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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 導入ガイド JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編
FUJITSU Software

6.6.3 Interstage Application ServerのJ2EE環境で運用する場合

次のように設定する場合を例として説明します。

設定項目

ワークユニット名

J_SVR

Charset-Web入力のWARファイル名

j_svr.war

Charset-Web入力のインストール先

C:\Program Files\JapanistSVR

6.6.3.1 環境ファイルの設定

環境ファイル(JapanistSVR.iniおよびUsers.properties)を、運用する環境にあわせて設定します。

詳しくは、「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」を次のように参照してください。

参照事項

参照先

環境ファイルの格納位置

「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.1.1項

設定時の注意事項

「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.1.3項

設定項目の説明

「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.2節(JapanistSVR.ini)および4.3節(Users.properties)

環境ファイル(JapanistSVR.ini)の各項目の設定例

"★"がついている項目を設定する

[SYSTEM]
JSVRChecker=false                            ★(*1)
WEBMASTER_NAME=あいうえお                    ★運用環境に応じて設定する
WEBMASTER_TEL=1234-5678-9012                 ★運用環境に応じて設定する
WEBMASTER_MAIL=xxx@yyy.zzz                   ★運用環境に応じて設定する

[ENV]
SCRIPT_PATH=/j_svr/page/ime/
PNG_PATH=/j_svr/fontserver
GRID_PATH=/j_svr/grid
HTML_CHARSET=Windows-31J                     ★運用文字コードに応じて設定する
LOG_PATH=C:\Program Files\JapanistSVR\logs

[UI]
CANDIDATEEX_BOOT_KEY=123(F12)                ★(*2)
CANDIDATEEX_ADRS_BOOT_KEY=113(F2)
CANDIDATEEX_ADRS_DICT=KUIN
SEARCHID_TOGGLE_KEY=119(F8)
THEME=BLUELIGHT
;CLIENTFONT=MS 明朝
;WITHOUT_CLIENTFONT_SPAN=
ADDRESS_PRIORITY=

*1 : 本マニュアルの手順に従ってインストールする場合は、この時点でJSVRCheckerの値をtrueにして、運用前の準備・確認用に、JSVRCheckerを動作可能に設定することをおすすめします。なお、JSVRCheckerを使用し終わったら、この値をfalseにしてWARファイルの作成と再配備を行い、JSVRCheckerを使用不可能な状態にしてください。

*2 : Internet Explorer 11の標準状態では、[F12]キーが「Internet Explorer開発者ツール」の起動に割り当てられているため、JSVR 部品の文字検索ダイアログ起動に標準で割り当てられているキーと重複します。これを回避するために、CANDIDATEEX_BOOT_KEYの値を適切に変更してください。
例えば、JSVR部品の文字検索ダイアログを[F9]キーで起動するように設定する場合は、CANDIDATEEX_BOOT_KEYの値を"120(F9)"に変更してください。

環境ファイル(Users.properties)の各項目の設定例

"★"がついている項目を設定する

GLYPH.FONT_DIR=C:\\Program Files\\JapanistSVR\\fonts
CHARACTER.CHARSETNAME=EJ_UNICODE2004MS                        ★運用文字コードを指定する
HWRECOG.SERVICE_PORT=8088
JSVR.DB_LOOKUP_NAME=java:comp/env/jdbc/CMWEB.JSVR             ★J2EE環境の場合はこのように設定する

6.6.3.2 JDBCデータソース管理の設定

次の手順で設定します。

手順

  1. Interstage管理コンソールを起動し、管理者権限でログインします。

  2. 左ペインで[リソース]-[JDBC]を選びます。

  3. 右ペインで[新規作成]タブを選択します。

  4. 右ペインで次のように設定し、[作成]ボタンを押します。

    [JDBCデータソース定義]

    項目名

    定義名

    CMWEB.JSVR

    データベースタイプ

    Symfoware

    [Symfoware定義]

    項目名

    データソースの種類

    Interstageのコネクションプーリングを使用する

    [必須プロパティ]

    項目名

    ユーザ名

    jsvr_usr

    パスワード

    jsvr_psw

    プロトコル

    ローカル

    データ資源名

    ICMWA000.JSVR

    [Symfowareオプション情報]

    項目名

    デフォルトスキーマ名

    JSVR

    その他パラメタ

    ctuneparam='CLI_WAIT_TIME=(30)'

    注意

    [必須プロパティ]のユーザ名およびパスワードには、「6.4.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定してください。

6.6.3.3 サーブレットコンテナへの配備

1. WARファイルの作成

次の手順で、WARファイルを作成します。

参考

インストール後、「6.11.1 JSVR部品運用の動作確認」で、JSVRCheckerによる動作チェックを行う際に、環境ファイル(JapanistSVR.ini)を編集します。それに伴ってWARファイルを再作成し、再配備する必要があります。本マニュアルの手順に従ってインストールし、運用前の準備・確認を行う場合は、ここでWARファイルを作成する前に、環境ファイル(JapanistSVR.ini)を編集してJSVRCheckerを動作可能に設定することをおすすめします。方法については、「6.11.1 JSVR部品運用の動作確認」のチェック手順の2を参照してください。

手順

  1. コマンドライン上で、"Charset-Web入力のインストール先\j_svr"フォルダに移動します。

  2. jarコマンドを使用して、j_svrフォルダ内のファイルすべてをアーカイブしたWARファイルを作成します。

コマンドライン操作の

> cd /d C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr
> jar -cf j_svr.war *

2. ワークユニットの作成

次の手順で、Charset-Web入力を動作させるためのワークユニットを作成します。

手順

  1. Interstage管理コンソールを起動し、管理者権限でログインします。

  2. 左ペインで、[Interstage管理コンソール]を展開した下層にある[ワークユニット]を選択します。

  3. 右ペインで[新規作成]タブを選んでから、次のように設定し、[作成]ボタンを押します。

    [簡易設定]

    項目名

    ワークユニット名

    J_SVR

    [ワークユニット設定]

    項目名

    クラスパス

    C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc3.jar

    C:\Program Files\JapanistSVR\jsvrcore\jsvr.jar

    パス

    C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\bin

    C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\ESQL\bin

    環境変数

    RDBNAME=ICMWA000

    [DBコネクション設定]のjdbc/CMWEB.JSVR

    項目名

    jdbc/CMWEB.JSVR

    チェックを入れる

    事前コネクト数

    10

    最大コネクション数

    10

    注意

    JSPカスタムタグインタフェースを使用する場合は、[ワークユニット設定]のクラスパスに、次の値もあわせて設定してください。

    C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr\WEB-INF\lib\jsvrtaglib.jar
  4. Interstage管理コンソール画面の左ペインで、[Interstage管理コンソール]を展開した下層にある[ワークユニット]の下に、作成したワークユニットの名前が表示されたことを確認します。

3. ワークユニットへWARファイルを配備

次の手順で、Charset-Web入力を動作させるためのワークユニットに、WARファイルを配備します。

手順

  1. Interstage管理コンソールを起動し、管理者権限でログインします。

  2. 左ペインで、[Interstage管理コンソール]を展開した下層にある[ワークユニット]を選択し、さらにCharset-Web入力を動作させるためのワークユニットを選択します。

    [Interstage管理コンソール]を展開した下層にある[ワークユニット]-[J_SVR]を選択します。

  3. 右ペインで、[配備]タブを選択します。[配備ファイル]の欄にWARファイルをフルパスで指定します。

  4. JSPカスタムタグインタフェースを使用する場合は、手順の3と同じ画面で、[詳細設定]の[表示]をクリックし、さらに[Webアプリケーション設定]の[表示]をクリックします。表示された項目のうち、[コンテキストの共有]で[する]を選択します。

    注意

    JSPカスタムタグインタフェースを使用しない場合は、この手順は不要です。

    参考

    JSPカスタムタグインタフェースについて詳しくは、「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の第1章の、JSPカスタムタグインタフェースに関する箇所を参照してください。

  5. [配備]ボタンをクリックします。

4. ワークユニットの起動

WARファイルを配備したワークユニットを起動してください。