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Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

9.3.2 業務共通制御情報入力ファイルの作成

業務共通制御情報入力ファイルは、XML形式で記述します。
使用可能なタグを以下に示します。タグ名および値は、大文字と小文字が区別されます。
タグの記述形式については、“Interstage Business Application Server リファレンス”の“業務共通制御情報入力ファイルリファレンス”を参照してください

タグ名

概要

apfw-ctrl

業務共通制御情報定義のルート要素です。

version

業務共通制御情報入力ファイルのバージョンを記述します。
固定の値"9.0"を設定してください。

server

サーバアプリケーションの定義を記述します。(注)

comment

生成した業務共通制御実行基盤インタフェースソースファイルの先頭に注釈行として挿入する情報を格納したファイルのパスを含むファイル名を記述します。

userwork

業務共通制御のインタフェースにアプリケーション作業域、アプリケーション作業域長を追加するかどうかを記述します。

control-logic

業務共通制御の定義を記述します。

set-target

振分け制御の定義を記述します。

library

振分け制御のライブラリ名を記述します。

pre-business

業務前制御の定義を記述します。

library

業務前制御のライブラリ名を記述します。

post-business

業務後制御の定義を記述します。

library

業務後制御のライブラリ名を記述します。

result-control

結果編集制御の定義を記述します。

library

結果編集制御のライブラリ名を記述します。

client

クライアントアプリケーションの定義を記述します。

comment

生成したbeanソースファイルの先頭に注釈行として挿入する情報を格納したファイルのパスを含むファイル名を記述します。

bean

制御データ用のbean生成に必要な定義を記述します。

package

制御データ用のbeanを生成する際に、生成するパッケージ名を記述します。

注)<server>タグの記述については、“16.4.2 業務共通制御情報入力ファイルの作成・修正”を参照してください。

注意

  • 記述可能な個数を超えて同じタグを記述した場合は、先に記述されているタグが有効になります。

  • タグに同じ属性を複数記述した場合は、エラーになります。

生成されるJavaソースファイルの先頭に、指定したファイル内容でコメントを付ける場合は、以下の定義情報が必要になります。

生成されるJavaソースファイルのパッケージ名を指定する場合、以下の定義情報が必要になります。

Linuxを使用する場合の、業務共通制御情報入力ファイルの記述例を以下に示します。
例は、以下の設定情報で記述されています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<apfw-ctrl>
    <!-- 業務共通制御情報入力ファイルのバージョンを記述します。-->
    <!-- 固定の値"9.0"を設定してください。-->
    <version>9.0</version>

    <!-- サーバアプリケーションの定義を記述します。-->
    <server>
        <!-- 生成されるファイルの先頭に指定したファイル内容をコメントとして出力します。 -->
        <!-- 省略可能です。省略した場合はコメントを出力しません。 -->
        <comment>C:\sample\xxx.txt</comment>
        <!-- アプリケーション作業域の使用有無を指定します。 -->
        <!-- 省略可能です。省略した場合はアプリケーション作業域を使用しません。 -->
        <userwork flag="ON" />

        <!-- 業務共通制御の定義を記述します。 -->
        <control-logic>

            <!-- 振分け制御の使用有無を指定します。 -->
            <!-- 省略可能です。省略した場合は振分け制御を使用しません。 -->
            <set-target flag="ON">
              <!-- 振分け制御のライブラリ名を指定します。-->
              <!-- 省略できません。省略した場合はツールの実行時にエラーとなります。 -->
              <library name="libsettarget.so" />
            </set-target>

            <!-- 業務前制御の使用有無を指定します。 -->
            <!-- 省略可能です。省略した場合は業務前制御を使用しません。 -->
            <pre-business flag="ON">
              <!-- 業務前制御のライブラリ名を指定します。-->
              <!-- 省略できません。省略した場合はツールの実行時にエラーとなります。 -->
              <library name="libprebiz.so" />
            </pre-business>

            <!-- 業務後制御の使用有無を指定します。 -->
            <!-- 省略可能です。省略した場合は業務後制御を使用しません。 -->
            <post-business flag="ON">
              <!-- 業務後制御のライブラリ名を指定します。-->
              <!-- 省略できません。省略した場合はツールの実行時にエラーとなります。 -->
              <library name="libpostbiz.so" />
            </post-business>

            <!-- 結果編集制御の使用有無を指定します。 -->
            <!-- 省略可能です。省略した場合は結果編集制御を使用しません。 -->
            <result-control flag="ON">
              <!-- 結果編集制御のライブラリ名を指定します。-->
              <!-- 省略できません。省略した場合はツールの実行時にエラーとなります。 -->
              <library name="libresultcontrol.so" />
            </result-control>

        </control-logic>

    </server>

    <!-- クライアントアプリケーションの定義を記述します。-->
    <client>
        <!-- 生成されるファイルの先頭に指定したファイル内容をコメントとして出力します。 -->
        <!-- 省略可能です。省略した場合はコメントを出力しません。 -->
        <comment>C:\sample\xxx.txt</comment>

        <!-- beanの固有定義を定義します。 -->
        <!-- クライアントアプリケーションにbeanを使用しない場合、定義の必要はありません。-->
        <bean>
            <package>samplepkg</package>
        </bean>

    </client>

</apfw-ctrl>