Shunsaku連携を行う場合、Navigatorの利用に必要なその他の環境変数の設定に加えて、Navigatorの環境設定ファイルに以下を指定する必要があります。
必ず指定する環境変数
環境変数 | 値 | 意味 |
---|---|---|
RN_DBMS_KIND | 文字列”SHUNSAKU”を指定します。 | 使用するデータソースの種別として、左記に示されている文字列のとおりに指定します。 例)RN_DBMS_KIND=SHUNSAKU |
RN_SHUNSAKU_META_DIR | XML辞書ファイル格納位置のディレクトリを絶対パスで指定します。 | XML辞書ファイル格納位置のディレクトリを絶対パスで指定します。XML辞書ファイル格納位置、および本環境変数の詳細については“Navigator Server コマンドリファレンス”を参照してください。 |
LD_LIBRARY_PATH 本環境変数は、部門環境設定ファイルには指定できません。環境設定ファイルに指定してください。 | 絶対パス/opt/FJSVshnsk/libを他の設定値に追加します。 | ShunsakuのC言語APIを使用するためにアプリケーションが設定するパスを指定します。 |
Charset Managerの共用ライブラリが存在するディレクトリを設定します。 | コード変換に使用するライブラリの所在を明示します。 例)LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNiconv/lib |
必要に応じて設定する環境変数
環境変数 | 値 | 意味 |
---|---|---|
RN_SHUNSAKU_REQUEST | Shunsakuの応答件数 Shunsakuの定める応答件数の定量制限を超えない正の値を指定します。 省略値:1000 | 「shunsearch2:データ検索」関数の出力結果として通知してもらうデータの最大件数を指定します。 本環境変数の使用と注意事項、および指定可能な値の範囲については、“23.5 Shunsakuの検索実行に関するチューニング”を参照してください。 |
RN_SHUNSAKU_DATASIZE | Shunsakuのデータ格納域初期サイズ 省略値:409600 | 「shunsearch2:データ検索」関数の返信データを格納する領域の初期サイズを指定します。 本環境変数の使用と注意事項については“23.5 Shunsakuの検索実行に関するチューニング”を参照してください。 |
RN_SHUNSAKU_DATASIZE_MAX | Shunsakuのデータ格納域最大サイズ 省略値:2147483647 | 「shunsearch2:データ検索」関数の返信データを格納する領域の最大サイズを指定します。Shunsakuのデータ格納域初期サイズより小さい値を指定することはできません。 この環境変数を指定することで、指定した最大サイズを超えるデータ格納域を必要とする問い合わせはエラーとなります。 |
RN_SHUNSAKU_CODE_CONVERT_ERROR_LEVEL | 0、または1 省略値1 | Shunsakuの文字コードがNavigatorのコード系の指定と異なる場合、Shunsakuから受信した検索結果データの文字はNavigatorのコード系にコード変換されます。このコード変換中にNavigatorのコード系に変換できない文字を検出した場合のエラーレベルを指定します。 1:変換できない文字を検出した時点でエラーを通知し処理を終了します。(省略値) 0:変換できない文字を検出した場合、その文字はデフォルト文字に変換して処理を継続します。デフォルト文字の内容は使用するCharset Managerの仕様に依存します。 本環境変数の指定には重要な制限事項と注意事項があります。必ず“Navigatorのコード系とShunsakuの文字コードが異なる場合の注意事項”における本環境変数についての説明を参照してください。 |
RN_SHUNSAKU_CHARACTER_OVER_LENGTH | NULL、またはERRORのどちらかの文字列を指定 省略値ERROR | Shunsakuから取得した文字型(CHAR型)項目に格納するデータの長さが、項目の定義長よりも大きい場合の動作を指定します。 ERROR:エラーを通知し処理を中断します。(省略値) NULL:その行の項目には取得データのかわりにNULL値を格納して処理を継続します。 本環境変数の指定には重要な制限事項と注意事項があります。必ず“XMLビューの項目構成と検索指定の設計”における“データ型”の“文字型データ”で説明されている本環境変数の説明、および“Navigatorのコード系とShunsakuの文字コードが異なる場合の注意事項”における本環境変数についての説明を参照してください。 |
RN_SHUNSAKU_ARITHMETIC_OVERFLOW | NULL、またはERRORのどちらかの文字列を指定 省略値ERROR | 数値型(INTEGER型、またはDECIMAL型)項目に格納するためShunsakuの返却データを数値に変換する際に、以下の問題を検出した場合の動作を指示します。
ERROR:エラーを通知し処理を中断します。(省略値) NULL:その行の項目には取得データのかわりにNULL値を格納して処理を継続します。 本環境変数の指定には重要な制限事項と注意事項があります。必ず“XMLビューの項目構成と検索指定の設計”、“データ型”の“数値型データ”における本環境変数の注意事項の説明を確認してください。 |
RN_SHUNSAKU_HIT_COUNT_LIMIT | Shunsakuのヒット件数の上限値を数値で指定します。 | ヒット件数の上限値を指定します。 ヒット件数が上限値に達した場合は、RN_SHUNSAKU_HIT_COUNT_LIMIT_MODEで指定した動作モードにしたがって、エラー、または上限値まで取り出します。 省略、または0を指定した場合、上限はありません。 |
RN_SHUNSAKU_HIT_COUNT_LIMIT_MODE | ERROR、またはFETCHを指定します。 | ヒット件数がRN_SHUNSAKU_HIT_COUNT_LIMITで指定した上限値に達した場合にエラーとして処理を中断するか、上限値までデータを取り出すかのどちらかの動作モードを指定します。ヒット件数が上限値を超えない場合は、処理に影響はありません。 省略、またはERRORを指定した場合、エラーとなります。 FETCHを指定した場合、上限値までデータを取り出します。 |