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Interstage Navigator ServerV9.5.0 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

2.2.5 rn_locklogon(ログオンの規制設定/解除コマンド)

実行環境

実行環境の設定が必要です。

実行環境の設定は、“実行環境の設定”の“3.1 ユーザ管理コマンドの実行環境”を参照してください。

名前

rn_locklogon  -  ログオンの規制設定/解除コマンド

形式

rn_locklogon { [-l] | [-r] } { [-a] | [-g グループ名] } [-t {all | usr}] [-s]

機能説明

すべてのユーザ、または特定のグループのユーザに対して、Navigatorへのログオンの規制を設定/解除する場合に実行します。一般利用者だけを対象に設定することもできます。

本コマンドを使用することで、運用の停止を円滑に行うことなどができます。

すでにログオンしている利用者は継続して利用することができます。ただし、再ログオンはできません。なお、クライアントの強制切断コマンドによって、継続している利用者を切断することもできます。

パラメタを指定しない場合、現在の設定状態が表示されます。

-l

ログオンを規制する場合に指定します。

-r

すべてのログオンの規制を解除する場合に指定します。

-a

対象を全体にする場合に指定します。

-g グループ名

対象を特定のグループにする場合に指定します。

-t all | usr

ログオンの規制をする対象者を指定します。対象者は、以下から選択します。

all:管理者と一般利用者を対象にします。

usr:一般利用者を対象にします。

-s

画面にメッセージを表示しない場合に指定します。

復帰値

ユーザ管理コマンドは、復帰値を返却します。シェルやバッチなどからユーザ管理コマンドを呼び出す場合、この復帰値を使用してエラー判定を行うことができます。なお、正常終了でない復帰値の意味や対処法については、“Navigator Server メッセージリファレンス”の該当のメッセージの箇所を参照してください。

復帰値

メッセージ、または意味

0

正常終了

1

KVR19001E パラメタの指定に誤りがあります.

2

KVR19002E パラメタの指定に誤りがあります.

4

KVR19004E 運用が停止中です.

7

KVR19007E ログオンはすでに規制されています.

8

KVR19008E ログオンは規制されていません.

9

KVR19009E 指定したユーザまたはグループは存在しません.

10

KVR19010E タイムアウトが発生しました.

14

KVR19015E Navigator Serverの環境設定に誤りがあります.

15

KVR19016E ユーザ管理機能を使用した運用は行われておりません.

21

KVR19021E システムの仮想メモリが不足しています.

30

KVR19030E 作業ファイルのオープンに失敗しました.

31

KVR19031E 作業ファイルの読み込みに失敗しました.

40

KVR19040E システムエラーが発生しました.

41

KVR19041E 共有メモリへのアクセス中にエラーが発生しました.

42

KVR19042E システムの排他制御でエラーが発生しました.

表示形式

パラメタを指定しない場合、現在のログオンの規制を設定している状態が表示されます。

規制を設定していないときは、タイトルだけが表示されます。

  

文字数

カラム

表示内容

タイトル

表示例

1行目

20

20-39

グループ名

group-name

sales, employee, -----

5

14-18

グループID

g-id

12345, -----

6

7-12

対象者

target

all, usr

表示内容

表示されるタイトルと内容を以下に示します。

表示タイトル

表示内容

group-name

グループ指定でログオンが規制されているとき、グループ名が表示されます。

20バイトまでの半角英数字で表示されます。20バイトを超える場合は、17バイトまでが表示され、最後に「...」が表示されます。

規制の対象が「全体」のときは、「-----」と表示されます。

g-id

グループ指定でログオンが規制されているとき、グループIDが表示されます。

グループIDは、5桁の半角数字で表示されます。

規制の対象が「全体」のときは、「-----」と表示されます。

target

ログオンが規制されている対象者が表示されます。

対象者は、3文字の半角英字で表示されます。

  • all:管理者と一般利用者

  • usr:一般利用者

注意事項

ログオンの規制設定/解除コマンドを実行する場合、以下の注意が必要です。

使用例

現在の状態を表示する場合の例

rn_locklogon

全員のログオンを規制する場合の例

rn_locklogon -l -a -t all

salesグループの一般利用者のログオンを規制する場合の例

rn_locklogon -l -g sales -t usr

ログオンの規制を全部解除する場合の例

rn_locklogon -r -a -t all