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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 導入ガイド JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編
FUJITSU Software

6.6.4 Tomcatで運用する場合

次のように設定する場合を例として説明します。

設定項目

Tomcatのインストール先

C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 9.0

Charset-Web入力のインストール先

C:\Program Files\JapanistSVR

6.6.4.1 環境ファイルの設定

環境ファイル(JapanistSVR.iniおよびUsers.properties)を、運用する環境にあわせて設定します。

詳しくは、「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」を次のように参照してください。

参照事項

参照先

環境ファイルの格納位置

「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.1.1項

設定時の注意事項

「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.1.3項

設定項目の説明

「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.2節(JapanistSVR.ini)および4.3節(Users.properties)

環境ファイル(JapanistSVR.ini)の各項目の設定例

"★"がついている項目を設定する

[SYSTEM]
JSVRChecker=false
WEBMASTER_NAME=あいうえお                      ★運用環境に応じて設定する
WEBMASTER_TEL=1234-5678-9012                 ★運用環境に応じて設定する
WEBMASTER_MAIL=xxx@yyy.zzz                   ★運用環境に応じて設定する

[ENV]
SCRIPT_PATH=/j_svr/page/ime/
PNG_PATH=/j_svr/fontserver
GRID_PATH=/j_svr/grid
HTML_CHARSET=Windows-31J                     ★運用文字コードに応じて設定する
LOG_PATH=C:\Program Files\JapanistSVR\logs

[UI]
CANDIDATEEX_BOOT_KEY=123(F12)
CANDIDATEEX_ADRS_BOOT_KEY=113(F2)
CANDIDATEEX_ADRS_DICT=KUIN
SEARCHID_TOGGLE_KEY=119(F8)
THEME=BLUELIGHT
;CLIENTFONT=MS 明朝
;WITHOUT_CLIENTFONT_SPAN=
ADDRESS_PRIORITY=

環境ファイル(Users.properties)の各項目の設定例

"★"がついている項目を設定する

GLYPH.FONT_DIR=C:\\Program Files\\JapanistSVR\\fonts
CHARACTER.CHARSETNAME=EJ_UNICODE2004MS                        ★運用文字コードを指定する
HWRECOG.SERVICE_PORT=8088
JSVR.DB_LOOKUP_NAME=java:comp/env/jdbc/CMWEB.JSVR             ★Tomcatの環境の場合はこのように設定する

6.6.4.2 コンテナの環境設定

次の手順で設定します。

手順

  1. Tomcatを停止します。

  2. スタートメニューから[Apache Tomcat 9.0 Tomcat9]-[Configure Tomcat]を選択し、[Apache Tomcat 9.0 Tomcat9 Properties]ダイアログを起動します。

  3. [Java]タブの[Java Classpath:]へ次の内容を設定します。

    C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar;C:\Program Files\JapanistSVR\jsvrcore\jsvr.jar
  4. [Java]タブの[Java Options:]へ次の内容を設定します。

    -Djava.library.path=C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\bin;C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\ESQL\bin
    -Dcom.fujitsu.symfoware.installdir=C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys
  5. Tomcatの環境変数を次のように設定します。

    RDBNAME=ICMWA000

    コマンドライン操作の例

    > cd /d C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 9.0
    > bin\tomcat9 //US//Tomcat9 --Environment="RDBNAME=ICMWA000"
  6. URLパラメーターのエンコーディングに対し、リクエストボディの指定が適用されるよう、server.xmlのConnectorタグにuseBodyEncodingForURI="true"を設定します。

    server.xmlの例

    <Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1" connectionTimeout="20000" redirectPort="8443" useBodyEncodingForURI="true" />

    青字の部分を追加する。

6.6.4.3 サーブレットコンテナへの配備

次の手順で設定します。

手順

  1. Tomcatのコンテキスト設定ファイル"j_svr.xml"を次の内容で作成します。

    <Context docBase="C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr" >
        <Resource name="jdbc/CMWEB.JSVR" auth="Application" type="javax.sql.DataSource" maxActive="10" maxIdle="10"
     maxWait="30000" username="jsvr_usr" password="jsvr_psw"
     driverClassName="com.fujitsu.symfoware.jdbc.SYMDriver"
     url="jdbc:symfold:///ICMWA000.JSVR;schema=JSVR;ctuneparam='CLI_WAIT_TIME=(30)'"
     validationQuery="SELECT 1 FROM RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE" />
    </Context>

    docBaseには、Charset-Web入力のインストール先\j_svrのフルパスを設定してください。

    "jsvr_usr"と"jsvr_psw"には、「6.4.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定してください。

    注意

    JSPカスタムタグインタフェースを使用する場合は、上記に加えて、クロスコンテキスト(crossContext)をtrueに設定します。

    コンテキスト設定ファイルj_svr.xmlの例

    <Context docBase="C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr" crossContext="true" >
        <Resource name= ...  />                                                     ※上の説明での内容と同じ
    </Context>

    参考

    JSPカスタムタグインタフェースについて詳しくは、「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の第1章の、JSPカスタムタグインタフェースに関する箇所を参照してください。

  2. 作成したコンテキスト設定ファイルj_svr.xmlを"Tomcatのインストール先\conf\[enginename]\[hostname]"フォルダに配置します。

    j_svr.xmlの配置先の

    C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 9.0\conf\Catalina\localhost\j_svr.xml

    Tomcatのインストール直後の状態では、[enginename]は"Catalina"、[hostname]は"localhost"と設定されています。

  3. ここまでのセットアップ内容を反映させるために、Tomcatを再起動します。

参考

部門サーバにて、Tomcatとは別にWebサーバの環境を構築して運用している場合は、必要に応じて、WebサーバとTomcatとの連携部分へも必要な設定を加えてください。内容や方法については、使用しているWebサーバのマニュアルを参照してください。