アプリケーション情報入力ファイルは、C言語のサーバアプリケーションと連携する場合のみ使用します。
アプリケーション情報入力ファイルは、XML形式で記述します。
使用可能なタグを以下に示します。タグ名および値は、大文字と小文字が区別されます。
タグの記述形式については、“Interstage Business Application Server リファレンス”の“アプリケーション情報入力ファイルリファレンス”を参照してください。
タグ名 | 概要 |
|---|---|
apfw-app | アプリケーションインタフェース情報定義のルート要素です。 |
Server | サーバアプリケーションの定義を記述します。(注) |
Target | サーバアプリケーションのアプリケーション名を記述します。 |
Library | サーバアプリケーションのライブラリ名を記述します。 |
comment | 生成したソースファイルの先頭に注釈行として挿入する情報を格納したファイルのパスを含むファイル名を記述します。 |
userwork | サーバアプリケーションのインタフェースにアプリケーション作業域、アプリケーション作業域長を追加するかどうかを記述します。 |
pre | サーバアプリケーションで前処理を使用するかどうかを記述します。 |
post | サーバアプリケーションで後処理を使用するかどうかを記述します。 |
error | サーバアプリケーションでエラー処理を使用するかどうかを記述します。 |
posttrn | サーバアプリケーションでトランザクション後メッセージ編集処理を使用するかどうかを記述します。 |
result_info | サーバアプリケーションのインタフェースに、処理結果情報、および例外情報を追加するかどうかを記述します。 |
client | 業務処理開始アプリケーションまたはクライアントアプリケーションの定義を記述します。 |
bean | bean生成に必要な定義を記述します。 |
package | beanを生成する際に、生成するパッケージ名を記述します。 |
注)<server>タグの記述については、以下を参照してください。
注意
記述可能な個数を超えて同じタグを記述した場合は、先に記述されているタグが有効になります。
タグに同じ属性を複数記述した場合は、エラーになります。
生成されるJavaソースファイルの先頭に、指定したファイル内容でコメントを付ける場合は、以下の定義情報が必要になります。
<comment>タグ
コメントを記述したファイル名を記述します。
定義を省略した場合は、コメントは出力されません。
ポイント
コメントファイルは、テキスト形式で記述します。コメントにCOPYRIGHT、作成日を入れる場合の例を以下に示します。
COPYRIGHT 2008 FUJITSU LIMITED |
生成されるソースファイルの先頭には、以下のようにコメントが挿入されます。
/* |
なお、コメントファイルは、Javaクライアントアプリケーションと同じコード系で作成する必要があります。
生成されるJavaソースファイルのパッケージ名を指定する場合、以下の定義情報が必要になります。
<package>タグ
パッケージ名を必ず記述します。
定義を省略することはできません。
パッケージ名は、Javaのパッケージ名の仕様に従います。
なお、以下に示す予約語をそのままパッケージ名として使用することはできません。
bean
ctc
wtc
endian
cdr
ポイント
“abcbean”や“xxx.bean”のようにパッケージ名の一部としては使用できます。
Linux上で、C言語のサーバアプリケーションと連携する場合のアプリケーション情報入力ファイルの記述例を以下に示します。
例は、以下の設定情報で記述されています。
サーバアプリケーションのライブラリ名に、“libserverapl.so”を定義
コメントを出力
パッケージ名に“samplepkg”を定義
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<apfw-app>
<!--サーバアプリケーションの定義を記述します。-->
<server>
<!--サーバアプリケーションのアプリケーション名を指定します。-->
<!-- 省略できません。省略した場合はツールの実行時にエラー復帰します。 -->
<target name="apl" />
<!--サーバアプリケーションのライブラリ名を指定します。-->
<!-- 省略できません。省略した場合はツールの実行時にエラー復帰します。 -->
<library name="libserverapl.so" />
<!-- 生成されるファイルの先頭に指定したファイル内容をコメントとして出力します。 -->
<!-- 省略可能です。省略した場合はコメントを出力しません。 -->
<comment>C:\sample\xxx.txt</comment>
<!-- アプリケーション作業域の使用有無を指定します。 -->
<!-- 省略可能です。省略した場合はアプリケーション作業域を使用しません。 -->
<userwork flag="ON" />
<!--前処理の使用有無を指定します。 -->
<!-- 省略可能です。省略した場合は前処理を使用しません。 -->
<pre flag="ON" />
<!--後処理の使用有無を指定します。 -->
<!-- 省略可能です。省略した場合は後処理を使用しません。 -->
<post flag="ON" />
<!--エラー処理の使用有無を指定します。 -->
<!-- 省略可能です。省略した場合はエラー処理を使用しません。 -->
<error flag="ON" />
</server>
<!--クライアントアプリケーションの定義を記述します。-->
<client>
<!-- 生成されるファイルの先頭に指定したファイル内容をコメントとして出力します。 -->
<!-- 省略可能です。省略した場合はコメントを出力しません。 -->
<comment>C:\sample\xxx.txt</comment>
<!--beanの固有定義を定義します。 -->
<!--クライアントアプリケーションにbeanを使用しない場合、定義の必要はありません。-->
<bean> <package>samplepkg</package>
</bean>
</client>
</apfw-app> |
以下のディレクトリに、サンプルが格納されています。
![]()
/opt/FJSVibs/sample/appinfo/C/appinfo.xml |
![]()
[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\sample\appinfo\C\appinfo.xml |