制御データ用bean、データ変換クラスおよびユーザ定義型クラスの業務共通制御インタフェース用Javaソースの生成を行います。
業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールを使用して制御データ用bean、データ変換クラス、ユーザ定義型クラスを生成します。
業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールについての詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
なお、業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールを実行する際には、InterstageのCORBAサービスと接続できる環境が必要になります。
開発用サーバで業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールを実行する際には、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”を参照して、Interstageを起動してください。
Windows開発環境で業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールを実行する際には、開発環境にInterstage Studioがインストールされているか、またインストールされている場合アプリケーションサーバ機能を選択してインストールされているかを確認してください。
アプリケーションサーバ機能を選択してInterstage Studioがインストールされている場合には、isstartコマンドまたはInterstage管理コンソールを使用して、Interstageを起動してください。
Interstage Studioがインストールされていない場合、またはアプリケーションサーバ機能を選択しないでインストールされている場合には、Interstage Business Application Serverのクライアントパッケージを使用して、ほかのホストのCORBAサービスに接続する必要があります。Interstage Business Application Serverのクライアントパッケージがインストールされていない場合は、インストールしてください。インストールされていることを確認したあとで、以下の設定を行います。
[Interstageのインストールディレクトリ]\ODWIN\etc\INITHOSTを開きます。
INITHOSTに以下の行を追加します。
Interstageが起動しているホスト名 CORBAサービスのポート番号(デフォルト:8002) |
「Interstageが起動しているホスト名」には、開発用サーバのホスト名を指定してください。
また、Interstage Business Application Serverのクライアントパッケージを使用してリモートホストに接続する場合、業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールを使用する際に“-r”オプションを指定してください。
生成されるJavaソースファイルを以下に示します。なお、各ファイルの名称には、使用したIDLファイルで定義されている要素名が付加されます。
Javaソース名 | 概要 | 生成個数 |
---|---|---|
xxx.java (注1) | 構造体に対応するJavaソース | IDLファイルに定義した構造体定義1つに対して1ファイル生成されます。 |
yyyHelper.java (注2) | 構造体・配列・バイナリ・typedefされた型のデータ変換用Javaソース | クラスの生成規則により、データ変換に必要な個数分生成されます。 |
zzzBean.java (注3) | IDLファイルに記述したオペレーション定義に対応するbeanのJavaソース | 1ファイル生成されます。 |
zzzBeanCDR.java (注3) | beanのデータ変換用Javaソース | 1ファイル生成されます。 |
注1)xxxにはIDLファイルへ定義した構造体名が入ります。
注2)yyyにはIDLファイルへ定義した構造体名、配列名、バイナリ名のいずれかが入ります。
注3)zzzにはIDLファイルへ定義したオペレーション名が入ります。
なお、生成されたJavaソースファイルを編集しないでください。
編集されたソースファイルを使用した場合、対処できないアプリケーション異常が発生する可能性があります。