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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 設計ガイド
FUJITSU Software

H.1.2 ネットワーク自動設定

サーバと隣接するネットワークをイーサネット・ファブリックで構成した場合、L-Serverでポートプロファイルのマイグレーション機能(以降、AMPPと表記)を利用できます。AMPPにより、L-Serverのマイグレーションと連動して、イーサネット・ファブリックスイッチのポート設定がマイグレーション先のサーバと接続されるイーサネット・ファブリックスイッチの物理ポートへ自動的に移動します。

本製品では、AMPPのパラメータとして、VLANをサポートします。AMPPの実現方式としてARP方式を採用しています。

ネットワークリソースの自動設定を有効にすることで、ネットワークリソース作成時にポートプロファイル設定を有効にしたイーサネット・ファブリックスイッチに対し、VLANポートプロファイルを作成します。一つのネットワークリソースに対して、イーサネット・ファブリックスイッチ上でVLANポートプロファイルが一つ作成されます。

また、L-Serverの作成と同時に、L-ServerのNICとVLANポートプロファイルを関連付けます。

ネットワークリソースの自動設定が有効な場合は本製品が自動設定したポートプロファイルと関連付けます。それ以外の場合はポートプロファイル設定機能の定義ファイルの記述に従いポートプロファイルと関連付けます。これにより、L-Serverの通信時にイーサネット・ファブリックの内部ポート("End Point")にVLANが設定されます。

ネットワーク自動設定の詳細については「9.4.1.9 イーサネット・ファブリックスイッチに対するネットワークの自動設定」を参照してください。

ポートプロファイル設定機能の定義ファイルについては「9.4.8.4 ポートプロファイル設定機能を使用する場合」を参照してください。