ページの先頭行へ戻る
Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 導入ガイド JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編
FUJITSU Software

6.6.1 Interstage Application ServerのJava EE 7環境で運用する場合

次のように設定する場合を例として説明します。

設定項目

クラスタ名

jsvrcluster

インスタンス名

jsvrserver

プール名

CMWEB.JSVR

JNDI名

jdbc/CMWEB.JSVR

Charset-Web入力のインストール先

C:\Program Files\JapanistSVR

注意

  • 本手順では、Interstage Java EE 7 DAS サービスが起動済、かつログイン済であることを前提としています。

  • Interstage Application Serverの「Java EE 7 設計・構築・運用ガイド」も参照してください。

6.6.1.1 環境ファイルの設定

環境ファイル(JapanistSVR.iniおよびUsers.properties)を、運用する環境にあわせて設定します。

詳しくは、「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」を次のように参照してください。

参照事項

参照先

環境ファイルの格納位置

「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.1.1項

設定時の注意事項

「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.1.3項

設定項目の説明

「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.2節(JapanistSVR.ini)および4.3節(Users.properties)

環境ファイル(JapanistSVR.ini)の各項目の設定例

"★"がついている項目を設定する

[SYSTEM]
JSVRChecker=false                            ★(*1)
WEBMASTER_NAME=あいうえお                    ★運用環境に応じて設定する
WEBMASTER_TEL=1234-5678-9012                 ★運用環境に応じて設定する
WEBMASTER_MAIL=xxx@yyy.zzz                   ★運用環境に応じて設定する

[ENV]
SCRIPT_PATH=/j_svr/page/ime/
PNG_PATH=/j_svr/fontserver
GRID_PATH=/j_svr/grid
HTML_CHARSET=Windows-31J                     ★運用文字コードに応じて設定する
LOG_PATH=C:\Program Files\JapanistSVR\logs

[UI]
CANDIDATEEX_BOOT_KEY=123(F12)                ★(*2)
CANDIDATEEX_ADRS_BOOT_KEY=113(F2)
CANDIDATEEX_ADRS_DICT=KUIN
SEARCHID_TOGGLE_KEY=119(F8)
THEME=BLUELIGHT
;CLIENTFONT=MS 明朝
;WITHOUT_CLIENTFONT_SPAN=
ADDRESS_PRIORITY=

*1 : 本マニュアルの手順に従ってインストールする場合は、この時点でJSVRCheckerの値をtrueにして、運用前の準備・確認用に、JSVRCheckerを動作可能に設定することをおすすめします。なお、JSVRCheckerを使用し終わったら、この値をfalseにしてWARファイルの作成と再配備を行い、JSVRCheckerを使用不可能な状態にしてください。

*2 : Internet Explorer 11の標準状態では、[F12]キーが「Internet Explorer開発者ツール」の起動に割り当てられているため、JSVR 部品の文字検索ダイアログ起動に標準で割り当てられているキーと重複します。これを回避するために、CANDIDATEEX_BOOT_KEYの値を適切に変更してください。
例えば、JSVR部品の文字検索ダイアログを[F9]キーで起動するように設定する場合は、CANDIDATEEX_BOOT_KEYの値を"120(F9)"に変更してください。

環境ファイル(Users.properties)の各項目の設定例

"★"がついている項目を設定する

GLYPH.FONT_DIR=C:\\Program Files\\JapanistSVR\\fonts
CHARACTER.CHARSETNAME=EJ_UNICODE2004MS                        ★運用文字コードを指定する
HWRECOG.SERVICE_PORT=8088
JSVR.DB_LOOKUP_NAME=jdbc/CMWEB.JSVR                           ★Java EE 7環境の場合はこのように設定する

6.6.1.2 JDBCデータソース管理の設定

次の手順で設定します。

  1. JDBC接続プールを設定します。設定内容は次のとおりです。

    一般設定

    項目名

    名前

    CMWEB.JSVR

    データソースクラス名

    com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource

    リソースタイプ

    javax.sql.ConnectionPoolDataSource

    プール設定

    項目名

    初期および最小プールサイズ

    10

    最大プールサイズ

    10

    プールサイズ変動量

    1

    接続検証

    項目名

    検証方法

    table

    テーブル名

    RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE

    追加プロパティ

    項目名

    databaseName

    ICMWA000.JSVR

    networkProtocol

    symfold

    user

    jsvr_usr

    password

    jsvr_psw

    SYMOption

    schema=JSVR

    ctuneparam

    'CLI_WAIT_TIME=(30)'

    注意

    追加プロパティのuserおよびpasswordには、「6.4.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定してください。

    コマンドプロンプトでの設定例

    > asadmin create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource
     --restype javax.sql.ConnectionPoolDataSource --steadypoolsize 10 --maxpoolsize 10 --poolresize 1
     --validationmethod table --validationtable RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE
     --property databaseName=ICMWA000.JSVR:networkProtocol=symfold:user=jsvr_usr:password=jsvr_psw:
    SYMOption=schema\=JSVR:ctuneparam=\'CLI_WAIT_TIME\=(30)\' CMWEB.JSVR

    青字の部分は、「6.4.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定する。

  2. クラスタを作成します。

    コマンドプロンプトでの設定例

    > asadmin create-cluster jsvrcluster
    > asadmin create-local-instance --cluster jsvrcluster jsvrserver
  3. PCMIサービスに対して環境設定を行います。設定内容は次のとおりです。

    環境変数

    RDBNAME=ICMWA000

    内部データベースのインストール先
    Charset-Web入力のインストール先\rdbsys
    ネイティブライブラリパス
    Charset-Web入力のインストール先\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\bin
    Charset-Web入力のインストール先\rdbsys\SFWCLNT\ESQL\bin
    クラスパスのサフィックス
    Charset-Web入力のインストール先\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar
    Charset-Web入力のインストール先\jsvrcore\jsvr.jar

    注意

    JSPカスタムタグインタフェースを使用する場合は、クラスパスのサフィックスに、次の値もあわせて設定してください。

    C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr\WEB-INF\lib\jsvrtaglib.jar

    PCMIプロファイルの作成先

    C:\Interstage\F3FMisje7\var\pcmi\isje7\profile\jsvrprofile.xml

    PCMIプロファイルの設定内容

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <Profile xmlns="http://pcmi.interstage.fujitsu.com/Profile">
      <EnvironmentVariables>
        <Variable>RDBNAME=ICMWA000</Variable>
      </EnvironmentVariables>
    </Profile>

    コマンドプロンプトでの設定例

    > asadmin create-jvm-options --target jsvrcluster -Dcom.fujitsu.interstage.pcmi.profileName=jsvrprofile.xml
    > asadmin create-jvm-options --target jsvrcluster -Dcom.fujitsu.symfoware.installdir="C\:\\Program Files\\JapanistSVR\\rdbsys"
    > asadmin set jsvrcluster.java-config.native-library-path-suffix="C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\bin${path.separator}C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\ESQL\bin"
    > asadmin set jsvrcluster.java-config.isjee-classpath-suffix="C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar${path.separator}C:\Program Files\JapanistSVR\jsvrcore\jsvr.jar"
  4. クラスタからJDBC接続を利用できるように設定します。設定内容は次のとおりです。

    JNDI名

    jdbc/CMWEB.JSVR

    プール名

    CMWEB.JSVR

    ターゲット

    jsvrcluster

    コマンドプロンプトでの設定例

    > asadmin create-jdbc-resource --target jsvrcluster --connectionpoolid CMWEB.JSVR jdbc/CMWEB.JSVR

6.6.1.3 サーブレットコンテナへの配備

1. WARファイルの作成

次の手順で、WARファイルを作成します。

参考

インストール後、「6.11.1 JSVR部品運用の動作確認」で、JSVRCheckerによる動作チェックを行う際に、環境ファイル(JapanistSVR.ini)を編集します。それに伴ってWARファイルを再作成し、再配備する必要があります。本マニュアルの手順に従ってインストールし、運用前の準備・確認を行う場合は、ここでWARファイルを作成する前に、環境ファイル(JapanistSVR.ini)を編集してJSVRCheckerを動作可能に設定することをおすすめします。方法については、「6.11.1 JSVR部品運用の動作確認」のチェック手順の2を参照してください。

手順

  1. コマンドライン上で、"Charset-Web入力のインストール先\j_svr"フォルダに移動します。

  2. jarコマンドを使用して、j_svrフォルダ内のファイルすべてをアーカイブしたWARファイルを作成します。

コマンドライン操作の

> cd /d C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr
> jar -cf j_svr.war *

2. クラスタへWARを配備

次の手順で、クラスタへWARを配備します。

手順

  1. コマンドライン上で、"Charset-Web入力のインストール先\j_svr"フォルダに移動します。

  2. asadminコマンドを使用して、クラスタへWARファイルを配備します。

コマンドライン操作の

> cd /d C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr
> asadmin deploy --target jsvrcluster j_svr.war

3. クラスタの起動

JSVR部品を配備したクラスタを起動します。

コマンドライン操作の

> asadmin start-cluster jsvrcluster