRIORITY

      優先順位

      ADDRESS

      アドレスの未使用数と総数

      表 4.25 アドレスプールに含まれるリソースの情報

      項目名

      内容

      NAME

      リソースプールに含まれるリソース名

      TYPE

      リソースプールに含まれるリソースの種別

      ADDRESS(FREE)

      アドレスの未使用数と総数

      FREEには、未使用数が表示されます。

    • イメージプールの場合

      表 4.26 イメージプールの情報

      項目名

      内容

      NAME

      イメージプール名

      TYPE

      リソースプール種別

      PRIORITY

      優先順位

      IMAGE

      イメージの数

      表 4.27 イメージプールに含まれるリソースの情報

      項目名

      内容

      NAME

      リソースプールに含まれるリソース名

      VERSION

      イメージの世代

      TYPE

      リソースプールに含まれるリソースの種別

      IMAGE_TYPE

      イメージの種別

      VM_TYPE

      仮想イメージのVM種別識別情報

      【VMware】

      vmware-vc

      【Hyper-V】

      ms-scvmm

      【KVM】

      RHEL-KVM

      【Solarisゾーン】

      SolarisContainer

      【OVM for SPARC】

      OVM-SPARC

      【Citrix Xen】

      Citrix-Xen

      【OVM for x86 3.x】

      ovmm-x86

      OS

      イメージのOS種別

      DISKS (注1)

      クローニングイメージのディスク容量がシステムディスク、データディスクの順に表示されます。

      以下のクローニングイメージに対してはハイフン("-")が表示されます。

      • 物理L-Serverサーバのイメージ

      • VM種別がXen、KVM、Oracle VMのイメージ

      RELATION (注2)

      クローニングイメージと関連付けられるサーバ管理製品名

      VM種別識別情報が"SolarisContainer"および"OVM-SPARC"以外の場合は、ハイフン("-")が表示されます。

      【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】

      • クローニングイメージがBladeLogicと関連付けられる場合

        "BladeLogic"が表示されます。

      • クローニングイメージと関連付けられるサーバ管理製品がない場合

        "None"が表示されます。

      注1) オプションに-extend disksizeを指定した場合、表示されます。V3.0以前からアップデートを実施した直後やDisaster Recoveryによる復旧を実施した直後の場合、ディスク容量が表示されない場合があります。時間をおいたあとで、再度実行してください。

      Disaster Recoveryについては、「DRオプション 説明書」を参照してください。

      注2) オプションに-extend relationを指定した場合だけ表示されます。

オプション

-name name

nameには、操作対象のリソースプール名を指定します。

リソースフォルダーの中に配置されたリソースプールの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。

-template template_name

template_nameには、作成できるL-Serverテンプレート名を指定します。

-extend attr

追加情報を表示する場合に指定します。複数の属性を指定する場合は、カンマ(,)で区切って指定してください。

  • attributes

    追加情報を表示する場合に指定します。-nameオプションと組み合わせて使用する場合、-nameオプションにはストレージプールまたはVMプールだけ指定できます。

  • disksize

    クローニングイメージのディスク容量を表示する場合に指定します。本オプションは、-nameオプションでイメージプールが選択された場合だけ指定できます。

  • relation

    クローニングイメージと関連付けられたサーバ管理製品名を表示する場合に指定します。本オプションは、-nameオプションでイメージプールが選択された場合だけ指定できます。

-resource

リソースプールに登録されているリソース配下の要素を表示する際に指定します。

-nameオプションを指定し、-nameにVMプールを指定した場合に有効です。

-info lserver

リソースプールに登録されているリソースまたはリソース配下の要素と、L-Serverとの関連を表示する際に指定します。

本オプションは、-nameにVMプールまたはサーバプールを指定した場合に有効です。

-reserve

VMプール内のVMホストで、HA機能が有効な場合に確保されるCPUやメモリのリザーブ容量を表示させる際に指定します。

-nameオプションと同時に指定する場合、VMプールに対して有効です。

必要な権限・実行環境

権限

「設計ガイド CE」の「5.1.2 ロールと可能な操作」を参照してください。

実行環境

管理サーバ

使用例

  • リソースプールの一覧を表示する場合

    >rcxadm pool list -extend attributes <RETURN>
    NAME                TYPE    PRIORITY CPU(max.)             MEMORY(max.)
    ----                ----    -------- ---------             ------------
    /VMHostPool         VM      5        37.6/39.9(1.8GHz x 8)   23.3/26.6(8.0GB)
    
    NAME                TYPE    PRIORITY SERVER
    ----                ----    -------- --------------
    /ServerPool         Server  5        0/3
    
    NAME                TYPE    PRIORITY CAPACITY(max.)         ATTRIBUTES
    ----                ----    -------- --------------         ------------
    /StoragePool        Storage 5        449.7/3061.8(351.7GB)  Thin=false
    /ThinStoragePool    Storage 5        449.7/3061.8(351.7GB)  Thin=true
    
    NAME                TYPE    PRIORITY VLANID  NETWORKDEVICE(in use)
    ----                ----    -------- ------  ------
    /NetworkPool        Network 5        0/0     10(5)
    
    NAME                TYPE    PRIORITY ADDRESS
    ----                ----    -------- -------
    /AddressPool        Address 5        249/257
    
    NAME                TYPE    PRIORITY IMAGE
    ----                ----    -------- -----
    /ImagePool          Image   5        10
    

    オーバーコミットで使用するVMプールに対する空き容量計算が、予約値で換算する設定になっている場合、上記出力例の以下の値が予約値で計算された値となります。

    • CPU(max.)に表示される値の37.6と(1.8GHz x 8)

    • MEMORY(max.)に表示される値の23.3と(8.0GB)

  • 指定されたリソースプール、およびリソースプールに含まれるリソースの一覧を表示する場合

    >rcxadm pool list -name /VMHostPool <RETURN>
    NAME                TYPE    PRIORITY CPU(max.)             MEMORY(max.)
    ----                ----    -------- ---------             ------------
    /VMHostPool         VM      5        37.6/39.9(1.8GHz x 8)   23.3/26.6(8.0GB)
    
    NAME           TYPE     CPU(FREE)            MEMORY(FREE)   STATUS  MAINTENANCE
    ----           ----     ---------            ------------   ------  -----------
    vmhost1        VMHost   1.9GHz x 4 (7.9GHz)  6.4GB (6.4GB)  normal  OFF
    vmhost2        VMHost   1.9GHz x 8 (14.6GHz) 10.0GB (8.7GB) normal  OFF
    vmhost3        VMHost   1.9GHz x 8 (14.9GHz) 10.0GB (8.0GB) normal  OFF
    

    オーバーコミットで使用するVMプールに対する空き容量計算が、予約値で換算する設定になっている場合、上記出力例の以下の値が予約値で計算された値となります。

    • CPU(max.)に表示される値の37.6と(1.8GHz x 8)

    • MEMORY(max.)に表示される値の23.3と(8.0GB)

    • CPU(FREE)に表示される値の(7.9GHz)、(14.6GHz)、および(14.9GHz)

    • MEMORY(FREE)に表示される値の(6.4GB)、(8.7GB)、および(8.0GB)

  • 指定されたVMプール、およびVMプールに含まれるVMホストのCPUとメモリのリザーブ容量を表示する場合

    • クラスタ構成、かつアドミッションコントロールが有効(ポリシー: フェイルオーバーの予備容量として予約されたクラスタリソースの割合(10%))

      >rcxadm pool list -name VMHostPool -reserve <RETURN>
      NAME                TYPE    PRIORITY CPU(max.)             RESERVE-CPU MEMORY(max.)      RESERVE-MEMORY
      ----                ----    -------- ---------             ----------- ------------      --------------
      /VMHostPool         VM      5        5.4/11.1(1.2GHz x 2)  0.9GHz      19.2/27.4(8.4GB)  2.6GB
      
      NAME         TYPE     CPU(FREE)            RESERVE-CPU MEMORY(FREE)   RESERVE-MEMORY STATUS  CLUSTER     MAINTENANCE
      ----         ----     ---------            ----------- ------------   -------------- ------  -------     -----------
      vmhost1      VMHost   1.8GHz x 2 (1.2GHz)  0.3GHz      6.6GB (3.7GB)  0.6GB          normal  Cluster2    OFF
      vmhost2      VMHost   1.8GHz x 2 (2.4GHz)  0.3GHz      10.4GB (8.4GB) 1.0GB          normal  Cluster2    OFF
      vmhost3      VMHost   1.8GHz x 2 (1.8GHz)  0.3GHz      10.4GB (7.1GB) 1.0GB          normal  Cluster2    OFF
      
    • クラスタ構成、かつアドミッションコントロールが有効(ポリシー: フェイルオーバーホストの指定(vmhost1))

      >rcxadm pool list -name VMHostPool -reserve <RETURN>
      NAME                TYPE    PRIORITY CPU(max.)             RESERVE-CPU MEMORY(max.)      RESERVE-MEMORY
      ----                ----    -------- ---------             ----------- ------------      --------------
      /VMHostPool         VM      5        5.0/11.1(1.4GHz x 2)  3.7GHz      17.5/27.4(9.4GB)  6.6GB
      
      NAME           TYPE     CPU(FREE)            RESERVE-CPU MEMORY(FREE)   RESERVE-MEMORY STATUS  CLUSTER     MAINTENANCE
      ----           ----     ---------            ----------- ------------   -------------- ------  -------     -----------
      vmhost1        VMHost   1.8GHz x 2 (0.0GHz)  3.7GHz      6.6GB (0.0GB)  6.6GB          normal  Cluster2    OFF
      vmhost2        VMHost   1.8GHz x 2 (2.8GHz)  0.0GHz      10.4GB (9.4GB) 0.0GB          normal  Cluster2    OFF
      vmhost3        VMHost   1.8GHz x 2 (2.2GHz)  0.0GHz      10.4GB (8.1GB) 0.0GB          normal  Cluster2    OFF
      
    • クラスタ構成、かつアドミッションコントロールが有効(ポリシー: ホスト障害のクラスタ許容)

      >rcxadm pool list -name VMHostPool -reserve <RETURN>
      NAME                TYPE    PRIORITY CPU(max.)             RESERVE-CPU MEMORY(max.)      RESERVE-MEMORY
      ----                ----    -------- ---------             ----------- ------------      --------------
      /VMHostPool         VM      5        6.6/11.1(1.4GHz x 2)  0.0GHz      21.8/27.4(9.4GB)  0.0GB
      
      NAME           TYPE     CPU(FREE)            RESERVE-CPU MEMORY(FREE)   RESERVE-MEMORY STATUS  CLUSTER     MAINTENANCE
      ----           ----     ---------            ----------- ------------   -------------- ------  -------     -----------
      vmhost1        VMHost   1.8GHz x 2 (1.6GHz)  0.0GHz      6.6GB (4.3GB)  0.0GB          normal  Cluster2    OFF
      vmhost2        VMHost   1.8GHz x 2 (2.8GHz)  0.0GHz      10.4GB (9.4GB) 0.0GB          normal  Cluster2    OFF
      vmhost3        VMHost   1.8GHz x 2 (2.2GHz)  0.0GHz      10.4GB (8.1GB) 0.0GB          normal  Cluster2    OFF
      
    • クラスタ構成、かつアドミッションコントロールが無効

      >rcxadm pool list -name VMHostPool -reserve <RETURN>
      NAME                TYPE    PRIORITY CPU(max.)             RESERVE-CPU MEMORY(max.)      RESERVE-MEMORY
      ----                ----    -------- ---------             ----------- ------------      --------------
      /VMHostPool         VM      5        6.6/11.1(1.4GHz x 2)  -           21.8/27.4(9.4GB)  -
      
      NAME           TYPE     CPU(FREE)            RESERVE-CPU MEMORY(FREE)   RESERVE-MEMORY STATUS  CLUSTER     MAINTENANCE
      ----           ----     ---------            ----------- ------------   -------------- ------  -------     -----------
      vmhost1        VMHost   1.8GHz x 2 (1.6GHz)  -           6.6GB (4.3GB)  -              normal  Cluster2    OFF
      vmhost2        VMHost   1.8GHz x 2 (2.8GHz)  -           10.4GB (9.4GB) -              normal  Cluster2    OFF
      vmhost3        VMHost   1.8GHz x 2 (2.2GHz)  -           10.4GB (8.1GB) -              normal  Cluster2    OFF
      
  • 指定されたVMプール、およびVMプールに含まれるVMホストと仮想マシンの一覧を表示する場合

    >rcxadm pool list -name /VMHostPool -resource -info lserver <RETURN>
    NAME                TYPE    PRIORITY CPU(max.)             MEMORY(max.)
    ----                ----    -------- ---------             ------------
    /VMHostPool         VM      5        5.4/7.4(1.4GHz x 2)   5.3/9.5(4.6GB)
    
    NAME           TYPE     CPU(FREE)            MEMORY(FREE)   STATUS  MAINTENANCE
    ----           ----     ---------            ------------   ------  -----------
    VMHost1        VMHost   1.8GHz x 2 (2.5GHz)  2.9GB (0.7GB)  normal  OFF
    VMHost2        VMHost   1.8GHz x 2 (2.9GHz)  6.6GB (4.6GB)  normal  OFF
    
    NAME                   TYPE            VM_HOST              L-SERVER
    ----                   ----            -------              --------
    Guest1                 VirtualMachine  VMHost1              /L-Server1
    Guest2                 VirtualMachine  VMHost1              /folder/L-Server2
    Guest3                 VirtualMachine  VMHost1              -
    Guest4                 VirtualMachine  VMHost2              -
    Guest5                 VirtualMachine  VMHost2              -
    
  • 指定されたアドレスプールに含まれるアドレスセットリソースの一覧を表示する場合

    >rcxadm pool list -name /AddressPool <RETURN>
    NAME                TYPE    PRIORITY ADDRESS
    ----                ----    -------- -------
    /AddressPool        Address 5        8872/8879
    
    NAME                TYPE            ADDRESS(FREE)
    ----                ----            -------------
    AAA                 MacAddressSet   15(15)
    AppLAN1             WwnAddressSet   17(17)
    macset1             MacAddressSet   4272(4270)
    name                MacAddressSet   255(251)
    wwnset1             WwnAddressSet   4320(4319)
    gip                 GipAddressSet   15(15)
    

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0

正常に処理されました。

0以外

エラーが発生しました。