次のように設定する場合を例として説明します。
設定項目 | 値 |
---|---|
クラスタ名 | jsvrcluster |
インスタンス名 | jsvrserver |
プール名 | CMWEB.JSVR |
JNDI名 | jdbc/CMWEB.JSVR |
Charset-Web入力のインストール先 | C:\Program Files\JapanistSVR |
環境ファイル(JapanistSVR.iniおよびUsers.properties)を、運用する環境にあわせて設定します。
詳しくは、「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」を次のように参照してください。
参照事項 | 参照先 |
---|---|
環境ファイルの格納位置 | 「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.1.1項 |
設定時の注意事項 | 「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.1.3項 |
設定項目の説明 | 「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.2節(JapanistSVR.ini)および4.3節(Users.properties) |
例
環境ファイル(JapanistSVR.ini)の各項目の設定例
"★"がついている項目を設定する
[SYSTEM] JSVRChecker=false ★(*1) WEBMASTER_NAME=あいうえお ★運用環境に応じて設定する WEBMASTER_TEL=1234-5678-9012 ★運用環境に応じて設定する WEBMASTER_MAIL=xxx@yyy.zzz ★運用環境に応じて設定する [ENV] SCRIPT_PATH=/j_svr/page/ime/ PNG_PATH=/j_svr/fontserver GRID_PATH=/j_svr/grid HTML_CHARSET=Windows-31J ★運用文字コードに応じて設定する LOG_PATH=C:\Program Files\JapanistSVR\logs [UI] CANDIDATEEX_BOOT_KEY=123(F12) ★(*2) CANDIDATEEX_ADRS_BOOT_KEY=113(F2) CANDIDATEEX_ADRS_DICT=KUIN SEARCHID_TOGGLE_KEY=119(F8) THEME=BLUELIGHT ;CLIENTFONT=MS 明朝 ;WITHOUT_CLIENTFONT_SPAN= ADDRESS_PRIORITY=
*1 : 本マニュアルの手順に従ってインストールする場合は、この時点でJSVRCheckerの値をtrueにして、運用前の準備・確認用に、JSVRCheckerを動作可能に設定することをおすすめします。なお、JSVRCheckerを使用し終わったら、この値をfalseにしてWARファイルの作成と再配備を行い、JSVRCheckerを使用不可能な状態にしてください。
*2 : Internet Explorer 11の標準状態では、[F12]キーが「Internet Explorer開発者ツール」の起動に割り当てられているため、JSVR 部品の文字検索ダイアログ起動に標準で割り当てられているキーと重複します。これを回避するために、CANDIDATEEX_BOOT_KEYの値を適切に変更してください。
例えば、JSVR部品の文字検索ダイアログを[F9]キーで起動するように設定する場合は、CANDIDATEEX_BOOT_KEYの値を"120(F9)"に変更してください。
環境ファイル(Users.properties)の各項目の設定例
"★"がついている項目を設定する
GLYPH.FONT_DIR=C:\\Program Files\\JapanistSVR\\fonts CHARACTER.CHARSETNAME=EJ_UNICODE2004MS ★運用文字コードを指定する HWRECOG.SERVICE_PORT=8088 JSVR.DB_LOOKUP_NAME=jdbc/CMWEB.JSVR ★Java EE環境の場合はこのように設定する
次の手順で設定します。
JDBC接続プールを設定します。設定内容は次のとおりです。
項目名 | 値 |
---|---|
名前 | CMWEB.JSVR |
データソースクラス名 | com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource |
リソースタイプ | javax.sql.ConnectionPoolDataSource |
項目名 | 値 |
---|---|
初期および最小プールサイズ | 10 |
最大プールサイズ | 10 |
プールサイズ変動量 | 1 |
項目名 | 値 |
---|---|
検証方法 | table |
テーブル名 | RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE |
項目名 | 値 |
---|---|
databaseName | ICMWA000.JSVR |
networkProtocol | symfold |
user | jsvr_usr |
password | jsvr_psw |
SYMOption | schema=JSVR |
ctuneparam | 'CLI_WAIT_TIME=(30)' |
注意
追加プロパティのuserおよびpasswordには、「6.4.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定してください。
例
コマンドプロンプトでの設定例
> asadmin create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource --restype javax.sql.ConnectionPoolDataSource --steadypoolsize 10 --maxpoolsize 10 --poolresize 1 --validationmethod table --validationtable RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE --property databaseName=ICMWA000.JSVR:networkProtocol=symfold:user=jsvr_usr:password=jsvr_psw: SYMOption=schema\=JSVR:ctuneparam='CLI_WAIT_TIME\=(30)' CMWEB.JSVR
青字の部分は、「6.4.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定する。
クラスタを作成します。
例
コマンドプロンプトでの設定例
> asadmin create-cluster --newinstances jsvrserver jsvrcluster
作成したクラスタに対して環境設定を行います。設定内容は次のとおりです。
RDBNAME=ICMWA000
C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\bin
C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\ESQL\bin
C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar
C:\Program Files\JapanistSVR\jsvrcore\jsvr.jar
注意
ネイティブライブラリパスを設定する場合は、下記のコマンドを使用してください。
asadmin set node-agent.ijna.property.com.fujitsu.interstage.javaee.admin.path.<IJServerクラスタ名>="<パス列>"
本定義項目は、Charset-Web入力が使用するNode Agentの追加プロパティです。その他の用途で利用しないでください。
パス列の指定方法/エラー対処については、Interstage Application Serverのasadminコマンドのsetサブコマンドの記述を参照してください。
JSPカスタムタグインタフェースを使用する場合は、クラスパスのサフィックスに、次の値もあわせて設定してください。
C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr\WEB-INF\lib\jsvrtaglib.jar
例
コマンドプロンプトでの設定例
> asadmin set jsvrcluster.ijserver-control.environment-variable="RDBNAME=ICMWA000" > asadmin set node-agent.ijna.property.com.fujitsu.interstage.javaee.admin.path.jsvrcluster="C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\bin${path.separator}C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\ESQL\bin" > asadmin set jsvrcluster.java-config.classpath-suffix="C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar${path.separator}C:\Program Files\JapanistSVR\jsvrcore\jsvr.jar"
クラスタからJDBC接続を利用できるように設定します。設定内容は次のとおりです。
jdbc/CMWEB.JSVR
CMWEB.JSVR
jsvrcluster
例
コマンドプロンプトでの設定例
> asadmin create-jdbc-resource --target jsvrcluster --connectionpoolid CMWEB.JSVR jdbc/CMWEB.JSVR
1. WARファイルの作成
次の手順で、WARファイルを作成します。
参考
インストール後、「6.11.1 JSVR部品運用の動作確認」で、JSVRCheckerによる動作チェックを行う際に、環境ファイル(JapanistSVR.ini)を編集します。それに伴ってWARファイルを再作成し、再配備する必要があります。本マニュアルの手順に従ってインストールし、運用前の準備・確認を行う場合は、ここでWARファイルを作成する前に、環境ファイル(JapanistSVR.ini)を編集してJSVRCheckerを動作可能に設定することをおすすめします。方法については、「6.11.1 JSVR部品運用の動作確認」のチェック手順の2を参照してください。
手順
コマンドライン上で、"Charset-Web入力のインストール先\j_svr"フォルダに移動します。
jarコマンドを使用して、j_svrフォルダ内のファイルすべてをアーカイブしたWARファイルを作成します。
例
コマンドライン操作の例
> cd /d C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr > jar -cf j_svr.war *
2. クラスタへWARを配備
次の手順で、クラスタへWARを配備します。
手順
コマンドライン上で、"Charset-Web入力のインストール先\j_svr"フォルダに移動します。
asadminコマンドを使用して、クラスタへWARファイルを配備します。
例
コマンドライン操作の例
> cd /d C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr > asadmin deploy --target jsvrcluster j_svr.war
3. クラスタの起動
前手順で設定した環境変数を有効化してクラスタを起動するために、Node Agentサービスを再起動します。
例
コマンドライン操作の例
> ijnastop > ijnastart