ページの先頭行へ戻る
Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

A.2.1 サンプル業務アプリケーションの業務用データベースの作成

サンプル業務アプリケーションを実行する場合、以下の構造で表を用意してください。データベースの構築方法については、使用するデータベースのマニュアルを参照してください。
なお、表定義を行う際のSQL定義ファイルは、“◆データベースのユーザ作成および削除のSQL定義”および“◆データベースの表作成および削除のSQL定義”を使用してください。

Symfowareの場合

  1. SQL定義ファイル(crtusr.def)を実行する前に、以下の資源を作成します。

    • データベース:BAS

    • データベーススペース:BAS

    • ユーザの作成:BAS

      注意

      ユーザを作成しないでSQL定義ファイル(crttbl.def)を実行すると、「JYP4063E 認可識別子“BAS”は定義されていません.」というメッセージが表示されます。

  2. crtusr.defおよびcrttbl.defを使用して以下の構造で表を作成します。

    項目

    設定内容

    データベース名

    BAS

    データベーススペース名

    BAS

    スキーマ名

    BAS

    ユーザ名

    BAS

    表名

    BUDGET
    DISPATCH
    STOCK

  3. SymfowareのJDBCネーミングサービスの起動およびJDBCデータソースの登録を行います。JDBCデータソース名は“BASDataSource”を指定してください。
    JDBCネーミングサービスの起動およびJDBCデータソースの登録方法については“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“カスタムセットアップによる環境作成”の“Symfoware Serverを利用する場合のデータベース環境セットアップ前の作業”の“JDBC環境の設定”を参照してください。

注意

アプリケーションの多重度に比べてMAX_CONNECTIONの値が小さいと、サンプル業務アプリケーションを実行した際、JYP2608Eのエラーが発生することがあります。
エラーが発生した場合、データベース製品のマニュアルを参考にして、予算管理業務、在庫管理業務、発注処理業務、および発送処理業務のアプリケーションの多重度を、MAX_CONNECTIONに追加してください。

Oracleの場合

crtusr.defおよびcrttbl.defを使用して以下の構造で表を作成します。

項目

設定内容

SID

BAS

テーブルスペース名

USERS

テンポラリテーブルスペース名

TEMP

ユーザ名

BAS

表名

BUDGET
DISPATCH
STOCK