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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 設計ガイド
FUJITSU Software

9.4.1 ネットワークを自動設定する場合

L-ServerのNICとネットワークリソースの接続によって、以下の自動設定が行われます。

9.4.1.1 LANスイッチブレードに対するVLANの自動設定(物理/仮想L-Server)

LANスイッチブレードに対してVLANを設定します。

LANスイッチブレードとしてPY CB DCB SW 10Gb 18/6/6以外を使用する場合

LANスイッチブレードには、以下の3種類のファームウェアがあります。

本製品では、LANスイッチブレードをSwitchファームウェアで動作させることをSwitchモード、エンドホストファームウェアで動作させることをエンドホストモード、IBPファームウェアで動作させることをIBPモードと呼びます。

詳細は、LANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。

LANスイッチブレードとしてPY CB DCB SW 10Gb 18/6/6を使用する場合

LANスイッチブレードのポートに対してVLANの自動設定を行います。

LANスイッチブレードとしてPY CB 10Gb FEX Nexus B22を使用する場合

LANスイッチブレードのポートに対してVLANの自動設定を行いません。


注意

  • 外部接続ポートへタグVLANを自動設定する場合、以下が有効になっている必要があります。

    • ネットワークの自動設定

    • 外部接続ポートの自動設定

      リンクアグリゲーションを構成する外部接続ポートのVLAN自動設定を有効にする場合、事前にリンクアグリゲーション設定を行ってください。

  • 外部接続ポートへポートVLANを設定する場合、RORコンソールのサーバリソースツリーから手動で設定を行ってください。

  • 以下のネットワークリソースを作成する際、ネットワークループを発生させる可能性があります。

    • 外部接続ポートのVLANを自動設定する

    • 同一のLANスイッチブレードに複数の外部接続ポートを指定する

      上記の場合、外部接続ポートのケーブルを一時的に外すなどループを発生させない対策を行ったうえで、ネットワークリソースを作成してください。

  • VLAN自動設定の対象とする外部接続ポートにUntagged VLAN 1を使用することはできません。
    Untagged VLAN 1を使用する場合、VLAN自動設定を無効にし、手動でVLANの設定を行ってください。

  • VLAN自動設定により外部接続ポートに設定されたVLANは、該当するネットワークリソースを削除しても、自動で削除されません。
    インフラ管理者がネットワーク構成を確認し、外部接続ポートのVLAN設定が不要な場合、RORコンソールのLANスイッチブレードのVLANの設定変更から削除してください。

  • リンクアグリゲーションを構成する外部接続ポートのVLAN自動設定は、以下のブレードサーバに搭載するLANスイッチブレードがスイッチモードまたはエンドホストモードの場合に利用できます。

    • ブレードサーバ

      • PRIMERGY BX400シリーズ

      • PRIMERGY BX900シリーズ

    • スイッチブレード

      • PY CB Eth switch/IBP 10Gb 18/8

      • PY CB Eth switch/IBP 1Gb 36/8+2

      • PY CB Eth switch/IBP 1Gb 36/12

      • PY CB Eth switch/IBP 1Gb 18/6

  • PY CB DCB SW 10Gb 18/6/6に対しては外部接続ポートへの自動設定を行いません。
    外部接続ポートにVLAN設定が必要な場合は、事前にVLANを設定してください。
    VLANの設定方法はスイッチブレードのマニュアルを参照してください。

参照

LANスイッチブレードの外部接続ポートにVLAN設定を自動設定するネットワークリソースの作成方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.4.2 LANスイッチブレードの外部接続ポートのVLAN変更」を参照してください。

イーサネット・ファブリックとしてFujitsu PRIMERGYコンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)を使用する場合

9.4.1.9 イーサネット・ファブリックスイッチに対するネットワークの自動設定」を参照してください。

9.4.1.2 ブレードサーバに対するネットワーク設定(物理/仮想L-Server)

ネットワークの自動設定

L-ServerのNICとネットワークリソースの接続を契機にネットワークの自動設定を行います。

ここでは、LANスイッチブレードを冗長化していない構成で説明します。冗長化構成を含む自動設定の項目については、「表9.1 ブレードサーバに対するネットワーク設定一覧」を参照してください。

自動設定の契機については、「表2.5 ネットワークの設定が自動的に行われる契機(スイッチ関連)」を参照してください。

本製品で自動設定をサポートしている構成については、以下を参照してください。

参照

  • rcxadm nicdefctlコマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.15 rcxadm nicdefctl」を参照してください。

  • サーバNIC定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.12 サーバNIC定義」を参照してください。

図9.16 ブレードサーバに対するネットワーク自動設定

表9.1 ブレードサーバに対するネットワーク設定一覧

物理L-Server

仮想L-Server

VMware

Hyper-V

RHEL5-Xen

RHEL-KVM

OVM for x86 2.2

Solarisゾーン

OVM for SPARC

Citrix XenServer

OVM for x86 3.2

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

a

仮想スイッチの作成とNICへの接続 (注2)

-

-

○ (注3)

○ (注3)

○ (注4)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

b

L-Serverの仮想NICと仮想スイッチの自動接続 (注5)

c

L-Serverの仮想NICに対するVLAN IDの自動設定

-

-

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

d

LANスイッチブレードのサーバブレード側のポートへの設定

○ (注6)

○ (注3、注7)

○ (注7)

○ (注3、注7)

○ (注4、注7)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

e

外部のL2スイッチと接続する外部接続ポートに対するVLAN IDの自動設定 (注7)

○: 本製品が設定する
×: 本製品は設定しない
-: 該当なし
注1) LANの冗長化です。
物理L-Serverの場合、物理L-Server自身のNICがLAN冗長化の対象です。
仮想L-Serverの場合、仮想スイッチに接続されるNICがLAN冗長化の対象です。
注2) サーバ仮想化ソフトウェアごとに、以下のように読み替えてください。

表9.2 サーバ仮想化ソフトウェアごとの読替え

VMware

仮想スイッチとポートグループの作成

Hyper-V

仮想ネットワークの作成

RHEL5-Xen
RHEL-KVM
OVM for x86 2.2

仮想ブリッジの作成

Citrix XenServer

XenServer上でのネットワークの作成

OVM for x86 3.2

仮想マシン・ネットワークの作成

OVM for SPARC

仮想スイッチの作成

参考

  • サーバ仮想化ソフトウェアとしてVMwareを利用している場合、以下を自動で行えます。

    • 仮想スイッチの作成

    • 仮想スイッチへのVLAN設定

    • 仮想スイッチとNICとのTeaming接続

  • サーバ仮想化ソフトウェアとしてHyper-Vを利用している場合、以下を自動で行えます。

    • 仮想ネットワークの作成

    • 仮想ネットワークへのVLAN設定

    仮想ネットワークとNICとのTeaming接続は、NICに対して事前にチーミングの設定が行われている場合に自動接続されます。

注3) ネットワークを自動設定するためには、設定対象のサーバに合わせたサーバNIC定義を作成し、rcxadm nicdefctl commitコマンドでマネージャーに反映しておく必要があります。
サーバNIC定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.12 サーバNIC定義」を参照してください。
rcxadm nicdefctlコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.15 rcxadm nicdefctl」を参照してください。
サーバNIC定義を使用しない場合、手動で設定してください。
注4) Intel PROSetまたはPRIMECLUSTER GLSを導入した冗長化構成の場合、自動で設定できます。
注5) サーバ仮想化ソフトウェアごとに、以下のように読み替えてください。

表9.3 サーバ仮想化ソフトウェアごとの読替え

VMware

L-Serverの仮想NICと仮想スイッチのポートグループとの接続

Hyper-V

L-Serverの仮想NICと仮想ネットワークとの接続

RHEL5-Xen
RHEL-KVM
OVM for x86 2.2

L-Serverの仮想ネットワークインターフェースと事前に手動で作成済の仮想ブリッジの接続

Citrix XenServer

L-Serverの仮想ネットワークインターフェースとXenServer上でのネットワークの接続

OVM for x86 3.2

L-Serverの仮想ネットワークインターフェースと仮想マシン・ネットワークの接続

OVM for SPARC

L-Serverの仮想ネットワークインターフェースと仮想スイッチの接続

参考

サーバ仮想化ソフトウェアとしてVMwareを利用し、サービスコンソールとポートグループが同じVLAN IDの場合、VMware除外ポートグループ定義ファイルを作成することで、ポートグループとL-Serverを接続できます。
VMware除外ポートグループ定義ファイルの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.13 VMware除外ポートグループ定義ファイル」を参照してください。

注6) ポートVLANまたはタグVLANを設定します。設定方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「5.4.4.2 内部接続ポートのVLAN設定」を参照してください。
注7) タグVLANを設定します。


管理サーバと同一サブネットアドレスの管理LANに仮想L-Serverを接続する場合、セキュリティのリスクがあるため、本製品は仮想スイッチの作成を自動で行いません。

管理サーバと仮想L-Server間の通信経路のセキュリティを確保したあと、仮想スイッチの作成を行ってください。

ネットワークの手動設定

本製品で自動設定をサポートするデフォルトのブレードサーバ構成以外の場合、以下を参照し手動でネットワークの設定を行ってください。

9.4.1.3 ラックマウント型サーバまたはタワー型サーバに対するネットワーク設定(物理/仮想L-Server)

ラックマウント型サーバまたはタワー型サーバに対して、L-Serverの仮想NICと仮想スイッチの接続を行います。

図9.17 ラックマウント型サーバまたはタワー型サーバに対するネットワーク設定

表9.4 ラックマウント型サーバまたはタワー型サーバに対するネットワーク設定一覧

物理L-Server

仮想L-Server

VMware

Hyper-V

RHEL5-Xen

RHEL-KVM

OVM for x86 2.2

Solarisゾーン

OVM for SPARC

Citrix XenServer

OVM for x86 3.2

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

a

仮想スイッチの作成とNICへの接続 (注2)

-

-

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

b

L-Serverの仮想NICと仮想スイッチの自動接続 (注3)

-

-

c

L-Serverの仮想NICの使用するVLAN IDの設定

-

-

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

d

外部のL2スイッチのポートへの自動設定 (注4)

○: 本製品が設定
×: 本製品は設定しない
注1) LANの冗長化です。
物理L-Serverの場合、物理L-Server自身のNICがLAN冗長化の対象です。

仮想L-Serverの場合、仮想スイッチに接続されるNICがLAN冗長化の対象です。

注2) ネットワークを自動設定するためには、設定対象のサーバに合わせたサーバNIC定義を作成し、rcxadm nicdefctl commitコマンドでマネージャーに反映しておく必要があります。
サーバNIC定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.12 サーバNIC定義」を参照してください。
rcxadm nicdefctlコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.15 rcxadm nicdefctl」を参照してください。

また、サーバ仮想化ソフトウェアごとに、以下のように読み替えてください。

表9.5 サーバ仮想化ソフトウェアごとの読替え

VMware

仮想スイッチとポートグループの作成

Hyper-V

仮想ネットワークの作成

RHEL5-Xen
RHEL-KVM
OVM for x86 2.2

仮想ブリッジの作成

Citrix XenServer

XenServer上でのネットワークの作成

OVM for x86 3.2

仮想マシン・ネットワークの作成

OVM for SPARC

仮想スイッチの作成

参考

サーバ仮想化ソフトウェアとしてVMwareを利用している場合、以下を自動で行えます。

  • 仮想スイッチの作成

  • 仮想スイッチへのVLAN設定

  • 仮想スイッチとNICとのTeaming接続

なお、仮想スイッチの作成、VLAN設定およびTeaming接続を自動で行えるラックマウント型サーバまたはタワー型サーバのモデル名は次のとおりです。

  • RX100 S5/S6

  • RX200 S4/S5/S6/S7/S8

  • RX300 S4/S5/S6/S7/S8

  • RX600 S4/S5

  • RX900 S1

  • RX2520 M1

  • RX2530 M1

  • RX2540 M1

  • RX4770 M1

  • TX150 S6/S7

  • TX200 S5/S6

  • TX300 S4/S5/S6

注3) サーバ仮想化ソフトウェアごとに、以下のように読み替えてください。

表9.6 サーバ仮想化ソフトウェアごとの読替え

VMware

L-Serverの仮想NICと仮想スイッチのポートグループとの接続

Hyper-V

L-Serverの仮想NICと仮想ネットワークとの接続

RHEL5-Xen
RHEL-KVM
OVM for x86 2.2

L-Serverの仮想ネットワークインターフェースと事前に手動で作成済の仮想ブリッジの接続

Solarisゾーン

L-Serverの仮想ネットワークインターフェースとホストのネットワークインターフェースの接続

Citrix XenServer

L-Serverの仮想ネットワークインターフェースとXenServer上でのネットワークの接続

OVM for x86 3.2

L-Serverの仮想ネットワークインターフェースと仮想マシン・ネットワークの接続

OVM for SPARC

L-Serverの仮想ネットワークインターフェースと仮想スイッチの接続

参考

サーバ仮想化ソフトウェアとしてVMwareを利用し、サービスコンソールとポートグループが同じVLAN IDの場合、VMware除外ポートグループ定義ファイルを作成することで、ポートグループとL-Serverが接続できます。

参照

VMware除外ポートグループ定義ファイルの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.13 VMware除外ポートグループ定義ファイル」を参照してください。

注4) ネットワークデバイスへの自動設定により設定されます。

9.4.1.4 IPアドレスの自動設定(仮想L-Server)

【物理サーバ】【VMware】【Hyper-V】【KVM】
ネットワークリソースにサブネットアドレスが設定されている場合、L-Serverへのイメージ配付時に、IPアドレスを自動的に設定できます。
IPアドレス、サブネットマスクおよびデフォルトゲートウェイの設定がDHCPに従います。

【Hyper-V】
統合サービスが導入されている以下のゲストOSで、IPアドレスの自動設定ができます。

【KVM】
ゲストOSの種別がLinuxの場合に、IPアドレスの自動設定ができます。

【Xen】【OVM for x86 2.2】
IPアドレスの自動設定には対応していません。

ネットワークリソースにサブネットアドレスが設定されている場合、L-Serverへのイメージ配付後に、IPアドレスを手動で設定してください(DNSサーバも手動で設定してください)。
IPアドレスの確認方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3.4 [ネットワーク]タブ」の注意事項を参照してください。

サブネットアドレスが設定されていない場合も、L-Serverへのイメージ配付後に、手動でDHCPでの運用になるように設定してください。

9.4.1.5 L2スイッチの自動設定

L-PlatformにL-Serverやネットワークデバイス(ファイアーウォール、サーバロードバランサー)が配備された場合、通信経路になる位置に配置されているL2スイッチに対して、用意されたスクリプトに従ってインターフェースなどの定義を自動的に設定できます。

9.4.1.6 利用できるネットワーク構成

本製品で利用できるネットワーク構成と設定方法は以下のとおりです。

PRIMERGY ブレードサーバ

PRIMERGY ラックマウント型サーバPRIMERGY タワー型サーバまたはPRIMEQUEST

ポイント

9.4.1.7 物理L-Serverに対するネットワーク設定

NIC冗長化やタグVLANを設定している場合や、Red Hat Enterprise Linuxのイメージを指定する場合、OS上のネットワークの自動設定は行いません。
最初のOS起動時にネットワークの設定を行うようにスクリプトを事前に設定した状態でイメージを採取し、このイメージを使用してL-Server作成してください。

物理L-Serverのネットワーク情報(IPアドレス、NIC冗長化、タグVLANの設定など)は、OSのイメージ配付時に、ネットワーク情報ファイルとしてOS上に転送されます。
ネットワーク情報ファイルを利用したネットワークの設定方法については、「導入ガイド CE」の「B.8 L-Serverのネットワーク冗長化とVLAN設定」を参照してください。

OS上のネットワーク設定を行わなかった場合、L-Server作成後に、管理LAN経由またはコンソールで接続して、L-ServerのOS上のネットワーク設定を行ってください。

注意

ネットワーク設定スクリプトが動作するタイミングによって、サーバにインストールされている業務アプリケーションが通信エラーになる可能性があります。

本製品ではこのエラーを検出できないため、ユーザーのアプリケーションで発生するネットワークエラーで検出してください。

エラーが発生した場合、サーバまたはアプリケーションを再起動する必要があります。

ネットワーク設定スクリプトでサーバを再起動してください。

9.4.1.8 ネットワークリソースの仕様変更

以下のネットワークリソースの仕様を変更できます。

ネットワークの仕様変更の詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.5 ネットワークリソースの仕様変更」と「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.5.2 変更」を参照してください。

9.4.1.9 イーサネット・ファブリックスイッチに対するネットワークの自動設定

ネットワークリソースの作成時、ポートプロファイル設定が有効の指定があるイーサネット・ファブリックスイッチに対してVLANポートプロファイルを作成します。

VLANポートプロファイルを作成することで、L-Serverでポートプロファイルのマイグレーション機能(以降、AMPP)が利用可能になります。

AMPPによって、L-Serverのマイグレーションと連動して、イーサネット・ファブリックスイッチの物理ポートのVLAN設定がマイグレーション先のサーバに隣接しているイーサネット・ファブリックスイッチの物理ポートに自動的に移動します。

図9.18 イーサネット・ファブリックスイッチに対するネットワーク自動設定

表9.7 仮想L-Serverに対するAMPP対応一覧

プロファイル

物理L-Server

仮想L-Server

ラックマウント型サーバ/タワー型サーバ

ブレードサーバ

ラックマウント型サーバ/タワー型サーバ

ブレードサーバ

VMware、Hyper-V

その他

VMware、Hyper-V

その他

VLANポート

-

-

-

-

○: 本製品が設定する
×: 本製品は設定しない
-: 該当なし

表9.8 イーサネット・ファブリックスイッチに対するネットワーク設定一覧

物理L-Server

仮想L-Server

VMware

Hyper-V

RHEL5-Xen

RHEL-KVM

OVM for x86 2.2

Solarisゾーン

OVM for SPARC

Citrix XenServer

OVM for x86 3.2

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

なし

あり

【ポートプロファイル設定がEnableの場合】
VLANプロファイル作成

【ポートプロファイル設定がEnableの場合】
L-ServerのNICとVLANポートプロファイルの関連付けによる、L-Serverの通信時の内部ポートのVLAN設定

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

LANスイッチブレードの外部接続ポートに対するVLAN IDの自動設定

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

イーサネット・ファブリックスイッチの外部接続ポートに対するVLAN IDの自動設定

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

○: 本製品が設定する
×: 本製品は設定しない
-: 該当なし

注1) LANの冗長化です。