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Interstage Navigator ServerV9.5.0 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

2.2.4 rn_sndmsg(メッセージ通知コマンド)

実行環境

実行環境の設定が必要です。

実行環境の設定は、“実行環境の設定”の“3.1 ユーザ管理コマンドの実行環境”を参照してください。

名前

rn_sndmsg  -  メッセージ通知コマンド

形式

メッセージを通知するコマンド形式
ログオン時のメッセージの通知をキャンセルするコマンド形式
登録してあるログオン時のメッセージを表示するコマンド形式

現在登録されているログオン時のメッセージを表示する場合

rn_sndmsg

機能説明

Navigatorサーバに接続しているクライアントの画面上に、ポップアップでメッセージを表示する場合に実行します。ただし、メッセージが表示されるのは、以下のアプリケーションを使用している場合です。

-r

現在接続しているクライアントの画面上にメッセージを通知する場合に指定します。

-l

ログオンするクライアントの画面上にメッセージを通知する場合に指定します。

-c

-lパラメタで設定したメッセージをキャンセルする場合に指定します。

この指定を行うと、ログオンしたクライアントの画面上に、メッセージは通知されません。

-a

クライアントのすべての利用者にメッセージを通知する場合に指定します。

-g グループ名

グループを指定してメッセージを通知する場合に指定します。

-u ユーザ名

ユーザを指定して、メッセージを通知する場合に指定します。

"メッセージ文"

通知するメッセージをダブルクォーテーションで括って指定します。

255バイトまでのメッセージを指定できます。255バイトを超えた場合、エラーとなります。

メッセージには、全角文字、および半角文字が使用できます。

-s

画面にメッセージを表示しない場合に指定します。

復帰値

ユーザ管理コマンドは、復帰値を返却します。シェルやバッチなどからユーザ管理コマンドを呼び出す場合、この復帰値を使用してエラー判定を行うことができます。なお、正常終了でない復帰値の意味や対処法については、“Navigator Server メッセージリファレンス”の該当のメッセージの箇所を参照してください。

復帰値

メッセージ、または意味

0

正常終了

1

KVR19001E パラメタの指定に誤りがあります.

2

KVR19002E パラメタの指定に誤りがあります.

4

KVR19004E 運用が停止中です.

9

KVR19009E 指定したユーザまたはグループは存在しません.

10

KVR19010E タイムアウトが発生しました.

12

KVR19012E 指定したユーザは接続していません.

13

KVR19013E メッセージの長さが制限値を超えています.

14

KVR19015E Navigator Serverの環境設定に誤りがあります.

15

KVR19016E ユーザ管理機能を使用した運用は行われておりません.

21

KVR19021E システムの仮想メモリが不足しています.

30

KVR19030E 作業ファイルのオープンに失敗しました.

31

KVR19031E 作業ファイルの読み込みに失敗しました.

40

KVR19040E システムエラーが発生しました.

41

KVR19041E 共有メモリへのアクセス中にエラーが発生しました.

42

KVR19042E システムの排他制御でエラーが発生しました.

注意事項

メッセージ通知コマンドを実行する場合、以下に示す注意が必要です。

使用例

接続中のすべてのユーザにメッセージを通知する場合の例

rn_sndmsg -r -a "本日17時にサーバをシャットダウンします。16時30分までにログオフしてください。"

特定のユーザ、suzukiにメッセージを通知する場合の例

rn_sndmsg -r -u suzuki "シャットダウンの時刻が過ぎています。至急ログオフしてください。"

特定のグループのユーザがログオンしたら、メッセージを通知する場合の例

rn_sndmsg -l -g sales "18時から辞書のセットアップを行うので、17時50分にログオンを規制します。"

上記で指定したメッセージの通知をキャンセルする場合の例

rn_sndmsg -c -g sales