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Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

9.2.3 Javaソースの生成

bean、データ変換クラスおよびユーザ定義型クラスのインタフェース用Javaソースの生成を行います。

C言語のサーバアプリケーションと連携する場合

bean生成ツール(apfwconvjavaコマンド)を使用してbean、データ変換クラス、ユーザ定義型クラスを生成します。
apfwconvjavaコマンドについての詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。

なお、apfwconvjavaコマンドを実行する際には、InterstageのCORBAサービスと接続できる環境が必要になります。

開発用サーバでapfwconvjavaコマンドを実行する際には、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”を参照して、Interstageを起動してください。

Windows開発環境でapfwconvjavaコマンドを実行する際には、開発環境にInterstage Studioがインストールされているか、またインストールされている場合アプリケーションサーバ機能を選択してインストールされているかを確認してください。
アプリケーションサーバ機能を選択してInterstage Studioがインストールされている場合には、isstartコマンドまたはInterstage管理コンソールを使用して、Interstageを起動してください。
Interstage Studioがインストールされていない場合、またはアプリケーションサーバ機能を選択しないでインストールされている場合には、Interstage Business Application Serverのクライアントパッケージを使用して、開発用サーバのCORBAサービスに接続する必要があります。Interstage Business Application Serverのクライアントパッケージがインストールされていない場合は、インストールしてください。インストールされていることを確認したあとで、以下の設定を行います。

  1. [Interstageのインストールディレクトリ]\ODWIN\etc\INITHOSTを開きます。

  2. INITHOSTに以下の行を追加します。

    Interstageが起動しているホスト名 CORBAサービスのポート番号(デフォルト:8002)

    「Interstageが起動しているホスト名」には、開発用サーバのホスト名を指定してください。

また、Interstage Business Application Serverのクライアントパッケージを使用してリモートホストに接続する場合、apfwconvjavaコマンドを使用する際に“-r”オプションを指定してください。

生成されるJavaソースファイルを以下に示します。なお、各ファイルの名称には、使用したIDLファイルで定義されている要素名が付加されます。

Javaソース名

概要

生成個数

xxx.java (注1)

構造体に対応するJavaソース

IDLファイルに定義した構造体定義1つに対して1ファイル生成されます。

yyyHelper.java (注2)

構造体・配列・バイナリ・typedefされた型のデータ変換用Javaソース

クラスの生成規則により、データ変換に必要な個数分生成されます。

zzzBean.java (注3)

IDLファイルに記述したオペレーション定義に対応するbeanのJavaソース

1ファイル生成されます。

zzzBeanCDR.java (注3)

beanのデータ変換用Javaソース

1ファイル生成されます。

注1)xxxにはIDLファイルへ定義した構造体名が入ります。
注2)yyyにはIDLファイルへ定義した構造体名、配列名、バイナリ名のいずれかが入ります。
注3)zzzにはIDLファイルへ定義したオペレーション名が入ります。

COBOLのサーバアプリケーションと連携する場合

COBOL開発支援ツールを使用してbean、データ変換クラス、ユーザ定義型クラスを生成します。COBOL開発支援ツールを使用した、bean、データ変換クラス、ユーザ定義型クラスの生成方法については、“14.4.5 COBOL実行基盤インタフェースの生成”を参照してください。

生成されるJavaソースファイルを以下に示します。

Javaソース名

概要

生成個数

xxx.java (注1)

集団項目に対応するJavaソース

登録集に定義した集団項目ごとに1ファイル生成されます。

yyyHelper.java (注2)

集団項目・OCCURS句・バイナリ・文字列定義のデータ変換用Javaソース

クラスの生成規則により、データ変換に必要な個数分生成されます。

zzzBean.java (注3)

アプリケーション情報に記述したプログラム名に対応するbeanのJavaソース

1ファイル生成されます。

zzzBeanCDR.java (注3)

beanのデータ変換用Javaソース

1ファイル生成されます。

注1)xxxには登録集へ定義した集団項目名が入ります。
注2)yyyには登録集へ定義した集団項目名、OCCURS句名、バイナリ名、文字列定義名のいずれかが入ります。
注3)zzzにはアプリケーション情報に指定したプログラム名が入ります。

ポイント

Javaソースの生成例は、“付録G クライアントアプリケーションで使用するbean・Javaクラスの生成例”を参照してください。

なお、生成されたJavaソースファイルを編集しないでください。
編集されたソースファイルを使用した場合、対処できないアプリケーション異常が発生する可能性があります。