次のように設定する場合を例として説明します。
設定項目 | 値 |
---|---|
クラスタ名 | jsvrcluster |
インスタンス名 | jsvrserver |
プール名 | CMWEB.JSVR |
JNDI名 | jdbc/CMWEB.JSVR |
Charset-Web入力のインストール先 | C:\Program Files\JapanistSVR |
注意
本手順では、Interstage Java EE 7 DAS サービスが起動済、かつログイン済であることを前提としています。
Interstage Application Serverの「Java EE 7 設計・構築・運用ガイド」も参照してください。
環境ファイル(JapanistSVR.iniおよびUsers.properties)を、運用する環境にあわせて設定します。
詳しくは、「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」を次のように参照してください。
参照事項 | 参照先 |
---|---|
環境ファイルの格納位置 | 「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.1.1項 |
設定時の注意事項 | 「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.1.3項 |
設定項目の説明 | 「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.2節(JapanistSVR.ini)および4.3節(Users.properties) |
例
環境ファイル(JapanistSVR.ini)の各項目の設定例
"★"がついている項目を設定する
[SYSTEM] JSVRChecker=false ★(*1) WEBMASTER_NAME=あいうえお ★運用環境に応じて設定する WEBMASTER_TEL=1234-5678-9012 ★運用環境に応じて設定する WEBMASTER_MAIL=xxx@yyy.zzz ★運用環境に応じて設定する [ENV] SCRIPT_PATH=/j_svr/page/ime/ PNG_PATH=/j_svr/fontserver GRID_PATH=/j_svr/grid HTML_CHARSET=Windows-31J ★運用文字コードに応じて設定する LOG_PATH=C:\Program Files\JapanistSVR\logs [UI] CANDIDATEEX_BOOT_KEY=123(F12) ★(*2) CANDIDATEEX_ADRS_BOOT_KEY=113(F2) CANDIDATEEX_ADRS_DICT=KUIN SEARCHID_TOGGLE_KEY=119(F8) THEME=BLUELIGHT ;CLIENTFONT=MS 明朝 ;WITHOUT_CLIENTFONT_SPAN= ADDRESS_PRIORITY=
*1 : 本マニュアルの手順に従ってインストールする場合は、この時点でJSVRCheckerの値をtrueにして、運用前の準備・確認用に、JSVRCheckerを動作可能に設定することをおすすめします。なお、JSVRCheckerを使用し終わったら、この値をfalseにしてWARファイルの作成と再配備を行い、JSVRCheckerを使用不可能な状態にしてください。
*2 : Internet Explorer 11の標準状態では、[F12]キーが「Internet Explorer開発者ツール」の起動に割り当てられているため、JSVR 部品の文字検索ダイアログ起動に標準で割り当てられているキーと重複します。これを回避するために、CANDIDATEEX_BOOT_KEYの値を適切に変更してください。
例えば、JSVR部品の文字検索ダイアログを[F9]キーで起動するように設定する場合は、CANDIDATEEX_BOOT_KEYの値を"120(F9)"に変更してください。
環境ファイル(Users.properties)の各項目の設定例
"★"がついている項目を設定する
GLYPH.FONT_DIR=C:\\Program Files\\JapanistSVR\\fonts CHARACTER.CHARSETNAME=EJ_UNICODE2004MS ★運用文字コードを指定する HWRECOG.SERVICE_PORT=8088 JSVR.DB_LOOKUP_NAME=jdbc/CMWEB.JSVR ★Java EE 7環境の場合はこのように設定する
次の手順で設定します。
JDBC接続プールを設定します。設定内容は次のとおりです。
項目名 | 値 |
---|---|
名前 | CMWEB.JSVR |
データソースクラス名 | com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource |
リソースタイプ | javax.sql.ConnectionPoolDataSource |
項目名 | 値 |
---|---|
初期および最小プールサイズ | 10 |
最大プールサイズ | 10 |
プールサイズ変動量 | 1 |
項目名 | 値 |
---|---|
検証方法 | table |
テーブル名 | RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE |
項目名 | 値 |
---|---|
databaseName | ICMWA000.JSVR |
networkProtocol | symfold |
user | jsvr_usr |
password | jsvr_psw |
SYMOption | schema=JSVR |
ctuneparam | 'CLI_WAIT_TIME=(30)' |
注意
追加プロパティのuserおよびpasswordには、「6.4.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定してください。
例
コマンドプロンプトでの設定例
> asadmin create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource --restype javax.sql.ConnectionPoolDataSource --steadypoolsize 10 --maxpoolsize 10 --poolresize 1 --validationmethod table --validationtable RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE --property databaseName=ICMWA000.JSVR:networkProtocol=symfold:user=jsvr_usr:password=jsvr_psw: SYMOption=schema\=JSVR:ctuneparam=\'CLI_WAIT_TIME\=(30)\' CMWEB.JSVR
青字の部分は、「6.4.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定する。
クラスタを作成します。
例
コマンドプロンプトでの設定例
> asadmin create-cluster jsvrcluster > asadmin create-local-instance --cluster jsvrcluster jsvrserver
PCMIサービスに対して環境設定を行います。設定内容は次のとおりです。
RDBNAME=ICMWA000
Charset-Web入力のインストール先\rdbsys
Charset-Web入力のインストール先\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\bin
Charset-Web入力のインストール先\rdbsys\SFWCLNT\ESQL\bin
Charset-Web入力のインストール先\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar
Charset-Web入力のインストール先\jsvrcore\jsvr.jar
注意
JSPカスタムタグインタフェースを使用する場合は、クラスパスのサフィックスに、次の値もあわせて設定してください。
C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr\WEB-INF\lib\jsvrtaglib.jar
例
PCMIプロファイルの作成先
C:\Interstage\F3FMisje7\var\pcmi\isje7\profile\jsvrprofile.xml
PCMIプロファイルの設定内容
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <Profile xmlns="http://pcmi.interstage.fujitsu.com/Profile"> <EnvironmentVariables> <Variable>RDBNAME=ICMWA000</Variable> </EnvironmentVariables> </Profile>
コマンドプロンプトでの設定例
> asadmin create-jvm-options --target jsvrcluster -Dcom.fujitsu.interstage.pcmi.profileName=jsvrprofile.xml > asadmin create-jvm-options --target jsvrcluster -Dcom.fujitsu.symfoware.installdir="C\:\\Program Files\\JapanistSVR\\rdbsys" > asadmin set jsvrcluster.java-config.native-library-path-suffix="C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\bin${path.separator}C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\ESQL\bin" > asadmin set jsvrcluster.java-config.isjee-classpath-suffix="C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar${path.separator}C:\Program Files\JapanistSVR\jsvrcore\jsvr.jar"
クラスタからJDBC接続を利用できるように設定します。設定内容は次のとおりです。
jdbc/CMWEB.JSVR
CMWEB.JSVR
jsvrcluster
例
コマンドプロンプトでの設定例
> asadmin create-jdbc-resource --target jsvrcluster --connectionpoolid CMWEB.JSVR jdbc/CMWEB.JSVR
1. WARファイルの作成
次の手順で、WARファイルを作成します。
参考
インストール後、「6.11.1 JSVR部品運用の動作確認」で、JSVRCheckerによる動作チェックを行う際に、環境ファイル(JapanistSVR.ini)を編集します。それに伴ってWARファイルを再作成し、再配備する必要があります。本マニュアルの手順に従ってインストールし、運用前の準備・確認を行う場合は、ここでWARファイルを作成する前に、環境ファイル(JapanistSVR.ini)を編集してJSVRCheckerを動作可能に設定することをおすすめします。方法については、「6.11.1 JSVR部品運用の動作確認」のチェック手順の2を参照してください。
手順
コマンドライン上で、"Charset-Web入力のインストール先\j_svr"フォルダに移動します。
jarコマンドを使用して、j_svrフォルダ内のファイルすべてをアーカイブしたWARファイルを作成します。
例
コマンドライン操作の例
> cd /d C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr > jar -cf j_svr.war *
2. クラスタへWARを配備
次の手順で、クラスタへWARを配備します。
手順
コマンドライン上で、"Charset-Web入力のインストール先\j_svr"フォルダに移動します。
asadminコマンドを使用して、クラスタへWARファイルを配備します。
例
コマンドライン操作の例
> cd /d C:\Program Files\JapanistSVR\j_svr > asadmin deploy --target jsvrcluster j_svr.war
3. クラスタの起動
JSVR部品を配備したクラスタを起動します。
例
コマンドライン操作の例
> asadmin start-cluster jsvrcluster